■キラースネール再生プロジェクト
繫殖への淡い期待をしながらキラースネールを飼っていますが、どうしても水質が酸性に傾きがちなのか殻が溶けてしまいます。
なので、サンゴ砂を入れた容器に隔離して殻の再生を図ることにしました。
_170411 058 キラースネール 殻が再生中 posted by (C)サイレス
こんな感じで、殻の表面が削れたようになって殻のてっぺんも丸くなって先っちょが折れたとんがりコーンのようになってしまっています。
この個体はあまり動かなくなっていましたが、サンゴ砂でアルカリ寄りになっているはずの水で元気が出たのか、無事活動するようになりました。
_170405 055 posted by (C)サイレス
こっちは元気なほうのキラースネール。
殻溶けの予防と観察しやすくするためにこちらも隔離しています。
で、これまではっきり見たことの無かったスネールを食べるシーンを観察してみることにしました。お腹いっぱいになればより元気も出ることでしょうし、もしかしたらお腹が空いていると共食いするんじゃないか…という一抹の不安もあります。
水換え用バケツに根付いてしまっているヒラマキガイと、水槽にいるカワニナタイプの貝を与えてみました。
_170419 019 キラースネールが綺麗に食べてくれました posted by (C)サイレス
水槽だとわかりにくいですが、小さめの容器だと捕食行動も観察しやすいです。(肝心の捕食シーンは撮れてないんですが)
スネールを見つけると、体の腹足部分でのしかかって包み込むようにして相手を動けなくし、そのまま捕食します。
具体的にどのように食べているのかはわかりませんが、中身が吸い出されているようで、↑のように殻だけが綺麗に残っています。
食べるのは意外と速く、ヒラマキガイ×10+カワニナ×5くらいを3匹がかりで1-2時間ほどで食べつくしました。
キラースネールは管のようなものを出しながら動き回るので、きっとこの管をマイマイカブリみたいに貝の殻に差し込んで食べるんだろうと思っていたんですが、どうやら違うみたいです。
ついでに、無脊椎動物つながりで…
_170419 168 ロックシュリンプ posted by (C)サイレス
ロックシュリンプ。
たまたま白い斑点の綺麗な個体がいたので…
_170419 164 ロックシュリンプ posted by (C)サイレス
長生きさせるのが難しい生体と定評がありますが、やっぱり餌付けと餌を安定して供給するのが難しいのが原因のようです。
とりあえずフンはしているみたいで何かしら食べているようです。水流に向けて手をかざしているところに餌を落としてみたら、うまいこと引っかかって食べていました。理想を言えば、底に落ちた餌をコリドラスなどと一緒に食べるようになってくれればいいんですが…。
今のところ、水草やコケの表面をぬぐうようにツマツマしているところは見たので、うまくすれば餌付けられそうです。