おはようございます晴れ

 

さいきん、読んで疑問に思った記事2つ。

 

 

「子宮摘出」への質問の回答を

読んだ時、何故だかとてつもない

「そこじゃない感」がありました。

 

 

症状が重いやないかい。

この質問の内容「だけ」で判断すると

なんで子宮摘出をためらってんのか、

まったくちっともぜんぜんわからんのだが?

 

 

 

 

 

一人目の方への回答。

 

ほんとうに、症状が重い方は

子宮摘出した方がラクだと思います。

 

まったく完全にここまでは同意。

 

 

でも

「なんで子宮摘出をためらってんのか、

まったくちっともぜんぜんわからん」

答えられてしまうと

 

「え?」

って固まってしまいました。

 

 

流れ星流れ星

 


「手術したあと

今より体調悪くなったら怖い」

から、

「ためらう人も多いのでは?」

フツーに想像しますけど??

 

 

この先生は

「わたし、失敗しません!」レベルで

手術得意だから、

 

普通の患者が

「失敗の確率(後遺症など)に怯えている」

ってこと

忘れてるんじゃなかろうか?

 

…と思いました。

 

 

まー、これだけなら記事にするまでも

なく、秒で忘れたと思うのですが。

 

 

流れ星流れ星

 

 

数日後にまた同じ系統の話になり

 

「あれ~?

やっぱり、わかってないよね、

患者の不安の核心を…」

って

感じました。

 

 

もう使わない予定の、邪魔かつ邪悪なだけの

子宮を惜しみ、無駄に悩みに悩んでいるありようが

そもそも主治医・担当医・執刀医を躊躇させる一因。

 

 

 

 

子宮を惜しみ…

って

 

 

手術を迷っている方って

「そこじゃない」

気がするんですけど??

 

 

うら若き頃なら

いざ知らず…。。

 

 

少なくとも、わたしは

そんな感傷的な事で

迷ったわけじゃないです。

 

 

単純に

「手術が失敗して、前よりQOLが下がって

後悔したらどうしよう」

これに尽きますよ。

 

 

ここを抜きで考えたら、

そりゃ、貧血・過多月経の子宮筋腫持ちは

全員、子宮全摘でOKでしょ?

 

 

でもたまーに、一定数

予後の悪い方っていらっしゃいますよね?

 

 

私は更年期以外はスッキリ治ったので

手術は成功しましたし、後悔もないですけど、

 

「全員パラダイスになったわけじゃない」

って頂いたコメントから感じていますよ。

 

 

流れ星流れ星

 

 

何故迷うのかには2通りあって

 

「若くて迷う」は省きます。

アラフィフくらいの方限定で。

 

 

① 今まで受けた医療行為で

失敗を経験している

 

② 医師の腕を信用できない、

失敗されて今より悪くなったら怖い

 

だと思います。

 

 

例えば①って、何も命がけの事ばかり

ではなくて

 

 

例えば私なら

「巻き爪の手術をしたけど、結局治らなかった」

とか。

 

 

人によっては

「歯の矯正に行ったら、見た目はキレイに

なったけど、前より食べにくくなった」

 

「根管治療をしたのに、余計に痛くなった」

とか。

 

 

私の友だちは

「シミを焼いたけど、前より濃くなった」

「脱毛に大金はたいたけど、イマイチだった」

とか

美容医療関係の失敗もよく聞きます。

 

 

どれも、ただちに命に関わる話ではない

でしょうけど、

 

そういう

今まで生きてきた中で受けた

小さな医療行為での失敗が

 

子宮全摘という大きな手術の際に

心理的に悪影響を及ぼすのです。

 

 

「歯の時に、治療前より悪くなったみたいに

子宮筋腫も、手術後、後悔したらどうしよう」

って。

 

 

そういう負の人生経験…

自分や家族、友だちなどの経験から

 

侵襲性の高い医療行為(手術)を受けるのが

怖くなってしまう・・・は

 

あるあるだと思うのですけど??

 

 

医療者からみたら

そんなに、

「まったくちっともわからない話」なんですね。

 

 

挙句、

「使いもしない子宮を惜しんでいる」

風に見えたりするのですね?

