炭水化物、脂質、タンパク質で不足しているのはな~んだ❓』

「うわ~、それタンパク質に決まってるじゃん」

『タンパク質と言われていますね。』

「うわ~、まだなぞなぞじゃなかったのか。」

「では、どんな人にタンパク質が不足してるでしょーか❓」

「うわ~、そう来たか。多分・・ア・タ・シ❓」

『ざ~んねん』

「はずれなんか~い」


『第二問、ジャジャン❗いくら食べても太らないのは炭水化物、脂肪、タンパク質のうちどれでしょーか❓』

「これは知ってるよ、タンパク質だよ」

『ざ~んねん』

「わかった、全部外れだ!」

『せいか~い』

『第三問、ジャジャン❗食べると筋肉になるのは、炭水化物、脂肪、タンパク質のうちどれでしょーか❓』

「これは、学校で習ったよ。タンパク質だ!」

『ざ~んねん』

😈地からのDebooのざわめき👿

家庭科の教科書よく見直せよ。
そんなこと書いてないぞ。


美咲の記憶の中では、間違いなくタンパク質は筋肉になるだった。
ついでに、炭水化物はエネルギー脂肪はエネルギーや脂肪になる。
こう習ったはずだと思った。

しかし、美咲は教科書に書かれていた重要なことを見落としていたのだ。
なんなら、それを教えた先生も重要な部分が抜けていたか、曲解をしている。

それは『主に』という言葉だ。

雑食である人間は優れた消化システムを備えている。
何でも吸収して何でも都合がよいように役立てる能力を持っている。

ただ、そのための手間暇が異なるだけだ。

『ファイナル問題、ジャジャン。炭水化物、脂質、タンパク質で不足しているのはなんでしょーか❓』

「うわ~、やっぱこれなぞなぞだったんじゃん。よく分かんないから、全部って答えておこう。」

『ざ~んねん』

「だと思ったよ。」

😈地からのDebooのざわめき👿

それ絶対太るやつだから



『以上を、踏まえて、炭水化物を控えたら痩せられるでしょーか❓』

「うわ~、ファイナル問題とか言ってまだなぞなぞが来たよ。多分、痩せられないでしょ。」

『半分せいか~い』

「半分だけか~い」


👼天からのAbooのささやき👼

糖質制限ダイエットで痩せられるというが、普通体重の人がやっても効果は限定的だと考えられる。
糖質制限メニューといえば、鶏のささみ肉があって、アボカドがあって、バナナがデザートで・・・なんてものを思い浮かべるはずである。
しかし、カロリーを合計してみると、むしろデブ活になっているはずだ。
普通の人の食事から、特定の種類の脂肪と炭水化物を減らしているが、別の脂肪と炭水化物摂っている。
これを普通の人がやると、カロリーオーバーだ。

そもそも、これを提唱しているのはアスリートタイプである。

その他大勢にはカロリーが高すぎる。
しかも、脂質を積極的に摂るせいでデブまっしぐらともいえるものなのだ。

そうであれば総カロリーを減らして普通の生活に見合った量にしたらよいではないかと考えがちである。


『おまけ問題。ジャジャン❗総カロリーを控えつつ糖質制限するとどうなるでしょーか❓』

「うわ~、まだあるの❓痩せそうな気がするんだけど・・・」

『ざ~んねん』

😈地からのDebooのざわめき👿

ぼ~っと生きてんじゃね~よ❗

『せいか~い』

美咲は頭がこんがらがった。
この「せいか~い」はもしかして耳鳴りに対してなのかと思ったが、耳鳴りは明らかにNHKのチコちゃんに叱られるの声色だった。

しかも「ぼ~っと生きてんじゃね~よ」のどこが正解なのか全く意味が分からなかった。


👼天からのAbooの囁き👼

正解は、頭がぼーっとするということだ。
本来必要な糖質を摂り切れず、タンパク質にオールインしてしまっているためだ。
教科書にある「主に」は意味なくついているわけではない
炭水化物が「主に」エネルギーになるのは、簡単にエネルギーに転換できるからだ。

栄養学などによると、糖質の中で単糖類はすぐに脂肪になるというが、ブドウ糖の点滴でぶくぶく太るなんて聞いたことないし、むしろ、摂食障害で砂糖たっぷりのものしか食べられなくなった人はガリガリにやつれてしまう。

おそらくブドウ糖まで細かく砕かれた糖はもはや脂肪に組み上げるのが大変過ぎな状態なのであろう。

糖質不足で頭がぼーっとして救急車でなんてなったら、当然のようにブドウ糖を点滴されるであろう。

糖質が脂肪になりやすいのは、他のものとの兼ね合いもある。
脂肪が脂肪になりやすいのも同じだ。
タンパク質を摂取したのになぜか脂肪に化けるのさえも同じである。

特定のものを避けたところで、人間の体は、他の材料を使ってコンディションを維持しようとするものである。

したがって、糖質断ちとかしてしまうと、体に大きな負担になるだけである。

人間が雑食であるということから、菜食主義(あえてベジタリアンやヴィーガンとは呼ばない)も必ずどこかで無理がたたるものである。


美咲は急に疑問が沸いた。
昔のお坊さんとか完全菜食主義だったはずなのに変だと思えたのだ。


👼天からのAbooのささやき👼

この手のものはよくよく紐解いてみると、頭の中のイメージと、現実が必ずしも一致しないものだ。
別のところにしっかり動物性のものが紛れていたりもする。
ただ、見えなければ不可抗力だからOK的な部分もあるのだ。

宗教的なものの場合は、四つ足禁止だが、そうでなければよいとかある。
本来タブーのはずのものも宗教的儀式で浄化してから食べればよいということもある。
法律で禁止しても、紅葉、桜、柏という感じに植物の名前に偽装して実はちゃっかり食べていたということも多い。

完全なヴィーガンだって同様だ。
彼らは食事に限らず身の回りのものもすべて天然植物由来を貫こうとするが、知らないところで使われていたりもする。
そして、手にしたものに動物性のものが使われていたと知った瞬間に発狂するのである。
そう動物性脂肪が不足しているからだ。
というのは冗談として意識して避けたところで完全に避けることは不可能である。

まあここまで言うと屁理屈にはなってしまうのでこの辺りで止めておこう。

即効性を求められる急場のエネルギー製造のための材料(つまり、糖質)以外は、限りなくゼロに近づけても他のもので補えてしまう
つまり、何かを制限しても単なる体にとっての負荷になるだけで、総摂取カロリー次第になってしまうからあまり関係ないのである。

負荷をかけられたせいで、結石ができたりした方がよほど問題である。


「わ~い、じゃあ、これから好きなものをたくさん食べてダイエットしよう❗」

『せいか~い』

アタオカサイトはなぞなぞも出していないのにいきなり「せいか~い」と言ってきた。
もしかして、アタオカサイトも何かが不足しているのではないかと思う美咲であった。

 

 


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■作者紹介


)プロクビレイター(Abooです。
世界中のウエストを『くびれ』させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット!!
コルセットを締め上げて肋骨を引き締めることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。


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