若い子ぶる、という意味ではなく

40代以上で閉経するまでの方は

余り年齢に縛られない方がいいと思います。

 

 

何でわざわざこんな事を書いているかと言うと、

私自身が

ものすごく年齢にしばられていた気がして

反省しているからです。

 

 

例えば、

「54歳で閉経しないなんてー!」

と、

53歳まではOKだった事が、途端に

「とんでもない事」

に思えたのですよね。

 

(まぁ子宮筋腫の状態はとんでもなかったわけですが滝汗

 

 

もし、子宮筋腫がなく、毎月、ただ生理が来るだけなら

何の問題もないどころか

喜ぶべきことなのですよ。

 

 

私が

「全然閉経できなくて><。」

と言った時

それの何が問題なんですか?

と先生に言われ、

ガーン

となった事があります。

 

 

女性は、女性ホルモンにものすごく

体を守られていますスター

 

 

肌が綺麗とか髪が艶やかとか

40代くらいですと

そういう美容的な事ばかり気になるかもですが

 

50代になると、周囲が閉経していきます。

 

そこから数年経つと、

高血圧や中性脂肪など

生活習慣病で、いよいよ投薬が必要になってくるのを

見るにつけ

いかに女性ホルモンに守られていたか…に

衝撃を受けるわけですね。

 

 

例えば、よく知られているところですと

出産がありますニコニコ

 

 

出産直後のお腹の中は、大けがを負ったような状態の筈です。

 

その状態、

男性は医療の助けなしに治せないのですって。

 

 

それなのに、女性は自分の持つ女性ホルモンで

急速に回復します花

 

 

今回手術を受けて感じましたが、

卵巣を取ってしまった私は、

 

女性ホルモンの助けが

ない為に、

 

自分の女性ホルモンで急速に回復させる事ができなかった

のではないか

と思った事もあります(勘)笑

 

 

もう、粘膜下筋腫に苦しみ

余りにも長い間、

【閉経】

を願っていた為に

 

54歳で生理があって何の問題があるのですか?

と言われるまで、

全く、月経の価値に気付いてもいなかったのです。

 

 

確かに卵巣を残すと、

卵巣の検診、PMS以外に

卵巣がんや、卵巣嚢腫の可能性など、

厄介事も付いて回ります。

 

 

もうとっくに閉経しましたという方は、

卵巣を取っても

特に影響はないと思いますが、

 

毎月月経がある人は

年齢を問わず、

女性ホルモンの恩恵を受けていますから、

可能な限り、卵巣を残した方がベターです。

 

 

それなのに、私は

「もう54歳だから」

という理由で、健康な卵巣を摘出してしまいました。

 

 

卵巣を取った影響は、

髪にすぐに出ました。

 

(ホットフラッシュも毎日滝汗

 

 

髪の手触りが明らかに違います。

手術のストレスだと思いたいですが、

やはり、違う気がしています。

 

 

あと、手で触れる、目で見える部分は

ケアの方法もありますが、

 

内臓ばかりは

血液検査や骨密度など、調べないとわかりません。

 

 

ひじや膝まで痛くなり、

勿論、全然、関係ないのかも…しれませんが、

 

女性ホルモンがなくなると、

関節痛が出やすいのは明白ですので

 

何か不調が出る度、

卵巣がないから、

女性ホルモンがないから…

取り返しのつかない感覚にさいなまれます。

 

 

もし私が「暦の年齢」にとらわれず、

子宮は子宮筋腫があるから、摘出した方がいいけれど、

 

「生理があるのだから、卵巣は残した方がいい」

という結論を導き出せていたら、

今の後悔はないと思います。

 

 

 

毎日、皆さんの

明るい記事に元気を頂いているのに、

 

私は、暗い記事を書いてしまい、

読んで頂く方に申し訳ない気持ちでいっぱいですが

 

 

これが書かずにいられようか!

 

私と同じ過ちを犯さないで!!!

 

 

何度でも言います。

 

 

暦年齢は、関係ありません、

とらわれないで下さい。

 

 

月経があるあなたの体は若い

のです。

 

 

何が若いかと言うと、

見た目も同年齢より若いし、

血液検査の結果も

同じ生活習慣を送っている人と比べると若いでしょう。

 

 

子宮全摘出に後悔は微塵もありません。

これは病巣でした。

仕方ありません。

 

 

おかげで、ナプキンを外してパンティライナー位しか

必要ありません。

 

 

もう貧血も改善したし、いつでも予定を組めます。

 

 

良い事だらけと言っても過言ではないです。

 

 

その状況に水を差すのが

卵巣摘出をし、

女性ホルモンの助けを失い

一気に、同年齢の人たちと

同じ位に、体の中を老化させてしまった事です。

 