 

 

流れ星流れ星

 

 

数年置きに頸がん検診に行くだけの

婦人科で(行くだけえらいOK

 

 

初めまして

みたいな(実際は2年ぶり)医師に

 

「子宮筋腫が大きくなっているので

子宮を取りますか?」

とか

言われて

 

ギョッとなって、逃げかえる・・・

みたいな💦

 

 

経産婦でもない、婦人科に縁のない

独女にクッション言葉もなく

 

そんな事言ったら、

怖がりますよ…。。

 

3ヶ月置きに定期的に通ってるとかなら

だんだん色々理解できるかと。

 

 

流れ星流れ星

 

 

帰宅後、母に

「あなたは体が弱いのに、手術なんか

して、死んだらどーするの?」

とか騒がれるし(笑)

まー、

相談した私がバカだったんでしょうけどね。

 

 

いや、滅多に死なないとは思うけどアセアセ

 

ひょっとしたら、

ずーっと傷が痛いとか、

 

ずーっと腸だの膀胱だのに深刻な後遺症が

残るかも

とか。。

 

結局のところ、

主治医(執刀医)の腕が信用できない

 

本当にこの人でOKなのか?

が、わからない…

 

というのは大きいですよ。。

 

 

流れ星流れ星

 

 

どこに名医がいるかは

「主婦ネットワーク・クチコミで聞け」

とか

言われましても

 

そんなに都合よく「子宮を取りました」

みたいな人、なかなかいませんよね。。

 

 

もはや私は子宮全摘して以来、

経腟だの

平気で書いちゃってますけど、

 

それまで私の人生で

そんな単語、一生発しないと思っていた

ほど、ナイーブな話題でした。。。

 

 

子宮全摘した方

ブログ上にはいっぱいいますけど

リアルでいるかって言うと・・・。。

 

 

● 母の従弟の奥さん(30年前…)

● 叔母(私より後やん!)

● 妹の会社のパートさん(既に退職)

 

 

まー、世の中には、なかなかの割合で

いらっしゃるんでしょうけど

 

公言していないと

わかりませんものねー。

 

 

流れ星流れ星

 

 

ていうか、そもそも

「主婦のクチコミ」とか

「個人的な問題」になっているのが疑問です。

 

 

ハッキリと

「A医師はこの手術を年間〇件した」

って

データベースにして

検索できるように公開して頂きたいのですよ。

 

 

それをしてくれたら

その医師目掛けて掛け込めばいいでしょ。

 

 

最大の「迷いどころ(医師のレベル)」

を隠しておいて

 

患者がウジウジしてる

としか思わないって、

 

やっぱり「医師」は

医師としてしか見えていないんですよ。

 

 

患者は今さら

「子宮を惜しんでいる」んじゃなくて

失敗が怖いんです!

 

 

ヤブ医者に失敗されて

後遺症が残るくらいなら、

 

閉経まで出血に耐えようかな?

って思う

患者がいるのは当たり前では?

 

 

 

流れ星流れ星

 

 

何故って、

しょせん、子宮筋腫は良性腫瘍

あって、命は奪われないからですよ。

 

 

これががんなら、命を守る為に

迷っている場合ではない、と思いますよね。

 

 

名医を探したいのはいずれも同じですが。。

 

 

流れ星流れ星

 

 

単なるグチでは終わりませんよ。

 

 

何でわざわざ私がこの話題を取り上げたかと

言うと

 

私の敬愛する津川先生の本に

この件について書いてあるからです。

 

 

14ページも割いて

「病院へのかかり方」に関するコラムを

書かれています。

 

 

長すぎて引用できないので

ざっくりまとめました

アメリカは病院の治療実績が公開されていて

しかも疾患ごとのデータも見られる為

 

患者は自分の病気の種類によって最適な病院を

探せる。クチコミではなく客観的な医療の質で

選ぶ事ができれば、不必要な医療ミスも防げる。

 

 

津川先生は名医の見つけ方に関する論文を

(そんなタイトルではないでしょうけど)

 

アメリカでもっとも書いている研究者の

お一人です。

 

日米の医師のデータベースの差などに

触れておられるのはその為です。

 

 

 

 

出身医学部ではなく、相対的に

内科は若い女医、

外科は50代の女医の予後が良いそうです。

アメリカでの調査ですけど…

日本にも当てはまるかも。

私は、女子さんの方が好きです。

 

 

まー、色々な医学情報が掲載されていて

睡眠・運動・食習慣、標準医療など

 

現代の家庭の医学的存在の本です。

 

良かったら、

お手にとってみて下さいね星星星星星

 

 

3256文字、投稿できるかしら💦

 

 

お読みいただきありがとうございました。