医師になってからの車経歴のご紹介です。

昨日の続きです↓

 

 

2011年に医師国家試験に合格、晴れて医師となり・・・

研修医、形成外科に入局と忙しい毎日を送りました。

 

2015年、医師5年目となり資金に余裕が出てきて・・・ついに夢だった

 

レース参戦

 

を果たします。

 

ミスタールマン(で、ものすごく有名、特にフランスで)である

寺田陽次郎さんの門下生となり

『TEAM TERRAMOS』

のドライバーとしてレース参戦しました。

 

参戦したレースは「ロードスター・パーティレース」

この写真は最終戦です↓

左から 

チームメイトの鎌倉くん(86プロクラスに参戦)

寺田さん

堤優威選手(スーパーGT、86プロクラスで活躍)

加藤さん(堤選手のチームの監督)

 

です。最終戦は私がポイントリーダーでファイナルラップまでトップだったのに、最後に気を抜いてミス⇨堤選手に抜かれてシリーズ2位に涙

 

優勝した堤選手は日本代表となり、翌年のGLOBAL CUP参戦して世界3位に・・・

 とほほ汗

 

堤くんは凄い!!いつでも速い笑

 

2016年は引き続きパーティレースに参戦

7戦7勝してシリーズチャンピオンを獲得

堤選手の抜けたレースで完勝できました。

実は最終戦で女子レーサーの猪爪選手に予選で敗れ・・・

 

正確には

7戦 6回予選1位 7勝 

その猪爪選手は現在、S耐久やTCRジャパンで活躍しています。

 

 

翌年の2017年はスカラシップでS耐久に参戦

野上プロジェクトさん(TEAM NOPRO)から参戦
 
富士10時間と最終戦に優勝しシリーズ2位になれました。
チーム戦であり、先輩ドライバーに沢山ご指導いただきました。
 
監督の野上さんはなんと、両親の40年前のレース仲間。
世界は狭いです笑

 

 

翌年の2018年は全財産を投入して、憧れだった

GLOBAL MX5 CUP

に参戦。

 

ついにプロレーサーと対決、そして3年前に敗れた堤選手を倒すぞ!と意気込んで戦いました。

この年が私のレース生活のピークだったと思います。

↑コンビニにポスターが貼られていました。今でも記念に自宅で飾ってあります。
 

このレースはチーム運営費が1000~3000万かかると言われました。

 

スポンサー様やチームオーナー様、残りはドライバー(持ち込みの人は。プロや堤選手は給料が出ていますが・・・)

 

今だから言えます。私はこのレースに600万円を投入しました。

残りはチームからです。今でも感謝しかありません。

 

その他に板金代(このレースは接触が多く、毎戦支払うハメに・・・涙)

自分の宿泊費

練習費

で200万かかりました。

 

つまり800万円かかったわけです。

3つあった銀行口座の残金がほぼ0になりました。

 

レースの賞金(優勝すると50万円!!)が入るのですが、賞金の振込と板金代の支払日が逆になると借金をせざる負えない状況まで追い込まれました。

 

私は元々、美容外科を目指しておりまたが、形成外科を10年やるつもりでした。

ですが、この時に資金難となり想定より大幅に早く美容外科に転向することになりました(形成外科5年で)

 

このレースの成績ははっきり言ってパッとしませんでした。

堤選手を倒すどころか、シリーズ3位となり、世界一決定戦への参戦権(2位まで参戦)の切符を逃しました。

 

 

ですが、悔いはありませんでした。

このレースでは多くのことを学び、良い・悪い思い出が沢山あります。

人生勉強としてこの年を超えるものはありません。

 この話をすると尺が長くなるので、これは追々で。

 

 

2019年『TEAM TERRAMOS』を離れて自分のチームである

 

『UmeRacing』

 

を立ち上げました。

自身のレース参戦・レースサポート・ドライビングスクール・インストラクター業

を行います。

 

自身では心機一転でフォーミュラーレースに参戦しました。

スーパーFJ鈴鹿シリーズ 

前々年のチャンピオンはF1ドライバーである角田選手です!!

 

今までツーリングカーしか乗ったことのない私は初体験です。

そして周りの選手は16~20歳の若者ばかり。

私はオッサン扱いされました笑

 

レースの方は慣れないフォーミュラーカーを全く乗りこなせず、7位が最高順位汗

どうやっても速く走れませんでした。

というより体力が足りなくて、ハンドルが重い・Gがきつい・風圧で頭が持ってかれる・・・

でまともに走れませんでした。

 

唯一、まともに叩けたのは雨のレースです。

雨でスピードが落ちたため、体力の無さがカバーできトップグループと同等で走れました。

 

この年からレーシングスクールを開催

最初は参加者が5人しか集まらず大赤字でしたが、今は募集して参加者がすぐに集まるぐらいまでになりました。

 

2020年は当時(今も)世界一のツーリングカーレースである「86レース」参戦に向けて練習していましたが・・・

まさかの『コロナ渦』となり断念。。

 

 

その後、三栄書房様の雑誌『REVSPEED』のコラムを担当させてさせて頂くこととなり

毎年恒例の『メディア対抗ロードスター4時間耐久レース』に参戦

 

レースは耐久で燃費走行を強いられますが、予選は全開一発の速さ対決です。

どのチームも助っ人のプロドライバーが予選で速さ対決をします。

 

私は4年連続で予選1位(ポールポジション)を獲得!!

 

今年の9月は5年連続を狙います!

 

 

 

レースの世界は短期で学べる人生勉強のようなものです。
 
まず、
多くの人が関わります
監督・エンジニア・メカニック・マネージャー・チームメイト・サポーター・レースクイーン?・・・etc
 
喜怒哀楽があります
勝てば喜び
負ければ悔しい・悲しい
相手との喧嘩あり
・・・
 
政治があります
レース運営
自動車メーカー、アフターパーツメーカーの兼ね合い
給料がもらえるドライバー・持参金が必要なドライバー
 
それがレースウィーク(レースによっては1日)で全てがひっくり返ります。
多くのことを学び、多くの人脈ができました。
 
多額の金銭を使い、途轍もない時間を使いましたが、他では変えられない経験と思い出があります。
今の私があるのはレースのおかげです。

 

▼うめだ美容外科クリニック▼

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☎️03-6300-0050

⏰10時〜19時(火曜•水曜 定休)

 

 

 

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