ティル・ナ・ノーグ Tir na n-Og -11ページ目
なんだかんだで3ヶ月続いた接客のアルバイト。おととい大きな失敗をしました。

「失敗くらい誰にだってあるさ!」

って考えるのが普通なんでしょうが、失敗の内容によりますよね。私の場合、それは会社の名を汚し、積み上げてきた社員からの信頼を一気に崩してしまうほどのものでした。
私はアルバイトであるが故、その責任は社員が取らなくてはなりません。それも社長が直々に土下座しに行かなくてはならないくらいの失態。店長からは「資格試験通ったんだろ?もうココにいる必要はないわな」と一喝。お客さんが『あの店の男のアルバイター、最悪』とツイートが広がる前に、いなくなった方が身のためだって。

シフトは減らされて今月はあと2回・・・。明日と来週の火曜日。それ以降は覚悟しておきなさいと。

それでちょっと、昨日今日は相当ナーバスになってました。WRAPで元気はもらえたけれど、帰りの電車でぐったり。
家に着いてから今に至るまでほとんど会話も無しでズーン(*´Д`)=з


明日が憂鬱です。安定剤が足りないから頓服足しておこう


黙ってるのって身体に良くないから、時々嫌なことは吐きだそうかな。明日は帰りが遅いので、たぶんブログの更新はしないと思います
さて、昨日は横浜みなとみらいへ行くと言い残したままブログの更新(&交信)が途絶えましたが、実はとある定例会へ初めて参加してきたのです。本記事はその紹介と、地域の精神障害者施策について考えてみようと思います。

こんな形で活きるとは・・・


学び多きこの1年、ある日私は授業で精神障害者のリカバリー(回復)について先生から講義を受けていました。さらっと、たった90分の中で聴いただけの言葉でした(そのクセにテストにはよく顔を出す)。それが~WRAP(Wellness Recovery Action Plan:元気回復行動プラン)~です。単に「ラップ」と呼ばれています。

精神障害をもちながら生活することは、多くの社会的な弊害が生じます。最近でもまだ、「精神を病むのは心が打たれ弱い証拠だ」とか「相手に構ってほしいから、甘えたいからそう振る舞ってるだけだ」とか、そういう風に考えている人がたくさんいるはず。でも、病気を抱えている人は「違う!」って叫びたいですよね。
いつだって障害を持つ人はマイノリティ。社会では弱い立場に置かれてしまいます。そうした方たちが、どうしたら全人的復権を目指せるのか、これは全世界で議論が絶えない課題です。

「自分はどんな治療が向いているだろう?」と考えるときが必ずあると思います。
・薬物治療
くすり
・カウンセリング
しゃべる
・気合い
筋肉 etc...
様々な手法の中に、そのWRAPがあります。これは、精神障害を持つ方々の困難さといった情報をもとにアメリカで生まれた方法で、意訳すれば「落ち込んだ時に元気になるための自分自身の行動計画」といっても良いでしょう。

WRAPの真髄


元気回復行動プランを生み出すキッカケとなった人物が、メアリー・E・コープランドさんです。彼女自身もまた、長年精神疾患で苦しんだ経験があり、主治医からも「回復の見込みはない」と匙を投げられました。あるときコープランドさんが「元気である為にはどうしたらよいか」という探究をはじめ、いろいろな精神障害を抱える方から『元気回復(リカバリー)』の手段を調査しました。それを彼女が実践していくと、次第に元気でいられることの安定性を見出すことができました。
このことを周囲の仲間とともに「リカバリーをすすめるツール」として世に誕生させたのがWRAPというわけです。さらにコープランドさんが行った調査から明らかになったリカバリーに欠かせない《5つの法則性》が、WRAPの真髄となっていきます。

1.希望
元気になることは、不可能ではないという事です。その希望を持ち続けることが、目標を達成できる原動力になり得るのです。
2.責任を持つこと
自分の体調は、自分が一番良く知っていますよね。ですから、自分自身が自分の専門家になり、生活の仕方などに責任を持ちましょう。気分の変調をうまくコントロールできなくなった自分の力を取り戻せるようになります。行動を起こすのはあくまで自分自身です。
3.学ぶこと
様々な知識を蓄えることは、自らをもっと良い方向へ昇華させます。本を読んでみたり、このブログをよんでみたり(笑)、あるいは同じ体験をしている人のお話を聴いてみる・話してみることも重要です。
4.自分をアドボケイトすること
アドボケイト、つまり自分には何かをする権利が当然あります。それを自覚し守ること。
5.サポート
自分の元気は自分で作り出す努力も必要ですが、一人ではどうすることができない場合は、お互いにサポートし合うこともまた、必要なのです。

