術後12日目（退院9日目）
この頃は、午前中にシャワーを浴びて、
夕方、少し涼しくなってから、母と食材の買い物に行く…
というルーティーン。
- 遠い方のスーパーにいく（40分）
- 帰りだけ、わざわざ遠回りする（45分）
- 往復遠回りする（50分）
- 帰りだけ、超遠回りする（55分）
- 往復、超遠回りする（60分）
- 往復、かなりの早足で超遠回りする（55分以下）
このうち、4番目位の段階でした。
私は慎重すぎたかも…。
いや、私は
とにかく臍が痛く、
そのせいで、
自分が治っている実感がなかなかわかず…。
日にち薬とは言いますが、
臍が治らないと、
「あー今日も痛い。だから、このズボンしか履けない。
もっと暖かくなったら、何を着たらいいの？
お洋服、ピッタリしたのは、もう2度と履けないの？」
みたいなマイナスのループに。。
ほぼ自分の事しか考えていない感じで、
同じ頃に手術した方や、
腹腔鏡下子宮全摘手術を受けた人たちが
外食などに出かけていく中、
私は、
ダボッとした服で、近所の散歩だけ…。
お臍のバカー！！
シャワーから上がって、ふと
インターフォンのカメラを見ると、
光っていて、宅配便の人がうつっていました。
あっ。
シャワーしてて気づかなかった。
多分、母も洗濯物とか干してて気づかなかったみたい。
「何か注文した？」
と聞いても、誰も注文していない。
「そういえば、クレジットカードの更新があるとか
言ってたから、それかなー」
と思って
不在票を確認すると、後輩の名前が！！
「え、まさかお見舞いとか？？」
と思い、
とりあえず、再配達をお願いして
届いたものを見てびっくり。。
うわ、ありがとう
とLINEしようとして、
退院した日に連絡して以来、
一切連絡していなかった事を思い出しました。
後輩から返事が来て
「あれからLINEもないので
倒れておられるのかと心配で」
「(￣▽￣;)!!ガーン、まさかそれで贈ってくれたの？」
ものすごく反省する私。。
なんて、気取った記事、書いてんじゃねーよ。
と自分にツッコんでしまいました…。
「いや、入院時にお見舞いしたかったのですが、
コロナで行けないし、
お花を送っても病院側が受け取ってくれるかわからないし、
退院時に持って帰られるのも大変かな」と。
「なーんていい子なの、あなたは！」
そういえば、うちの母が、
去年骨折した時にも御守りを送ってくれた人でした。
私が持って帰る時、大変では？
とかまで考えるなんて、
そりゃ、モテる筈よね。
（浮いた話がいっぱいで、羨ましいぜ）
でもつくづく
「そうか、忘れていたけど、コロナじゃなかったら、
本来は一回くらい、
友だちがお見舞いとかに来てくれて、
久々に会ったり、お話したりできてたんだなー」
と思いました。
誰にも会えない孤独な入院生活で
自分を振り返る又とない機会をえて
私自身、収穫もありましたが、
極端すぎるのも良くないですね…。
何かもう、
余りにコロナ禍が長すぎて、
祖父母の法事にも行かせて貰えず、
メロンを宅配便で送って終わり
とか、
そんなのばっかりで、
人間関係までリモートになりすぎ、
コロナ前の「習慣」を忘れてしまっていました。
それを後輩から学んだ感じです。
綺麗な個室に入院していたし、
ゆったり座れるソファーも、
40インチのＴＶもあって
ケトルもあったから、
お茶でもいれて、
わざわざ談話室とか行かなくても
お部屋でお話できたのになー。
もう、ここ2年くらい、
余りに同居家族とだけしか食事もダメみたいな感じで、
友だち、後輩、親戚の人とか
ぜんぜん、会わないのが当たり前！みたいな。
今思うと、2回目のワクチン打って、
デルタ株が収まった去年の秋ごろ、
みんなと会っておけばよかったなー。
なんて、思っていたところだったのですが
オミクロン炸裂で、時すでに遅し。
社交を断たれた感じでしたが
LINEだけっていうのも、味気ない話ですよね。
ほんと、
私も体調が戻ったら、3回目のワクチンを打って、
もしオミクロンが落ち着いていたら、
会いたい人に会っておこうと思いました。
可愛いお花と、気遣いに癒されながら、
一回り以上、年の離れた後輩のおかげで
コロナですっかり忘れていた
社交の大切さ
を思い出させて貰ったのでした。
ありがとう
今日も、お読みいただきありがとうございました。