人間像 | ティル・ナ・ノーグ Tir na n-Og
とうとう6月に入りました。
2か月間学生生活をしていて、みんながどういう思いで精神科ソーシャルワーカーになりたいのか、なんとなく分かってきました。

○PSWは対人援助の専門職だ。だから様々な知識を学ぶ必要がある
○PSWは医者や法律家じゃない。だから医療や法を学ぶ必要はない
○PSWは所詮心理学の延長だ。だから主に心理学の理論を心得ておけばよい

クラスメイトの大体はこの3つの人間像に当てはまります。私は、一番上の思いで勉学に励んでいます。これが正解かどうかは分かりません。なぜなら他の2つの意見もまた、理に適っているから。

だけど。それぞれの意見はそれぞれの意見と対立します。私はこの対立の台頭に立たされて、酷い扱いをされています。クラスのまとめ上げ役を買って出たのがそもそもの発端。
「心理学も学んでいないような奴が勉強だ!とか出しゃばるな」
「社会に出たことがあるからって年下に指揮を執るな」
「経験があること=みんなより優れているわけじゃない」
「自己主張が強い人ほど醜いものはない」
「まとめ上げるんならもっとクラスの士気を上げろ」
まぁ、ごもっともな意見ですね。私は基本反論しないので(←しないことが正しいわけではありません)全ての意見を真摯に受け止めているつもりです。

だから。謝りました。みんなの前で。「お役に立てず申し訳ございません」と。
その時の冷ややかな反応が今でも忘れられません。もうぶっちゃけ頼ってないからいいよ、と。もちろん講師陣にも相談しましたが、「それは我々が関与していい問題じゃない」と門前払い。

そして。今どうしているかというと、登校時刻を授業開始ギリギリに延ばし、あまり矢面に立たないようにしています。でも今まで私がクラスに対して行ってきたことは全て裏目に出ていて、講師の間では「学校一“暗黒の”クラス」と揶揄されています。だから講師陣も関与したくないのでしょうね。

被害妄想が激しいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、これが現実です。もといクラスみんなから好かれようと思ったのが間違いでした。何でもかんでも初めから成功が約束されている訳じゃない。
なんとも苦い2ヶ月でしたが、7月の定期試験に向けてコツコツと勉強時間を増やしてます。ただひたすら自分のことだけを考えて──