初めて漢方薬を飲んだのは20代の終わり。

 

腰痛がなかなか治らないという私に、

整形外科医がツムラの粉薬をくれました。

 

 

「ちょっと試してみますかー?」

みたいな気のない感じで…ガーン

 

 

それをリハビリの先生に伝えると

「あー、全然効かないけどねー」

と一言。

 

 

私もそんな気がしていたのですが

正直、飲む気が失せました・・・

 

 

そして飲み方も知らなかったので

水で飲んで、苦いわ、寒いわ・・・。

漢方を飲んで寒くて震えていました(笑)

 

いや、絶対、腰よくならないわアセアセ

 

 

せめて、温かいお湯で飲むとか

溶かして飲めば、ポカポカにはなったのに。

 

ついでに血流がよくなって、

腰の筋肉がほぐれて

少しは改善したかもなのに・・・。

 

 

最初から、

「漢方=気休め=効かない=飲み方も知らない」

ので

ただ苦いだけ、寒いだけで、ほぼ捨ててしまい

あの薬が何という名前だったかも忘れました。

 

 

私も無知ですが、

処方した医師も気休めみたいな雰囲気を出して

いたし

リハビリの先生は鼻で笑っているような感じで

 

 

今思っても

そもそも何で処方したんだ?健康保険料の

無駄遣いでしょ、って思います。

 

 

漢方薬はこんな風に出すものではないですよ。

医師も何の知識もないなら(勉強不足)

処方するなと言いたい。

 

 

流れ星流れ星

 

 

そこから20年経って・・・。。

 

ドライマウスなどの不定愁訴から

漢方医の元へ。

 

 

漢方医と言っても、日本の医師国家試験に

合格されているので、普通の内科医でもあります。

 

 

他の内科で貰った、麦門冬湯の粉薬を見て

「それ、赤ちゃんの飲む量」

と言われました。

 

 

勿論、私の体質を診る為に

問診以外に舌診や脈診などもありましたが

 

そもそも、専門外(知識なし)の

診療科で出されるエキス剤では

効果のある量に足りていないそうです。

これが

「漢方=効かない=気休め」

イメージに繋がっているかと思います。

 

 

流れ星流れ星

 

 

私は漢方医に色々調合して貰い、

かなり改善。

 

 

何をしてもダメだったので、

割と驚きの体験でした。

 

 

最初の内科医も、

「あなたの場合、漢方が命綱ですね」

と言っていたくらい…。

 

 

い、命綱って・・・表現が怖いわ汗うさぎ

 

 

べつに

根本的に体が丈夫になる事もなく、

 

(でも風邪の引き始めに漢方を飲むと

オオゴトにならずに済んだりして)

 

漢方が手元にある事で

体調不良を最小限に抑えられている感は

あります←コロナには負けましたけどね💦

 

 

流れ星流れ星

 

 

ただ私も、漢方が万能だと思っているわけでは

決してないです。

 

 

漢方でがんが消える!とか

そういう考えは一切なく、

 

 

第一選択肢は、西洋医学であるべきで

漢方は補完しているというか

体調の底上げをしている、と言う風に

とらえています。

 

 

コロナになったら、やはりちゃんとコロナ薬が

貰える人は飲んだ方がいいです。

(貰える人は一部みたいですけど。ひどい泣

 

 

流れ星流れ星

 

 

コロナの後遺症では「亜鉛」が第一選択肢です。

 

味覚・嗅覚障害など、

亜鉛とビタミンB12を内服します。

 

 

4か月内服して、

ようやく「亜鉛」の数値が下限ギリギリ位まで

戻ってきました。

 

 

※B12は過剰摂取しても、自然に出て行きますから、

血液検査は不要です。

 

 

3ヶ月前は、

亜鉛を朝晩飲んでも「L」だったのですから、

飲んでいなかったらどうなっていた事か。

 

 

全てを漢方で解決、という考えには反対です。

 

 

西洋薬で選択肢がある場合は

まずそちらを最優先で内服します。

 

 

流れ星流れ星

 

 

亜鉛を4か月続けたら、コロナ後遺症の

殆どの方が

不調から脱せる筈・・・なのですが。。

 

 

それでもなかなか体力が戻らない人や

脱毛などがある人は

漢方薬が効果的だそうです。

 

 

私は六味丸を追加で内服する事に

なりましたが

 

これは現在処方されている生薬に

別の必要な成分が既に含まれている為、

 

そこに入っていない「六味丸」のみ

エキス剤で出されただけで、

 

 

他の方が六味丸だけを内服しても

効果は限定的です。

 

 

ここに具体的な薬名を記載しないのは

その人によってどれが合うか

全然違う為、

 

お困りの方は

漢方医や漢方薬局などで

合ったものを出して貰って下さい。

 

 

流れ星流れ星

 

 

コロナ禍で

私は日本における漢方薬の位置づけの

低さが残念でなりませんでした。

 

 

東アジアで漢方薬がこんな扱いを受けているのは

日本くらいです。

 

 

韓国人Youtuberが実家の冷蔵庫にいっぱい

漢方の煎じ薬が入っていると言っていましたし

 

東アジア圏なら、相談できる漢方薬局が

そこここに存在する筈。

 

 

コロナ薬はすぐにはできませんでしたが、

去痰や鎮咳などの対処療法でラクにできたり

体調の底上げを担える漢方薬は

いくらでもあるので。

 

 

流れ星流れ星

 

 

不勉強な医師から漢方を出して貰っても

(総合病院とか大学病院でも同じような感じ)

 

そもそも「量が足りていない=子どもの量」なので

なかなか効果を実感できず

ますます「漢方=気休め」の悪循環で…。

 


日本は漢方をバカにする国なので、

西洋薬にも精通した

良い漢方医を探すって大変なんです。

 

 

保険が適用される漢方薬局を探せれば

そこの薬剤師も相談にのって下さいます。

 

 

漢方に関しては、漢方薬局、すごい重要なので

時として、医師より頼れる存在でもあります。

 

 

流れ星流れ星

 

 

今の私は内科と、漢方内科の二人の医師から

診て貰っていて、

両方の良さを感じています。

 

いずれも保険範囲内の治療のみです。

 

 

とにかく望ましい事は

もう少し

日本において中医学の地位が向上して

漢方薬局が身近なものになる事。

 

 

患者が保険範囲内で安心して漢方薬を

手に入れられるように、漢方医が

増えて欲しい事。

 

 

両方とも不足してますからね。。

わざわざ遠方まで行くのは大変なので

本当に切に願います。

 

 

あと、

主治医が

「効くかどうかわからないけど気休めに飲んでみる?」

みたいな

態度で出してくる場合

断った方がいいです。

 

 

本当に効きませんよ。

量も足りない、体質にも合ってない。

薬代の無駄、保険料の無駄。迷惑。

 

処方するなら真剣に

勉強してから出して欲しいです…。

 

 

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私の主治医は何冊か手元において処方

されていますが、その中で「病態」ごとの

処方が具体的に記載されている本です。

 

 

これくらいは医師の方には読んでおいて欲しいです。

(素人でも理解できます、私も愛読していますw)

 

 

 

★漢方・症例ごとの処方薬がわかる本★

 

 

 

 

 

少し知識があると、不定愁訴の治療

の相談の際にも役立ちますよ🎵

 

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。