二重幅を狭くする手術は大きく分けて3つあります。
①まつ毛側で皮膚切除
②脂肪移植して以前の二重を無かったことにする
③新たに二重を形成し、以前の二重を剥離（吊り上げ法）
今回の患者様は②です。
早速、写真からです↓
斜め
患者様は20代の女性です。
他院二重切開手術後です。
お悩みは右目のみで
1. 二重幅が広い
2. 窪んでいる
のため、二の腕から脂肪移植手術を行いました。
上：術前
下：術後6ヶ月
※同時にタレ目形成と目尻切開も行っております。
ここで「脂肪注入」と「脂肪移植」は異なります。
「脂肪注入」は脂肪吸引を行った上で、脂肪を精製（遠心分離や濾過など）し、
注射器を使って注入を行います。
主に、切らない治療で行うことが多いです。
「脂肪移植」は脂肪をブロック状で採取した上で、ブロック状で移植を行います。
切らない治療では行えません。切開して物を置いてくる手術です。
今回は「脂肪移植」になります。
採取部は二の腕（脇横）です。
3cmほど切開して脂肪を採取し、不純物（膜状の組織）を除去した上で、
移植しました。
今回の患者様の場合、眼窩脂肪の引き出しができたため、隔膜上に（本来Roofがある位置に）移植しています。
この辺りの解説は後日ネタにします。
経過です↓
この手術は、他の二重幅を狭くする手術を比べて
『確実性が高い』
という特徴があります。
デメリットとしては
脂肪移植するため、閉眼（閉瞼）時に膨らむリスク
眼瞼下垂を誘発する可能性がある
ドナーが必要
二重の傷跡は２本になる
です。
今回の患者様の場合、元々
窪みがある
同時に眼瞼下垂処置を併用
しているため、デメリットの影響が少ないです。
適応・不適応を見極めれば非常に良い方法だと思います。
▼うめだ美容外科クリニック▼
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