術後2日目・午後

 

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午前中、2時間以上起きていて、

具合が悪くなり、

しばらくベッドにいたのですが、

ベッドが柔らかすぎて、傷に響きます。

 

 

でも、無理するなと言われたので

談話室のソファーに行きにくい…(笑)

(今考えると、別に行っても怒られる筈がないのに…)

 

 

自分の個室に置いてあるソファーが

絶妙の長さ、奥行き、固さである事に気付きました!

 

 

多分、付き添いの家族が寝るのがこのソファーなんでしょうね。

 

 

でも私ときたら、とにかく、色んなモノが

出ている(苦労して並べたのです!)のです。

 

 

シャワーの後に使うもの一式!

一度座ったら、立たなくて良いように、全て揃えました。

(立ったり座ったりが痛むので)

 

ただし、もう横になるスペースもありません。

 

 

ベッド両脇の机も…

最初は、食事のトレイを置く場所もない位、色々広げていました。

 

 

ふと気づく。

● 私、別に、耳栓とかアイマスクを手の届くところに置いておかなくても

自分で取りにいける!

 

 

● 大事な書類も、引き出しに取りにいける。

 

 

● 日焼け止めなんて、何で机に出ているんだ、

● うがい受けも、もう要らない。

 

 

● マスクもスプーンも、必要な時に出せばいい。

 

 

そう考えると、机の上にモノなんて、

殆ど置いておく必要がないんじゃないか

 

 

午後は、ソファーに出ているもの、

机に出ているものの、片づけに入りました。

 

 

病棟内を歩くだけが歩行訓練でも、

運動でもない!

 

 

うろうろと、あれはこっち、これは引き出し、

これは家族に持って帰ってもらおう…

 

 

片づける事が、素晴らしくいい運動になる事に

気付きました。

 

 

しかも、部屋が片付くって、何て気持ちがいいのでしょう

 

 

今までの病人臭かった部屋が、

どんどん綺麗になっていく!

 

 

今までは、ベッドの上で、

自分が持ち込んだ消毒シートで、

スマホとタブレットだけ拭いていたけれど、

 

 

せっかくだから、

入院セットに付いていた「除菌シート」で

机なども拭いてみました。

 

 

あら、綺麗。。スッキリ。。

 

 

下を向くのは辛く、

未だに冷蔵庫は開けられそうにありません、

寝起きや、立ったり座ったりなど、

体勢を変えるのが辛いのです。

 

 

でも、立った状態で、あれこれするのは意外と平気。

 

 

というか、

整理しているうちに、平気になってきたような…

 

 

つまりこれが

「動いた方が早くよくなる」

って事なのかも。。

(まぁ私の場合、下痢9回で強制的に動いたのもありますが…)

 

 

部屋がスッキリ片付くと、

急に部屋が「無音」な事が気になりました。

 

 

音楽を掛けてみる…

癒される…。。

 

 

あー、なんて事。。

わたし、こんな素晴らしい行為を忘れていたの??

 

 

最近、YouTubeばかり聞いていて

新しい情報は得られたけれど、

私には「感情」が欠けていた気がする。。

 

 

知識ばかり求めて、

勉強しないと社会についていけない気がして

IT音痴の人を不勉強だと決めつけて…

 

 

でも私は、それを得る代償に

感動を忘れ

自分を労わらず

思い出を振り返りもせず…

 

 

ちょっと音楽を聴いただけで、

こんなに価値観が揺れるなんて、自分でもびっくり。

 

まるで、生まれ変わったかのようでした。

 

 

人間、何事もバランスですね。

 

 

入院しなかったら、こんな事、きっと気付かなかった。

 

 

分刻みで、まさに歯磨きの間、湯船につかっている間さえ

Youtubeを聞いていた私。。

 

 

時間があるから、いつもは開かない筈の

昔聴いていたプレイリストをのぞいてみたり・・・。

 

 

うわうわうわ…

その時好きだった人を思い出したり、

 

 

今思うと、元彼にメッセージを送ったりしたのも

音楽のせいかも…

(今度は芸術のせいにしてみる(笑)

 

 

昔の記憶がアリアリとよみがえります。。

 

 

感情が激しく動く。

もう卵巣はないけど(笑)

あったら、最後の力を振り絞って

女性ホルモンを出してくれたんじゃないかと思うほど…

 

 

ココロがときめいて

喜んでいるのがわかる!

