最終回です。私が行なっているハムラ法のご紹介です。
かなりマニアックな手術解説です。
別に私のオリジナルの方法ではありません。
多くのクマ治療に精通しているDrが行う方法です。
雑誌[PEPARS]でも紹介されている方法と全く同じです。
私は『ハムラ法改』と呼んでいます。
ハムラ元法との違いは・・・
眼窩脂肪の移動して固定
ではなく
『隔膜を引っ張って固定』
です。
イラストは↓
そもそも、眼窩脂肪が突出する理由は隔膜の緩みで眼窩脂肪の圧に負けて膨らんでいることだと思います。
ですので、その隔膜を引っ張っって『ハリ』を出して固定し、眼窩脂肪を正常な位置に押し戻すイメージです。
実際の手術写真の紹介です↓
ピンセットで引っ張っているのが突出した眼窩脂肪(正確には隔膜)↑
隔膜の縫い代の確保と靭帯(リガメント)の解除のために、眼輪筋(内側)と骨膜上を剥離します↑
隔膜と眼窩脂肪を剥離します↓
隔膜を引っ張って尾側の骨膜・眼輪筋に縫合固定をします↑
この際に、眼窩脂肪も少し引っ張ります。
眼窩脂肪を切除しない(多少はすることもあります)ので、エコロジーです笑
切除した脂肪は戻ってはきませんので、切除量の調整は綿密に行わないといけません。
あまり貴重な脂肪を切除すると凹み目になってしまう可能性があります。
この『ハムラ法』ですと、万が一再手術となっても脂肪が残っているので修正が可能です。
将来性のある手術だと思います。
また、隔膜が張っているので・・・
再発率も少ない
と思います。
ただし、これは誰も比較しておりませんので(そういった論文はありません)、
本当に再発率が少ないかは誰にもわかりません。
逆に言えば・・・
「ハムラ法は100%再発する」データもないので、これもなんといって良いか・・・
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