コルセットの前閉じ編最終ページのようだ。

美咲も最初から思いついていたあれだそうだ。

最も手軽に閉じられる今ではどこでも見かけるあれである。


昔の人はチャック、イギリスではファスナー、アメリカではジッパーって呼ぶものだ。

実際にファスナータイプのコルセットというのもちらほら見かける。



ファスナーの原型はコルセットの最盛期と時代が重なるが、安定した品質のファスナーを作れるようになったのは1950年台からだ。

そして言わずと知れたあの会社、吉田さんが台頭してきてようやっとコルセットに使えるようなファスナーになったのであろう。

吉田さんの有限会社吉田工業所改め吉田工業株式会社改め世界シェア45%を誇る「YKK」だ。

コルセットの前閉じ、フロントエンクロージャがファスナニーなることのメリットは何といっても着脱が楽な上、すっきりとした見た目になることであろう。
また、デザインも多種多様なところも魅力的だ。


😈地からの悪魔の騒めき😈

この間海外通販でファスナー式のコルセット買ったらいきなりぶっ壊れた


美咲の耳鳴りを聞いて思い出した。

以前買った滅茶苦茶オルチャンぽくってかわいいペンシルパンツである。
山海のB級グルメ会津・いわきの旅というバスツアーに参加したときのことだ。

 

 


お昼に立ち寄ったなみえ焼そばを食べた後のことだった。
ペンシルパンツのファスナーがはじけ飛んだのだ。

 

 


早朝のメヒカリ定食と炭水化物の塊のなみえ焼そばがお腹の中で一気に膨れ上がってファスナーを破壊したのだ。

 

 


まだ夕食のわっぱ飯食べ放題を残してである。

トイレに駆け込んで直そうとしてもどうしようもなく、着てきたカーディガンを腰に巻き、お土産屋さんで売られていたウエストポーチで何とかごまかしたあの日を思い出した。

こんなことになった理由は簡単だ。

中華製のコルセットも見た目一辺倒でコストダウンに余念のない韓流ファッションもYKKのファスナーを使っていなかったからだ。

といいきれるわけではないが、ファスナーには弱点がある。

ひねりが加えられた状態で左右に引っ張られてるとエレメント(レールみたいな部分)が外れてしまうのだ。


コルセットは体幹からかかる強い力がダイレクトにファスナーにかかってくる。
少なくとも、ひねりを抑えてファスナーが外れないようにする必要がある。
ファスナー式のコルセットの場合、ファスナーの左右に金属製の平らな板を取り付けるのが一般的だ。

したがって一般的なファスナーのイメージのように柔らかく自由に動くようなことはない

ちなみにファスナーには強度基準もきちんと設けられている。
JIS S 3015という検査方式まで確立されているのだ。

YKKのファスナーから選択すれば適切な強度のものを選べるのだ。

しかも、ファスナーは通常後付けで貼り合わせたようなもではなく上下から服の生地に挟まれている。

コルセットに採用するときも同様だ。

つまり、一度ファスナーが壊れたら修理は並大抵のことではないのだ。


👼天からのAbooの囁き👼

ファスナー式のものは今後ますます増える可能性が高い。
Abooの実験結果だと、一見よさそうなプラスチック製のファスナーの方が調子よい。
メタル素材のものはどうしても上から勝手に開いてしまいやすい。

 

 

それと、YKKの製品の一部は左右を金属プレートで補強しなくても大丈夫だが・・・立ったり座ったりしたらお腹にコルセットが突き刺さってきた。
やはり金属プレートは必要だ。

 

 


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■作者紹介


)プロクビレイター(Abooです。
世界中のウエストを『くびれ』させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット!!
コルセットを締め上げて肋骨を引き締めることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。


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