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3人での学校帰り 俺はいつも通り十代目をご自宅に送りとどけた。

「十代目、お疲れさまでした。では、また明日 お迎えにあがります!! では。」

「また明日な、ツナ。」

だから 十代目だっての。と内心野球バカにつっこむ

「うん、また明日ね獄寺君、山本。」

 3人ならまだ許せるが、なんで毎日 野球バカと2人きりになるんだろうと思ってしまう。
別に山本は十代目をお送りする必要なんてねぇし。
それに最近の俺は自分でも妙だと思う位にこいつを意識してしまっている。。。


 単なる野球一筋のバカかと思っていたが、刀を持つとリボーンさんにも認められる程の腕前を持っているし、決めるときはバシッと決めやがる。


 十代目のファミリーの1人.......オレはまだ認めてないけど。
オレが右腕だからあいつよりも上と思ってるけど。。。。




そのまっすぐな瞳がすごく、、、、



「…でら、獄寺~ おーい、何か考え事か?」

不意に名前を呼ばれて我に帰る。バカか、俺。。

「あ"?別に何でもねぇよ。」

「そっか。厳しい顔してたから気になっただけ。
 それより、雨降ってきそうだな。家までもつと良いけど。。」

「マヂかよっ。予報じゃ雨なんか言ってなかったぞ。
 傘なんか持ってねぇし。でも、十代目が早く帰られてよかったぜ。」



ポツっ、、、



ポツっ、、、、





ポツっ、、、、、







ザァーーーーーーー




「やべぇ降り出しやがった。」

「獄寺、こっちだ。いい場所があるのな!! 」

いきなり山本に手を掴まれ、いつもとは違う道へひっぱっていかれた。


バっ、こいつ俺の手なんか握って。。


走っているのとは別の感じで心拍数があがってる。
山本に握られた手が以上に熱くなって。。
いつもならすぐに振り切るが、なんだか少しだけ嬉しく思えて、、、
うっかり ノコノコついてってしまった。


「ほら、ここ。昔駄菓子屋やってたんだけど、、
 今日はおばさんいねぇのかな?入り口んとこ ちゃんと屋根があるからさ。」

「っバカ、いい加減手離せ。ってかここ狭いじゃねぇか。」

自分で言ったが、少し残念に思えた。そして気のせいか?
離す前の山本..少しだけ残念そうな顔をしていたような。。。

いや、オレの希望がそうみせただけ。。


きっと、、、、




狭いのは、、正直 嬉しい。
でも か、かなり近い.....


「あぁゴメン。あん時俺もっと小さかったからな。
 あはは、デカくなったのな。俺ww」

「これじゃ2人はいんねぇよ。
 てか全然近くねぇよ。
 もっと近くにコンビ二あったろ?そこなら中入れたのに…っ...へぇっっぐしゅん。」

「わりぃ、わりぃ。それより寒いだろ?
 じゃ、こうして...フフッ」


背を向けていたオレを反転させ、ジャケットで包み込むように
いきなり抱きしめてきやがった。
オレとしたことが...orz..


「な、気持ちわりぃ。離せ バカ。」

しばらく抵抗していたが野球&筋肉?バカにかなう訳などなくって。。

「ははは!! いい加減諦めろよ。
 ほら、こうしてくっついてたら2人とも濡れねぇし温けぇじゃん!!
 もうすぐした止らむだろうし。」

「この天然野球バカ!! てめぇには恥ずかしいっていう感情はねぇのかよ。
  中坊同士で抱き合ってるとかマヂねぇだろ。」

「はは!! でもこれ以外方法なくね?オレは嫌じゃねぇけどな。」




え、、??




今なんつった??








でも、これは山本が何にも考えていないバカだから。
別に恥ずかしくねぇってことだよな。。きっと。。



「て、てめぇが連れて来た場所だろ?
 てめぇで責任とって1人濡れときゃいいだろーが。」

「冷てぇのな、獄寺。。でも、オレが風邪ひいてツナに移しちまっても良いの?」




でた、、、確信犯。



「っな。。し、仕方ねぇな。じゅ、、十代目に免じて許してやるよ。。」




この状態を許してしまった?が。。




でも、、








でも、、、、、、、










オレの心臓はオレと違って正直で。。。

手を握られた瞬間から鼓動は高鳴っていくばかり。。

声だってもう震えかけてたし。。






だって、、、

すぐ上で微笑んでる山本の顔。
この状況で笑えてるとか意味わかんねぇけど。



見慣れた顔なのに。。。。




毎日見ているのに。。。。







何でこんなに優しくて温かい笑顔なんだろ。





「ん?オレの顔になんかついてる?」

「っあ?? バカの顔にはバカしか書いてねぇよ、バカ」

「そう??さっきからずっとオレの顔見てたから。。
 あんまり見つめられると照れるのな (笑) 」

「バカっ何言って。。」


あれ?赤い?

