油断できない寸止めおじさん | こりーさんのブログ

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長男と共に37歳でサッカーを始めた父が、サッカー、子育て、ユーチューブや他競技から学んだこと、感じたことをなどをブログに綴っています。
「気づき」や「感じたこと」を伝えていきたいと思っております。

個人参加のフットサルをしていて時々現れる強敵がいる。

それは”寸止めおじさん”だ。(不確定の人物です)

 

一見するとぽっちゃりした出で立ちで、基本的に足は速くないのだが、膝抜きと反発ステップを使い緩急のある「行く」「行かない」を繰り返して相手を抜いていく。

 

私はフットサルこそうまくないが、割とDFは固い方と自信があるのだが、相手が寸止めおじさんだと認識する前だと、だいたい一度は抜かれてしまう。

 

そして自身も良い方向にボールが転がっている展開になると、ボールに寄り添って、縦とカットインへの「行く」「行かない」を

行う寸止めおじさんになることがある。

 

人工芝などの柔らかい地面では、相手が焦って後ろ体重になると、転んでつぶれてくれることもあり、寸止めスキルは重宝している。

 

サッカーを始めたばかりの頃は、古武術の体の使い方とサッカーの身体の使い方が融合していなかったが、今はとても実感できている。

(サッカーの技術が上がりボールコントロールや自身との位置関係を整えることができれば、もっと有効に使えると思っている)

 

千の顔を持つ英雄さんのこちらのブログでは、膝抜きのことが書かれており、少年が落下するテニスボールを取る練習などで膝抜きを身に着ける動画がある。

 

こちらの動きとメッシの仕掛けるときのボディフェイクを合わせてみることで、サッカーに膝抜きの技術を落とし込むイメージを比較的簡単に自身は持つことができた。

もう一年も前になるのだなぁと、感慨深い。

 

 

 

 

さらにこちらの動画も他の回で紹介してくれていた。

当時はこちらの動画おじさんも「たぶんかなり有意義な体の使い方の話をしているのだろうな」と感じながらも、自身が師範であったら知り合いのママに見られるにはちょっと恥ずかしいなと思いながら拝見していた。

 

 

師が話している「軸足をホバーさせる」という体の使い方は、膝抜きと同時に、後ろ脚の反発やアウトサイドを使って、方向転換しながら斜め前方に移動できる特殊な動き。

後ろ脚をあげてボールを触ると見せかけながら、体を移動させたりと、達人レベルの寸止めおじさんの動きと近いと感じる。

 

おそらく強敵「寸止めおじさん」は、以上のような身のこなしを体得しており、そういったスキルをサッカーの技術に落とし込み実践できること、そのため異常な「緩急がつけられる」ことで、若者が単に早く動けること以上に相手を揺さぶることができる能力を得ているのだと分かった。

 

おそらくまた近いうちに、どこかのフットサル場で「寸止めおじさん」と「大人なのに砂に書いたラダーを週一でやってるおじさん(私)」の小刻みステップの闘いは行われるのだろう。

 

攻める側と守る側で敵対している関係性ではあるのだが、プレイ後には言葉にできない心のつながりがあり、チーム変更で同じチームになったりすると見えない絆を少なからず感じる。

 

わたしも古武術の動きもサッカーの技術と並行して、身に着けていこうと思っています。