 

 

退院したら、もっと音楽を聴こう。

Youtubeではなく…

 

 

もっと自分で自分を労わろう

 

 

誰かが何かをしてくれない

とか言う前に、

 

 

忙しさにかまけて、

自分から手放した「癒し」を取り戻そう

 

 

 

誰も来ない究極の孤独の中で

無音の病室が

私に教えてくれました。。

 

 

音楽を聴くって、こんなに素敵な事だったのですね。

気付けて良かった。

 

 

私の更年期後半は、きっと前半より良くなる!

 

 

 

そこへ毎日顔を出してくれる、助手せんせいがお越しになる。

 

 

開口一番

「この部屋は空気が良いですね!」

と言って下さる。

 

 

何か嬉しくなる。

 

 

私の枕元に向けて、両端から、

卓上加湿器がフワフワと蒸気を出していたから

そんな風に見えたのでしょう。

 

 

でも今思うと

きっと、

机の上や部屋のあちこちを片付けた直後だったので

 

お部屋がスッキリ

 

していたのが大きかったかな、と思います。

 

 

つまり、

病室の片付き具合で

その患者がよくなってきているかどうか

わかるのではないでしょうか?

 

 

 

ついさっきまで、

S字フックでぶら下げた大事なモノが、

電動ベッドを上げた途端、床に落ちて絶望

していたのに…

 

 

絶対落ちないように工夫していたのに、

電動ベッドの衝撃は計算外でした…。

 

 

※この日は床に落ちたものは拾えないので

掃除の方に拾って頂きました。

 

 

助手せんせいに、

「床ずれはどうか?」

など、気遣って頂く。

 

 

ベッドがよほど良いものなのか、微動だにしなかったのに

床ずれは出来ていなかったように思います。

 

 

と言うか、

この時点では私はまだシャワーも浴びていないので

自分の体の状態を全く目視できていないわけですが。。

 

 

助手せんせいにお腹の傷を見せるように言われ

「順調です」

と言って頂く。

 

 

「どうしてわかるのですか?見えますか?」

とお聞きすると、

「傷口から出血していないから、大丈夫なんです」

と教えていただく。

ホッ。。

 

 

夜になって、主治医が来て下さいました。

毎日、一度は顔を出して下さいます。

 

「下痢はいかがですか?」

と聞かれ、

 

 

「少しマシになってきました」

と答える。

 

 

これは本当で、

同じ「三回下痢」でも、

便の固さや、行きたくなるまでの間隔で

自分でわかるのです。

 

 

すると

「明日の土曜日、私、出勤して、あなたを診察して

大丈夫だったら、翌日午前に退院できます」

 

 

と言われ

「ええええ!」

と驚く。。

 

 

こ、こんなに痛いのに、もう退院?

ていうか、明日、内診?こわっ…

 

 

心の声が聞こえたのか、

「もうちょっと入院していたければ、伸ばせますよ」

と言われる。

 

 

いやいやいや…

帰れるものなら、帰りたいので、

 

 

「いいえ、退院します」

と答えながら

 

 

「入院説明の時、あんなに看護師さんに

最短での退院日を確認したのに

一日早くなってる!

ていうか

この入院スケジュール表、何の役にも立たない」

 

と、余りの事に驚いてしまう…。

 

 

でも出血もほぼほぼないし、

この調子なら、きっと明後日午前中に退院できそうです…

 

 

喜び7割、不安3割…。

 

 

だって、

私は電動ベッドの力なしに

本当に起き上がれるのでしょうか・・・^^;

 

 

しかし、

早期離床とは言いますが、

まさか術後2日目の夕刻に

退院日の話が出るとは驚きです。

 

 

それだけ順調だったという事で、

医療者の方々へ感謝しかありませんが…。

 

 

さて、明日の内診はどうなる事やら…

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。