結局脱出のヒントらしきものも見つからず次に進んだ美咲だった。
『プリンセスシームってな~んだ❓』
またなぞなぞか・・・いやそれとも常識クイズか・・・。
曲がりなりにもアパレルメーカーに勤めている美咲にとっては常識だった。
女性のブラウス入っているバストの下や背中にあるタックだ。
『ブブ~』
美咲は急に思った。
時々このアタオカサイトは人の心を見透かしているかのような展開になるが、もしかして心を読めるのではないか。
😈地からのDebooのざわめき👿
そんなの作者の都合に決まってるだろ
訳の分からない耳鳴りだ。
プリンセスシームとタックは意味が違う。
タックは小さく詰めることである。
プリンセスシームのシームは縫い目のことだ。
スーパースター大谷翔平の投げる球にツーシームとかフォーシームっていうのがあるが、何本の指をボールの縫い目にひっかけているか〇〇シームになっている。
一昔前にビジネス界でよく使われた「シームレス」も縫い目がないということである。
シームレスブラもそうである。
シームは縫い目であり、継ぎ目ではない。
だからシームレスブラと言っても継ぎ目はあり、継ぎ目は縫い合わされているのではなく糊付けなだけだ。
継ぎ合わせていないときはシームとは呼ばない。
単なるステッチだ。
『プリンセスシームってな~んだ❓』
もしかして当たるまで答えろってことか。
👼天からのAbooの囁き👼
プリンセスシームは別にクイーンズシームでもレディースシームでも多分名前はそんなに重要なことではなかったであろう。
直線的な男性の体型であれば、それこそゴミ袋に首と腕を通す穴を開ければ十分に着ることができる。
実際、もともとは男性用の下着であったTシャツはこれと近い構造である。
女性はバストがあったり、くびれたウエストがあったり、膨らんだヒップがあったりってことで立体的な曲線の組み合わせになる。
生地は平面であるため、単純に直線的に生地を縫い合わせたのでは体と合わない。
オーバーサイズにすれば気にする必要はないが、それではコルセットのようなものを作れない。
そこで登場するのがプリンセスシームだ。
プリンセスシームはそもそもコルセットよりも大きなジャンルであるボディスに用いられた技術だ。
最近の服ではブラウスくらいでしかプリンセスシームを見かけないのは、ウォーブン(織物)ではなく、伸縮するニット(編み物)が主力だから、プリンセスシームは必要ないだけのことだ。
そんなプリンセスシームははコルセットのシルエット決めるとても重要なものである。
通常はここにボーンが入るため二枚の生地のうちどちらか一方は直線的でもう一方が曲線を描く。
直線の方の生地は、もう一方の曲線の方に合わせた長さが必要になる。
『どうして昔のスク水にはプリンセスシームがあ~るんだ❓』
「はぁ?もはやコルセット関係ないじゃん!」
答えは昔のスク水は生地がごわごわだったからだそうだ。
丈夫でごわごわの生地にする必要があったのはプールに入れる塩素に負けないようにするためだったそうだ。
決してその筋の人たちには旧スクと呼ばれブルマと並びえちえちの対象にされたために変更したというわけではないそうだ。
■作者紹介
)プロクビレイター(のAbooです。
世界中のウエストを『くびれ』させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット
コルセットを締め上げて肋骨を引き締めることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。
おすすめコルセット