①②の続き

 

 

 

 

 

 

「③子宮全摘手術をすすめられたらどうすればいいのか」

は、

 

「子宮筋腫を長年放置するリスクについて」

書いてみました。

 

 

 

流れ星

 

私は43歳で子宮筋腫と診断されました。

 

でも今思うと、それは「確定診断」であって

本当は、もっと以前から子宮筋腫はあったと思っています。

 


 

元々貧血気味で決して生理が軽かったとは言えません。

でも40代に入ってから、仕事中、タンポンと夜用ナプキンを

同時に利用するようになりました。

 

 

40代に入ってから、

それまでとは明らかに違う気がしていました。

ただ、検診は受けていませんでした。

 

 

要するに検診をさぼれば「子宮筋腫」があっても

「ない」事になってしまいます。

 

 

流れ星

 

先日、胃カメラは3度目だと書きました。

過去に受けた時の事を思い出しました。

 

 

初めて受けた時が33歳ごろ。

貧血で内科を受診しました。

 

 

内科の先生に言われるがまま、胃カメラを受けました。

特に異常はなく、フェロミアを飲むように指示があった

だけでした。

 

 

その後、43歳ごろ、やはり貧血で内科を受診しました。

その内科の先生が胃カメラとお腹のエコーを

受けるように仰いました。

 

 

案の定、胃カメラは異常がなく、お腹のエコーに

子宮筋腫がうつっているので婦人科を受診するように

言われました。

 

 

その時既に結構な出血量なのは自覚していたのに

子宮筋腫と言われると、ガーンとなり絶望しました。

 

 

でも婦人科では「閉経待ちで」と言われ、

「あれ、そんなのアリなのはてなマーク」とホッとしました。

 

 

ただご存知のように全然閉経せず、どんどん症状は重くなり

ました。

 

でも、鉄剤のフェロミアは内科でも貰えるので貧血の症状が

悪化しないよう、なるべく飲んでいました。

 

 

最初の頃は月経日以外の不正出血もなく、

血の塊もなかった為

 

2日目に予定を入れないように気をつければ

何とか耐えられそうな気がしていました。

 

 

でもたまに検査を受けると、

年々子宮筋腫は大きくなっていて

「できている場所が悪い。月経の度に大きくなる」

とか言われて、憂鬱でした。

 

 

流れ星

 

何だか、血行が良くなるもの全部悪い気がして。

 

アデホスという耳の処方薬を勝手にやめたり

フェロミアで血を作るから月経が重くなるのか?

と思って服薬を止めて倒れそうになったり。

 

 

ビタミンEが肩こりに効いたのに

女性ホルモンが整ってしまうので、ますます閉経できない!

と思って飲めなくなったり。

 

 

色々です。数えきれないくらい、色んな事を止めました。

 

 

大豆製品とか、ナッツとか、今は好き放題食べていますが

当時は「女性ホルモンが整って閉経できないと困る」と

思って避けまくりでした。

 

 

流れ星

 

 

そして常に貧血だから、階段を登るのも息切れがして…

ひどい時は立っただけで、ふら~っとなって。

当然運動はできず。

 

 

しまいには、不正出血のせいで、怖くてお腹に力を

入れられなくなったり。

 

あんなに腹筋が強かったのに。

 

 

でも何年もお腹に力を入れていませんでした。

5年くらい、お腹に力を入れていなかったかも。

 

 

本当はもっとただ電車に乗っているだけでも

お腹に力を入れて

姿勢を正して呼吸を整えていれば…。

 

 

それだけでスタイルが維持できたりするのですよ。

お腹に力を入れて、頭からつられているようにまっすぐ立つ。

 

 

丹田を意識する、肛門から膣を閉める。

これは粘膜下筋腫で不正出血を起こすようになった人は

怖くて絶対できません。

 

 

でも全身の筋肉が落ちる前に、こう言う事をやっていれば、

姿勢も綺麗でバストの下垂も防げるし、下腹だけポッコリも

防げます。

 

 

流れ星

 

 

40代になると、痩せればいいというものではないです。

 

引き締める所を緩めたままでは

(体幹を鍛えないままでは)

綺麗な痩せ方はしません。

 

 

とんだり跳ねたり、全然できませんでした。

何年も。

 

 

そりゃあそうです。

ゼエゼエするから、つい横になりたくて、

貧血だから疲れやすいわけです。

 

 

起き上がっただけで、ふらつくのは

貧血の値が低すぎるのもありますが、

安静にしすぎて、心肺機能が落ちているからです。

 

 

流れ星

 

