長らくご無沙汰しております。
マスターです。
このところご無沙汰だった理由はただひとつ。
焙煎が忙しかったから
でございます。
「自家焙煎コーヒーの店」
っていう看板に変えたところ
おかげさまで豆の販売が好調で、
ブレンドが売り切れそうになるほど
先週、私は焙煎に追われておりました。
ありがとうございます。
おかげさまでこんなに上手に
焼き上げることができるようになりました。
う~ん。素晴らしい。
なんて自画自賛をしたいわけではなく、
今回のブログでお伝えしたいのは、
自家焙煎を始めて、語り始めた
我が店のキャッチコピー、
「世界に一つだけのコーヒー」
というやつなのです。
大胆にも国民的アイドルグループ、
SMAPの国民的名曲をもじった
このキャッチコピー。
何も世界で一番おいしいとは言っておりません。
(そうなりたいのはヤマヤマですが)
この言葉の真意はと言いますと、
当店の焙煎はすべて手作業です。
豆の選別、
↓
手回し焙煎機による焙煎、
↓
うちわで扇いでの冷却
丁寧に丁寧にすべての工程を行います。
デジタル制御されている
大型の焙煎機と違って
その都度、焙煎度合いが微妙に違います。
敢えて変えることもできますし、
揃えようと思っても揃わないということもあります。
そんな焙煎豆を4種類、日替わりでブレンドしておるのです。
「今日はマンデリンでコクを出して」
とか
「今日はモカの酸味を効かせて」
とか
「今日はベースの豆をちょっと深めに煎って、苦めに」
なんてやってたら
何通りのブレンドが出来上がるかわかりません。
まさに一期一会。
「世界に一つだけのコーヒー」
というわけなのです。
少しずつしか焙煎できないので、
毎日大変ですが、
それによって様々なコーヒーとの出会いがあります。
それってとっても素敵なことです。
今日のコーヒーは好みじゃなくても
明日のコーヒーは理想のコーヒーかもしれない。
そう思えるから、
どれだけ大変でも、
どれだけ右腕が筋肉痛になろうとも、
今日も明日も
私は豆を煎り続けることができるのです。