今回のブログはサッカー大好きママさんが栄養素の知識や、栄養の取り方について書かれたことがきっかけとなり、便乗企画で「以前から書きたかったことをまとめてみよう」と思いついたのがきっかけになっております。
サッカー少年・少女を育てている皆さんだったら、「東京ラブストーリー」は、生だったり再放送だったりで知っていると思う。
そこで記憶に残っているのが、
あの名ゼリフ、
「かーんち、チョメチョメしよう!」
の方ではなく、今回取り上げるのは下記のシーンについて。
リカ 「ビートルズのコンサートうちで開きたいって言ったら?」
カンチ「連れてくる」
リカ 「ジョンはどうするの?」
カンチ 「俺が代わりに歌う」
リカ 「魔法を使って、この空に虹かけてって言ったら?」
カンチ「それはできないかもしれないけど・・・。」
リカ「じゃあ ダメだ」
カンチ「でも、魔法だったら使える!!」
そしてカンチはリカにkissをするのだ。
わたしは虹はかけられないが、魔法は使えると思っている。それは料理は魔法だからだ!
生だと消化が悪いから、細菌がいて危険だから、煮る・焼く・炒める・蒸す、などするが、それだけでなく見えない化学変化が起きる。
そのことで、それぞれを料理せず食べた時や、ただ単品で食べた時以上においしくなったり、栄養の吸収が良くなったりするのだ。
当社比で8倍おいしくなってるんですよ!
自身が得意としている料理は豚肉のトマト炒めだ。
(写真はイメージです)
材料:豚肉、タマネギ、にんにく、生姜、マイタケ(自分が作る時は)
調味料:塩・コショウ・砂糖・コンソメの素・ほんだし・オイスターソース・唐辛子
オリーブオイルでニンニクを炒める。
豚肉を入れて塩を振って焼く。
豚肉の片面が焼けたら裏返して玉ねぎを投入。
火が通ってきたらコンソメ・ほんだしを振りかけ混ぜる。
マイタケと擦りおろし生姜、唐辛子を少々投入。
オイスターソースをかけて、ざく切りトマトを投入。
砂糖・塩・コショウで味を調えて、ふたをして蒸らす。
完成。
豚肉は疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富。にんにくやタマネギに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収率がアップ。
トマトに含まれるクエン酸やリンゴ酸は疲労物質の乳酸が体にたまらないように働き、リコピンも疲れの原因となる活性酸素を取り除く効果がある。
きのこに含まれるビタミンDは脂溶性で、豚肉の脂と一緒に摂ると吸収率がアップ。
また、きのこは夏場汗で流れ出やすい水溶性の栄養素カリウムを豊富に含む。豚肉やトマトと一緒に食べると夏の疲労回復の効果が倍増する。
栄養吸収の面だけでなくこれらの材料を調理して一緒に取ることで、動物由来のイノシン酸と植物由来のグルタミン酸のうまみ成分が重なりとてもおいしく食べられます。
うま味の相乗効果で料理をおいしくするテクニック! | まいにち、おだし。 (odashi.co.jp)
上記サイトより抜粋:
うま味の相乗効果が科学的に証明されたのは20世紀中頃になってからですが、上表のように、うま味の相乗効果はその原理が科学的に証明される前から、世界各国で用いられてきました。また、グルタミン酸とイノシン酸の組み合わせでヒトが8倍近いうま味を感じること*1が研究からわかっています。
そんなわけで料理は魔法なのだ。
実際に西洋では自然崇拝やアニミズム信仰をしていて、薬草などを利用して治療をしていたような人たちは魔女とされていた。
そう思うと日本でもおばあさんの作る漬物やたくあんとかは、明らかに魔法によって長期保存を可能とされているということに気が付く。
わたしも「俺の魔法(豚肉のトマト炒め)を食らいやがれ~!」
と勇んでみたところで、明らかに回復魔法か仲間を強くする補助魔法が良い所…
立ち位置的には勇者ではなく、僧侶といったところかな。
まぁ、福祉職だし僧侶が妥当だという感じはする。
魔法に対するものとして化学が挙げられるが、以前読んだウイスキーの本では、アルコールの蒸留は科学研究の域である錬金術の副産物として生まれたものだと知った。
あてに出される漬物よりも、ウイスキーのせいで悪い魔法にかかってしまうことの方がはるかに多いのが科学と魔法の面白い関係だと思った。