二重切開の修正手術解説の途中ですが、ここで改めて復習です。
 
二重と一重の違い、そして二重切開のイラスト解説です。
 

まずは瞼の解剖

いつも幼稚なイラストでごめんなさい汗

 

このイラストに書かれた解剖の構造はとても大切です。

西洋人アジア人若い高齢者か、奥目出目か・・・によってかなり変わります。

 

この方は

アジア人・若い・奥目のイメージです。

 

二重の人は・・・

挙筋腱膜の断端が皮膚に伸びていて癒着しています。

 

この癒着がとても大切で、開眼(開瞼)すると・・・

癒着部が引っ張られて皮膚が折れ込みます。

折れ込んだ頭側に皮膚が乗っかり『二重』となります。

 

ところが『一重』な方はこの癒着がありません。

 

すると皮膚が折れないので『一重』となります。

そのほかに、

 

・癒着があるけど弱い

・瞼が厚く、折れにくい

・瞼を開ける力が弱く、皮膚が折れない(そもそも瞼が開かない)

 

場合も『一重』となります。

 

 

では『二重切開』はどんなことをするかというと・・・

この癒着を再現するわけです。

 

こんな感じ↓

隔膜を切開し、癒着させたい部分に移動させて縫合します。

 

隔膜ではなく、直接「瞼板」や「腱膜」に固定する場合もございます。

 私は「反転隔膜」と「瞼板」の固定を併用することが多いです。理由は今度のネタに

 

 

開眼(開瞼)イラスト↓

 
癒着が弱いと食い込みが浅くなり、極端な話ですが「二重が戻る」状態となります。
そこまで行かなくても「ハム目」となったり「曖昧な二重」となることがあります。
 
かといって、食い込みが強すぎると、「閉眼(閉瞼)時に凹む」状態となります。
そこまで行かなくても「眼瞼下垂」を引き起こすことがあります。
 
なんでも「ちょうど良い塩梅」が大切です。
 ここが1番難しいところです。
 

 

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