灼銅くんは12月の初め頃に足首をひねって受傷したため、一週間ほどサッカーの練習を休んで過ごしていた。
足をひねった理由は「階段から飛び降りた際に、着地の時に足をひねった」とのことだった。
足首の痛みは大したことがなかったので、その後2~3日で体育の授業をしたり、友達と激しくじゃれ合ったり、パパとキャッチボールをしたりと、軽度の運動は行っていた。
全力で走ると痛いけど、軽く走る分には大丈夫ということで、二人でPK戦を行ったりもしていた。
(PKはキッカーだけでなくGKも行うくせに、浮き球を蹴る練習になると、足が痛いと拒否をして集中して取り組みませんでした…![]()
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灼銅くんはキックが良いので、DFの頭を越えるボールを余裕を持って蹴れるようになるとプレーの幅がぐっと広がるのですが、親が入れ知恵して浮き球キックの練習をさせるのは、過保護・過干渉だと練習を終えてから思いました。)
先日久しぶりにサッカースクールに行き、その夜私が灼銅くんの足をマッサージしようとすると左足ふくらはぎが明らかに張っていた。
すこし触ると「痛い!」と言う。
明らかに何らかの問題がある状態なのでママにも見てもらい、本人に状況を聞き取り翌日整形外科に通院することとなった。
診察の結果、左足腓骨骨折…
足首をひねったはずなのに、なぜかここが折れていた…
成長期の子供の骨が折れやすいことは知識としては知っていたし、小学校の5年生くらいからはストレッチの必要性を説き勧めていたのだが、結果的にはポキリといってしまいました…
「どうして階段から飛び降りたりなんかしたのか…」とママが改めて確認すると、
「1年生の子が自分で取った鼻くそを食べさせようとしてきた。鼻くそを(灼銅くんの)鼻の中に入れようとしてきたので、やむを得ず階段から飛び降りることとなった…」と返答。
両親は怒ることもなく呆れているが、怒られない雰囲気を察した本人は笑い始めた…
動物好きな灼銅くんは高学年とはあまり合わないようだが、低学年の子供たちとは仲がいい。
それが伝わってくるエピソードが聞けたので、まぁ良しとした。
骨折により1月上旬に再診を受けてOKが出るまで運動は禁止。
順調に進んでいた角力FCの入団前練習もキャンセル。
1月に予定していたスキーもキャンセル(ありがたいことにキャンセル料はかからなかったので、お姉ちゃんとパパだけで行きます)。
そんなこともあり、最近はスポーツから離れてケガ人ライフを楽しんでおり、先日は井の頭公園にある動物園でリスや鳥を見て楽しんだり、東大の博物館に行って骨格標本を見たり、国立博物館の鳥展を見に行ったりしていました。
井の頭公園の動物園で見た種類のリス
東大では骨格標本とそれを作る工程のDVDをよく見ていた。
そんな様子で休みの日は遊んでばかりいたのですが、前々から宿題として出ていた算数のドリルが三冊溜まっていることが発覚。
(一日で3冊やると言われた私とママは、「一日で全部やっても算数の能力は伸びづらい、集中力も無くなって誤回答も増え、とりあえずマスを埋めるだけの作業になってしまう」
「教育のための勉強ではなく、「宿題やりました!」とドリルを先生に納品するための作業だ!
」と、二人で灼銅くんに対して「納品だ、作業だ」と不満を述べていた)
そして日曜日、8時間かけて算数ドリル3冊行ったそうです。
灼銅くんもママも外出するのが好きな人なのに、日曜日はずっと家にいて、夕方ようやく外に出られて、やっぱり気持ち良かったと話していました。
上記の勉強のくだりで思ったことがふたつあります。
・ひとつは大人になると自然にできることもある、ということ。
・もうひとつは、理想的な方法と、その人に合った方法、その人ができる方法は違うということです。
灼銅くんは発達障害が疑われるような子で、4年生の頃は勉強をする以前に、机に30分座っていることさえできませんでした。
それが6年になり、8時間も座ってる過ごすことができた。
座るだけでなく、8時間勉強ができた。
これは本人にとって、とてもすごいことで自身にもつながったと思います。
今回の成功の原因は教育や親の働きかけではなく、本人が年齢とともに勝手に大人になって自覚が芽生えたことなのだと思います。
この件のように「放っておいてもできるようになる事」があるので、それについては時間がたつのを待ったり、本人が成長するまで親や大人が手を出さない方が、本人の自信や自覚・自立につながると思います。
しかし、個々の子供で心身の成長スピードも違うし、それではどのような部分は大人になると自然に伸びて、どの部分に対してはサポートが必要なのかは、それまた個々の子供で異なるので「信じて待つ教育」は難しく、結果我々が行いやすい教育とは「過保護・過干渉」になってしまい勝ちだなぁと思いました。
これから反抗期を向かえるに当たり、放っておいてもできるようになることはなるべく言葉かけを少なくし、引いた位置でサポートしていくとよいのかな、と感じました。
そしてもう一つ気づいたことは、理想的な方法と、その人に合った方法、その人ができる方法は違うということです。
私は灼銅くんには、自分で計画を立てて、毎日30分くらい勉強をしてくれると良いと思っています。
記憶の定着や習慣作りを考えると、朝や寝る前に勉強をすること、自身でいつ勉強をするか計画することは、遊びや睡眠時間の確保などのバランスを考えることにもなり、自立にもつながると思います。
しかし、灼銅くんには理想的な勉強の仕方は合わないし、できない。
朝計画を立てると、嫌いな勉強は可能な限り後回し、勉強をする時間になるとどうしても見たいTVがあったり、外出先では興味のあることが多く予定時間には家に帰ってこれない。
忙しいからと言ってお風呂を短めにするのは嫌だ。
そんな彼ができた勉強法は、自身を背水の陣に追い込み8時間で一気に3冊の算数ドリルを終わらせる方法だった。
合理的ではないけれど今の彼には自分に合ったやり方で、課題を解決する力があったのです。
教育法としては非合理的だが、意地を張ってやりきる姿は、少し男らしくなってきたようでかっこいいと思いました。
どんなやり方にせよ、本人が主体的に取り組む気持ちは、とても大切だ。
合理的な方法や効率のよい方法も、本人が必要だと感じれば自然とできるようになるかもしれないので、まだ今は灼銅くんを見守ってみようと思った。
そして今日も灼銅くんは勉強もせずに遊び続けている…。
本当に大丈夫か、しんぱ~い!





