【セミナレポート】NOCOR(ノコア)③-新型ビタミンC誘導体のすごさ | 日本化粧品検定協会のブログ

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いよいよ最終章です
美肌に不可欠なビタミンC / 新型ビタミンC誘導体
についてレポートします。

妊娠期のお肌とコラーゲンについてはこちらから
ヒット商品が生まれた理由はこちらから


ビタミンCとは?
別名:アスコルビン酸と言われ
水に溶ける水溶性ビタミンの1種です。

 ビタミンCの肌に対する主な働き
 ・コラーゲン生成のサポート
 (コラーゲンをつくるのに不可欠)
 ・ターンオーバーの正常化を促進
 ・紫外線によるメラニン生成の抑制
 (チロシナーゼ活性阻害)
 ・活性酸素を除去、肌の酸化を抑制
 (抗酸化力が高い)
 ・抗炎症作用

などなど。美肌に必要な成分の1つです


肌にビタミンCが不足するとコラーゲンが
作られず、ハリや弾力の低下につながります。

た、抗酸化力が低くなると、
シミやしわができやすくなってしまいます。

この大切なビタミンCですが残念ながら

体内で作ることができないため、
食品や化粧品から補給する必要があります。

また、熱に弱い・酸化しやすい・肌へ浸透しづらい
など、取り扱いが難しい成分でもあるのです。。。

NOCOR アフターボディークリームでは
肌の奥までしっかりとビタミンCを届けるために
新型ビタミンC誘導体 「FUNCOS C-IS」を配合

 FUNCOS C-ISとは?
東洋ビューティー株式会社 久間室長から
解説いただきました。


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 特長
 ・高い皮膚への浸透力(ビタミンCの30倍)
 ・肌内部への供給力の高さ(ビタミンCの200倍)
 ・熱安定性が非常に優れている
 ・水と油の両方に混ざる
 (水と油との相溶性が良く、水になじむ親水基と
 油になじむ親油基の両方を持つ両親媒性)

生のビタミンCは水溶性です。
そのため、肌につける際、皮膚の一番外側にある

皮脂膜(皮表脂質+汗で形成)を通過するのが難しい

という問題があります。

「FUNCOS C-IS」は水となじむ“ビタミンC”と
油となじむ“リン脂質類似構造リンステアリル”の
両方が結合
している成分のため

 ①肌の一番上にある皮脂膜をすんなり通過
           ↓
 ②角層の奥深くまで素早く浸透


そのため、
フレッシュなビタミンCを肌に届ける
ことができ、即効性が実感できる
という画期的な新型ビタミンC誘導体です

また、水と油を混ぜるために必要な
界面活性剤を使わずに
ボディークリームを作る
ことができたのも
FUNCOS C-IS」の働きに
よるものです。
両親媒性のため、水と油を乳化することができます


 気になる肌への効果
 ・コラーゲンの生成を促進
 ・コラーゲンを分解する酵素の活性化の抑制
 ・コラーゲン減少の予防
 ・UV-B、UV-Aによる酸化ストレスの抑制

皮膚への高い供給力があるため
細胞内で多様な効果を発揮することができるのです。 


製品を作るきっかけから、成分へのこだわり。
製品誕生からヒット商品につながるまでの経緯など

しっかりと学ぶことができた貴重な勉強会となりました


最後に
FUNCOS C-ISの表示名称は
イソステアリルアスコルビルリン酸2Naです。

コスメが読めると化粧品はもっともおもしろくなる

是非、挑戦してね!