WRAPの実践


先程WRAPは「行動計画だ」と綴りましたが、例えば「自分はこういう時に、調子が悪くなる」「気分が悪くなった時、こうするとリラックスする」「一人で解決できないとき、誰を頼れば良くなるか」というような事柄を、いろいろ思い出しながらまとめていきます。いつかその時が来たら、すぐに対処できるようになります。

そこでようやく明かされる、昨日の私の行動。私は横浜のWRAP活動へ参加したのです


神奈川県民活動サポートセンター

神奈川県民活動サポートセンター


活動はまず“チェックイン”から始まります。旅館などで受付をするときに使う、アレです。つまり言うと、自分はWRAPという宿に入ります。参加者は他の参加者をお出迎えします。呼ばれたい名前など簡単な自己紹介をして、「ようこそ~」と迎え入れます。
この日行ったのは、①自分が大切にされていると思う瞬間②普段の生活の工夫を発表することでした。皆さん、思い思いの意見を語り合います。

横浜WRAP13031701

みんなの思いがつまったホワイトボード


次に、これらの発表から自分の感じた事を紙に書きだします。

横浜WRAP13031702

「絆」とか「いらない存在じゃないんだ」とか「存在感」など、感じたことを共有します。みんな考えることは違って、新たな視点に気付くことができます。
最後はもちろん“チェックアウト”でしめます。イスを持ち寄って円になり、今感じている事、家に持って帰りたい事、ここに置いていきたい事(卒業したい事)を発表し合います。



こうして私は治療の一環として、横浜WRAPのクラスへ仲間入りすることができました。先々就職のことも考えなければなりませんが、今の私に必要なのは、無理をしないこと。それに尽きます。こういった活動を通して、私は自分の「回復」をしつつ活躍できる場を探そうと思いました。

位置付けとしては「就職(に役立つ)活動」ということで
(・・;)


☆次回の横浜WRAPは4月7日(日)です。どなたでも、参加してみませんか
前回の記事から時間が空いてしまいました。昨日は学校やら病院やらバイトやらで、早朝から夜更けまで動き回っていたせいでパソコンを弄れませんでした
おかげで今日は伝説の超筋肉痛。また出かけなきゃいけないのに

それでえっと、自己採点をしました。速報よりも若干点数が上がっていて、ギリギリ合格ラインを超えた感じです。ちなみに全部晒すと…


専門科目
①精神疾患とその治療7点/10問
②精神保健の課題と支援4点/10問
③精神保健福祉相談援助の基盤6点/15問
④精神保健福祉の理論と相談援助の展開14点/25問
⑤精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム4点/20問

36点/80問

共通科目
⑥人体の構造と機能及び疾病4点/7問
⑦心理学理論と心理的支援4点/7問
⑧社会理論と社会システム4点/7問
⑨現代社会と福祉4点/10問
⑩地域福祉の理論と方法6点/10問
⑪福祉行財政と福祉計画2点/7問
⑫社会保障2点/7問
⑬障害者に対する支援と障害者自立支援制度2点/7問
⑭低所得者に対する支援と生活保護制度5点/7問
⑮保健医療サービス4点/7問
⑯権利擁護と成年後見制度1点/7問

38点/83問


と、合計74点でボーダー越え。未だに信じられない。
言い訳がましいですが、私のように専門学校へ進学されてきた方のほとんどが、「心理学部卒」「経済学部卒」なので、共通科目の部分では「完全にホームグラウンド~うぇい!!」と仰る方がいっぱいいました(入学当初はですが)。
私なんて「工学部卒」で、もっぱら物理・化学・天文学の分野にしか興味のない偏った人間。法律だの政治だの心理だのいくら勉強してもさっぱり興味がない。
でも、「とある入学動機」を思って必死にしがみついて、何とか覚えられることだけ習得しようとしたら、結果が少しついてきた。

8ヶ月間、長かったけど、新しい視野が広がりました。


今日は“就職活動”の一環として、これから横浜みなとみらい
へ行ってきます。