子宮全摘出術後 仕事復帰いつから?
と
検索すると
術後の全身状態の回復が早いため、
入院期間は1週間で、
デスクワークであれば退院後すぐに仕事復帰可能です。
って、書いてある病院のサイトが出て来たりします
いや「退院後すぐに仕事復帰可能」って…
絶対に無理でしょ
別にこの病院を名指しした理由はないです。
(単に検索上位だっただけ)
リンク先に画像が出ています・・・。
恐らく成功例の方の傷でしょうけど
普通に痛そうですよ…ぅぅ。。
パソコン操作ができる事と
仕事復帰可能はイコールではないのです。
こんなの病院がHP上に書くから
色んな意味で混乱を招くんですよね。
たしかに、子宮全摘手術を
「一大事」
に思い過ぎても
本来受けないと危ない人が受けない
…となって
よくないでしょうけど。。
「ちょう簡単♪」に思われても、
実際に手術をうけた方は迷惑なのです
だって「痛い」し、
周囲の人は
「すぐ復帰できるんでしょ」と思って
「腹腔鏡手術という簡単なのがある」
って
勘違いして、傷つく事を言ってくるのですよ
(一回受けてみたらわかるよぉ)
● すぐ復帰できる=大した事がないと思われる
● 職場かた「すぐ復帰できるよね」と迫られる
● すぐ復帰する自信がないので手術をあきらめる
● それが不安で「仕事」を辞めようと考える
逆に文字通り「すぐに復帰できる」
と患者が勘違いした場合
● 無理なスケジュールを立てる
● 感染や出血を起こすなど、予後が悪い
「仕事に復帰できない」
のも辛いですけど
「早く来い」
と言われても大変なわけで
モノには限度というか、
痛みが軽く済んだ方でも
2週間くらいはお休みになられたら良いと
思います
私の子宮全摘同期の方は概ね
一か月お休みされた方が多かったですよ。
(中には2か月休んだ方もいらっしゃいましたが)
ちなみに私は
少なくとも
退院後の最初の診察日までは
「就労不可」になっていました。
具体的な日付は伏せますが
退院後最初の診察日は術後3週間後でした。
就労不可以外は
禁酒、禁煙、入浴が不可でした。
(口頭で自転車・開脚不可、重いモノを持たない
などもありました)
そして臍を洗って水気を拭うように指示が
ありました。
私はその診察日の前日まで
お臍が激痛で…
あの状態では殆どの服が着られなくて
大変だったと思います。
他の細かい事は忘れているのに
お臍の痛みだけは苦しんだだけに
いつまで続いたか、ハッキリ覚えています
もちろんその間、ブログが書けた位ですから
確かにパソコン操作位はできますよ。
でもこれは「デスクワーク」ではありません。
ブログなんて、疲れたら休めますし
何時間も連続でやるわけないですし、
場所だって
自分の家のリビングに移動しただけですし。
でも「仕事復帰」となると
職場に行くまでには、電車に乗りますよね?
階段の昇降や、鞄を持ったり、
人混みを歩いたり、人をよけたり…
それに少々痛くても、復帰したら
そんなに簡単に横になれませんよね?
デスクワークでも業務中に
重いモノを持ったり
力が要る事だってあります。
その度に、誰かを呼ぶのも
気が引けて、自分でやってしまったり。
(家族のように気軽に頼めないですよ)
あの病院のサイトの
「デスクワークであれば
退院後すぐに仕事復帰可能です」
って
徒歩2分のところにでも職場があるのですか
こんな事をHPに書かれては迷惑です。
復帰できる人も中にはいるでしょうけど
出来ない人の方が多いのに
普通に2週間とか休んだだけで
「ググったら、すぐ復帰可能って書いてあるのに?」
って言われそうですよね。
逆に3日で復帰した先輩とかいたら
それが前例になってしまいますものね。
1週間くらいは休んだ方が
他の人の為にも優しいかもですね
あと…
自分のブログには
「ぜんぜん痛くなかった~」
と書いているのに
何故か
「もうすぐ2か月なのに出血しています」
って
人の所には書き込みしている方とかも
いらっしゃいますよ
あれは一体何がしたかったのか…
謎ですが、まぁどうでもいいです
私は点々くらいしか出血しなかったのですが
微量の出血なら問題ないと思います。
気持ち悪いでしょうけど。。
生理2日目みたいな出血をしたり
熱が出たりしたときは、
即受診しないといけませんけどね。
腹腔鏡下子宮全摘手術の方は
表面の傷は小さいですけど、
中の臓器が傷ついていたり、
膣断端を縫っていたりしますので
自転車や入浴許可は
主治医の指示に必ずしたがって下さいね。
私が敢えて、上記記事で
「良い事しか書いていない病院のHPより
経験者の言葉は重いかと思います。」
と
書いたのは、
世の中の人は
「病院のHPこそが正しい」
って
思っているだろうなって感じたからです。
体質も違うし、予後も違います。
私は出血しなかったし、熱も吐き気もなかったけど
痛みがひどかったです。
病院のHPには
何故か
「一部、硬膜外麻酔が効かない程の痛みが出る人がいる」
などは
書いていません。
あと、
手術である以上は、
「入院時の状況」だけでなく
「予後がどうであったか」
すなわち
「人生が好転したか」が大切なのですが
さすがに
そこまでは病院のサイトでは書けないでしょうから
ブログの存在価値もあるわけですね。
これからも
病院の情報より深い情報を提供できるよう
記事にしていきたいな
と思います。
もちろん、
これも一症例に過ぎませんけどね
お読みいただきありがとうございました。