前回の記事でVailにて、夫婦で5歳の息子ちゃんのあまりの運動能力のなさに驚いた件をお届けしました。→こちら

 

今までスポーツのクラスに通わないか?と聞いても断固拒否してきた息子ちゃん、

5歳にて既に運動が苦手、ということがわかっているようです。

 

そして、息子ちゃん、学校は大好きなのですが、昨年終わりごろからだと思います、

月・火・水曜日が憂鬱なのです。

前日になると、

 

あ、明日はHealth Fitnessだショボーン

 

とガクッっと肩を落とします。

 

Health Fitness、最近では体育の時間をこう呼ぶのですね。学校によって、

Physical Education略してP.E.だったりと呼ぶところもあると思います。

 

一体授業で何をしているのか聞くと、

ダンスだったり、走ったり、ちょっとしたボールを使ったゲームみたいなことらしいです。

 

アメリカのキンダーの体育なんてほぼ遊び、だと思うのですが、それすら憂鬱な息子ちゃん。

かなり先が思いやられます。

 

日本のように鉄棒だとか、マット運動だとか、かけっこで順位がつく、とかそんなことは一切ないのです。

集団で同じように動かなければならないダンスなんかも一切ありません。

前にしまじろうの教材のお話で、ダンスの時間にお友達と同じ動きができない子をお友達が笑う、みたいなお話があり、

息子ちゃんは???といった感じでした。

日本の幼稚園のみんながまっすぐ並び、同じダンスをする映像や卒園式にきれいに並び歌を上手に歌っている映像を見て、

「アメリカでいい。日本の学校行きたくない」と申しておりましたショボーン

 

正直、お勉強はできる方なので、日本に戻る際にそこは心配していないのですが、

にわかに一番心配になってきたのが「体育」です。

アメリカはとにかくゆるゆるです。

みんなで楽しく体を動かせればよい。

本格的にやりたい子は習い事に行けばよい、という感じですから、

求められるレベルが格段に違いますし、

日本のように一人ずつやらされて、みんなの前で恥をかかなければいけない、ということもほとんどないと思います。

 

それすら憂鬱だったら、日本の体育に放り込まれでもしたら、即刻登校拒否になってしまいそうです。

 

ということで、

「運動能力向上プロジェクト」を始めました。

 

幸いヒューストンは冬でも暖かく(といっても、夏が暑すぎるので逆に今しか外で遊べない)、公園に行けます。

先週末は素晴らしいお天気だったので、

オハイオからの引越し以来乗っていなかった自転車をもって公園に行きました。

ヘルメットの入っている棚を開けましたら、七五三記念でもらった縄跳びが出てきましたので、

縄跳びをするかときいたら、

「学校でやってるけどできないから練習したい」というので、

自転車と縄跳びをもって公園へ。

 

自転車(もちろん補助輪つき!)で公園のトラックを1㎞ほど走り、その後縄跳びの練習。

 

縄跳びが一回もできない、ということがあるんだ、と衝撃でしたが、

確かにできませんでしたガーン

縄を回すタイミングとジャンプがあわない。。

1日目はできずに終わりましたが、

2日目はなんとか1回できたことが7回。

少しずつできる喜びを味わわせながら、もう少し頑張ってもらえればと思います。

このね、見守りながら、励ましながら練習させる、って結構至難の業なんですよね。

ついつい「そうじゃない!」と怒りたくなってしまったり、すぐに諦めそうになるのを叱責したくなります。

 

夫には無理です。

夫は頑張ってる息子ちゃんのビデオを見て爆笑していました。(私でもちょっと笑っちゃう画像ですが)

どうしてこんなことになるの?

俺は初めてやったときからできたけど?

お前の血だろ?

お前が運動させないからだろ?

 

あーなんでもそう。

息子ちゃんができないことは全部私のせい。

運動させるのも勉強させるのも全部私の仕事。

 

パパと一緒にボール蹴ったこともない、投げたこともない子がサッカーしたいと思う?野球したいと思う?

ほぼ公園だって一緒にいったことないくせに。

 

私はそれなりに公園とか連れて行っている方だし、一緒に走り回っている方だと思います。

だって、息子ちゃんは競争、って言わないとと走りませんから。

でも、パパに教えさせると、きつく言い過ぎて、息子ちゃんの心を壊してしまうから私が教えようと思います。

 

と、また夫への愚痴に走ってしまいましたが、

 

体育の苦手な子の気持ちは、苦手だった人にしかわからないから、

はい、つまり私。

私自身体育が苦手で確かに小学生のころから体育は憂鬱だったように思います。

縄跳びも苦手だったと思います。

マットも跳び箱も鉄棒も。あんなの必要だったのか?と未だに思います。

短距離はどうしても早くならなかったので、多少気合でなんとかなる長距離のほうがマシでした。

それなりに大きくなって、単純な運動能力より考えればちょっと上達するもの、球技などが出てきて苦痛が減ってきました。

 

今の息子ちゃんには、

「運動ができない」という劣等感よりも、

練習すれば少しずつできるようになる、という達成感、「できる喜び」が必要だと思うので、

変にスポーツの習い事に突っ込んで、劣等感を増幅させるよりも、

私がじっくり向き合って、お遊びのようなHealth Fitnessのクラスが憂鬱にならない程度の運動能力を身に着けてあげることが必要だと思います。

 

 

母としての頑張りどころです筋肉

 

 

ちなみに、アメリカには鉄棒がありません。

鉄棒のある公園なんてほとんどないし、学校にもありません。

鉄棒、マット運動、跳び箱、、そんなものいるか?と私は幼き日の恨みを込めて思います。

日本の学校でやっぱり軍事教練が進化(退化?)したものだよね、って。

 

こちらの中学校Middle schoolに入ると(学校によって差はあると思いますが)、体育の授業は選択制になるらしいです。

お友達のアメリカ人ママは、うちの子はダンスに通っているからまだマシだけど、

12歳で全く運動しない子が出てくる、、と心配していました。

だからアメリカでは運動の出来る子と出来ない子の差がすごいです。

 

一律的に運動も勉強もある程度のレベルにしてくれる日本の教育は素晴らしくもありますが、

帰国する日を思うと憂鬱にもしてくれます。

 

 

 

まずはアメリカレベルの体育も憂鬱にならないように、頑張ります!

 

 

 

 

 

こんな小物の息子ちゃんです。

息子ちゃんの優越感

隙あらば

男の本能