 

ある方の記事で

(もういっぱい読み過ぎて、どなたのか忘れました)

 

「卵巣を取りたければ、

手術当日でも間に合うから言って」

と言われた

と書いてありました。

 

 

裏を返せば、

「卵巣を取りたくなければ、

手術当日でも間に合った」

という事かもしれません。

 

 

まぁ、せめて手術前日に言わないと

迷惑を掛けそうですが

そんな事を言っている場合ではありません。

 

 

子どもを産まない年齢の女性にとっては

卵巣は、子宮以上に大切な臓器です。

 

 

誰に迷惑を掛けようが、取りたくなければ

当日でも「卵巣は残したい」と言えば済みます。

 

 

私は、

ホルモン補充療法さえ受けられれば、全て解決する

と思い込んでいました。

 

 

でも手術後、Dダイマーが高いとか

どの程度の更年期症状があるのかとか

聞かれ、絶望したのも事実です。

 

 

その時、思い知ったのです。

 

 

あー、

私の髪の手触りがこんなに違うのは

卵巣がないせいだ。

 

 

という事は、

私の卵巣はちゃんと女性ホルモンを

出してくれていた。

 

 

病変もない卵巣を摘出して、

自ら老化を進行させた自分はおろかだったなと。

 

 

ぎりぎりまで、自分の卵巣で女性ホルモンを補い

(子宮全摘は行います)

 

その後、必要だと思えば

はじめて

ホルモン補充療法の相談をするべきだったんだな…と。

 

 

もう、後悔先に立たず。

 

 

この記事を読んでいる方で

卵巣に問題がないのに、

年齢だけで、

子宮と一緒に卵巣も取ろうと思っている方

 

もう一度考えて下さいね。

 

 

あなたは閉経していますか?

閉経していないなら、卵巣は取らない方がいいですよ。

 

 

あなたが当たり前だと思っている

その低い血圧、痛みなく動く関節…

それらもすべて

女性ホルモンに守られているのですよ。

 

 

「もう先生に卵巣取るって言っちゃった!」

という方、

今からでも撤回すればいいのです。

 

 

あなたは病巣だけとればいいのです。

子宮が悪い方は、子宮だけとればいいのです。

 

 

 

後になって、卵巣が腫れるなどの

病気が出るかもしれません。

 

でもその確率は100%ではありません。

 

逆に

卵巣を取れば、100%、女性ホルモンは激減します。

 

 

但し、

これはあくまでも、

● 閉経していない方

● 卵巣に病変がない方

です。

 

 

そしてもし子宮を摘出する理由が

ガンや子宮内膜症など

 

「子宮筋腫以外の理由」の方は

解釈が違うかもしれませんので

(私は子宮筋腫の事しかわかりません)

 

充分に、主治医とご相談なさって下さいね。

 

 

何だか

「臍が痛い」並みに

「卵巣は取ってはダメ」

って書いているかも^^;

 

 

おまえ、何回言うねんむかつき

って思われたら、本当にすみません。

 

 

全記事よんで頂けるわけではないので

この記事で始めて私の記事を読んだ方も

いらっしゃると思います。

 

 

どうしても

暦の年齢に縛られてしまうと思うので

それは改めて下さい。

 

 

子宮を取っても女性…

卵巣を取っても女性…

 

 

そんな事は百も承知です。

 

 

但し、

子宮を取る事は閉経ではありません。

 

卵巣が機能していれば排卵しますので。

 

 

卵巣摘出をしたら、直ちに閉経です。

 

あなたを守ってくれた女性ホルモンはなくなります。

 

 

今まで無縁だった、

中高年男性のものだと思っていた生活習慣病から

あなたは自分自身で、守らないといけなくなります。

 

 

血管が固くなるので、高血圧、動脈硬化、脳卒中など

老年期の男性の病気だと思っていたものから

自力で逃げないといけません。

 

 

今まで以上に、喫煙・禁酒・運動・睡眠・食生活など

気を付けないといけません。

 

 

もう私は卵巣を摘出してしまい

後戻りはできません。

 

 

なんとか、ホルモン補充療法を受けて

(副作用に気を付けながら)

 

生活習慣に気を配り、

体の若さを保ちたいです。

 

 

そして何より、精神の若さ…

長くなったので、

これは別記事で(笑)

 

 

 

※追記※

「全然閉経できない」と言った私に

「それの何が問題なんですか?」

と言った【先生】は、婦人科の主治医ではなく、

私のフットケアの先生です。

 

 

ちなみに54歳で閉経していない人は

確かに少数派に属しますが

婦人科で驚かれるような年齢では決してありません。

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。