つまり、

子宮筋腫を放置して治療しない事のデメリットは

「貧血」「過多月経」などの

直接の症状だけではないのです。

 

 

前に

「閉経後も更年期の治療の選択肢が減る」

と書いた事がありますが

それ以前の問題です。

 

 

 

バツブルー貧血で

運動どころではない

 

 

バツブルー不正出血でお腹に力を入れられないから

体幹を鍛えられない

 

 

バツブルー過多月経が進むと

起きている間はともかく、夜中にナプキンを交換

する為に起きたりするので睡眠不足になる

 

 

バツブルー婦人科検診をさぼりがちになる

「子宮を取った方がいい」と言われるのが怖いから。

 

 

バツブルー早く閉経したくて血行が良くなるもの、

女性ホルモンが増えそうなものを避ける、食べなくなる

 

 

すなわち、

食生活においても、運動習慣においても

睡眠においても、

 

子宮筋腫を抱えているせいで、

筋腫に悪いと思ったものを避け過ぎて

適切なケアができないままになります。

 

 

流れ星

 

 

これは私の場合、

少なくとも、43歳の子宮筋腫発覚から、

ずーっとそんな生活でした。

 

 

ある意味、体調を整えるチャンスを

自らから捨てた11年だったわけですね。

 

 

54歳10か月になって、結局閉経出来ずに

子宮全摘手術を受けるわけですが

すぐに55歳の誕生日を迎えたわけで。

 

 

私が、運動だの、食生活だの、睡眠だのって

色々ケアできるようになったのは、

55歳からなんですよ。

 

 

医師に手術をすすめられた

48歳くらいで決断していれば

あと7年早く健康的な生活を目指せたと思うのです。

(既に確定診断から5年経っていたわけですから)

 

 

流れ星

 

7年早ければ何が違うの?

なんて、絶対に思わないで下さいね。

 

 

全くちがいます。

 

事実コロナ禍でほとんどの方が運動不足になって

太った筈です。

 

たった2年で。。

増えたのは体重だけで、

筋力も骨密度も心肺機能も落ちていますよ。

 

 

7年というのは、それ以上の年月という事です。

 

0歳児と7歳児のような

わかりやすい差ではありませんが

 

 

68歳と75歳くらい、違います。

73歳と80歳くらい、違います。

 

 

皆さんはお若いので、ご両親さまもお若いかと

思いますが

68歳では認知症でなくても

75歳だと認知症の人も増えます。

 

 

73歳では旅行に行けても、80歳だと病院にも一人で

行けない人が増えます。転倒も命取りになります。

 

 

 

流れ星

 

このあたりは「個体差」が大きいわけですが、

その「個体差」を小さくする為にも

40代のうちから、体調を整えるのがいいのです。

 

 

50代半ばでは遅いです。

諦めるなという意味ではないですが。

 

 

筋力も心肺機能も維持できない事はないでしょう。

ただ本当に、50代からでは遅いと思います。

 

 

何故なら維持するのも大変なのに、

閉経後に、

一度落ちた筋肉や骨を取り戻すなんて

ゾツとするほど遠い道のりです。

 

 

40代で体幹を鍛えておけば、骨も筋肉も

閉経で慌てる事はないでしょう。

 

 

子宮筋腫で子宮全摘手術をすすめられたらどうするか?

私は「閉経後の人生を考えて」と書きましたが

やっぱり、それでは遅いです。

 

 

子宮筋腫を長年放置するリスクとは

 

子宮筋腫に気を取られ過ぎて、

何もできない中年期を過ごしたら

閉経後、

体力を取り戻せない可能性があるという事です。

 

 

私は自分の強い反省をこめて…

みなさんには

「閉経前に体調を整えて!」

と言いたいです。

 

 

確かに手術ですから、リスクゼロとは言えません。

可能な限り、手術数の多い病院で受けて下さい。

 

流れ星

 

 

でも手術のリスクより

圧倒的に多いのは、皆さんが不健康な高齢者になる事です。

 

 

弱った高齢者は突然弱ったのではないです。
 

 

二重丸40代でジムなどで運動開始

二重丸閉経と共にHRT開始(症状による)

二重丸正確な骨密度を測定し、骨粗鬆症の治療開始。

二重丸タンパク質摂取、食が細いならプロテイン

二重丸定期的に歯科に通う

今の高齢者は、こういう事ができない(知らない)

時代に中年期を過ごしたのです。

 

 

皆さんは、上のどれでも出来るのに、

子宮筋腫に気を取られ過ぎて

40代を無駄にしないで下さいね。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。