山本の頬が赤くなってる。。




わずかに抱いた淡い期待。

いや、

きっと寒さのせいだ。うん。



自分が女々しくて腹が立つ。



「ねぇ獄寺。寒くない??」

「んあ?そりゃまだ乾いてねぇし。寒みぃけど。

 っって わわわわわっ 何すんだ!!」

「何って密着したら今より温けぇだろ?
 オレの方が体温高いだろうし。」

「わ、わかった。寒くねぇから。いいから離せ~~~」

こ、こんなことされてたら もうもたねぇよ。


最近こいつのことばっか気になってて、、、

出来るだけ頭から追い出してたけど。。。



わざと気付かないふりをしてた。。


認めたくなかった。。


でも、この状況。。。























"オレは山本が好きなんだ"


















これもオレの気のせいだよな。山本の心臓がドキドキ鳴ってんの。


元気な奴だからきっといつもこれくらい鳴ってんだろな。




でも、、、、、











絶対に叶うことのない恋。。



早く踏ん切りをつけなきゃ。。。




もう、、、、、、












辛い。。。





「嘘下手だな、獄寺はww こんなに早く温まるわけねぇじゃん。
 もう少しの辛抱だって。獄寺が風邪ひいても大変だし。な?」

「こ、恋人でもねぇのにいつまでも抱き合っていられるかよ。」












......言ってしまった。




はっ と山本の腕がゆるむ。。


いきなりこんな事言うなんて変だよな。オレ。

いつも以上に口調 強くなってたし。。

でも、バカだからオレの気持ちなんて気付かねぇ。。。よな?







「へ??じゃ、獄寺は恋人となら抱き合ってていいの?」

「ん"、、まぁそういうこ と だ。」

語尾が小さくなる。でも、これで良いんだ、これで。
自分で線を引きたかった。
はっきりさせたかった。




でないと、、、








夢みてしまうから。。











"ガシっ"





「へっ??やま も と???」

さっきより うんと強く、、、抱きしめられた。




そしてオレの肩に顎を埋めてきた 。。。

「俺、獄寺が好き。友達って意味じゃなくて、好き。。
 
 バレてたかもしんねぇけど。。。」














へっ???今、何て???



山本がオレのこと 好き???


オレは言葉が出なかった。






「ゴメン、、いきなり...だもんな。
 獄寺に 恋人じゃない ってはっきり言われたから つい、焦って。。
 きっと獄寺は俺の気持ち気付いてたんだろ??だからきっぱり言われたのかなって。。
 

 でも、1回でいいから伝えたかった、、、俺の気持ち。


 ダメだって分かってても。。。」





いつもより低い声、しかも耳元で。



ヤバい。好きだ、こいつの声。。








てかこれって告白!?

バレてたって?はっ??


「オレは。。。。」



状況把握に精一杯でこれ以上言えなかった。


どうする?オレ。




「オレは。。の続きを。。どうせなら面と向って言ってくれ。
 そのほうが諦めがつくから。。。」


山本が離れ正面に顔が。

珍しく真剣で照れくさそうな顔。


でも、どこか寂しげ。


直視できない。。。




これってオレの気持ち言っていいのか??




"諦め" なんて。オレが思ってた感情なのに。。





なんでサラっとオレの言いたかったことを言ってのけるんだろ。。



なんか悔しい。





でも、"好き" なんてオレの口から言えない。。

「オ、オレは.......................(き)。」





"好き" なんてやっぱ無理だ。

言えないから、やつの胸に頭を預けた。いい匂い。。


「えっ?具合悪い?大丈夫?」



ド天然が。察しろよバカ、バカ、バカ、バカ、バカ.....

頭の中ではこう思ってても、嬉し涙をこらえることが出来なかった。




山本の胸ぐらつかんで睨んみつけた。

「バカっ。」

でも、オレの涙目にはそんな威力はなく。。かえって情けないorz...



「へっ?泣いてるの? 獄寺?」


こいつは これじゃ分かってくれそうもないな。。


ち、ちきしょー。しょうがねぇけど。。。






「だから オレもだっつってんだよ、バカ。」




数秒の沈黙。。



「えっ?ってことは獄寺 俺のこと好きだったの?」


そんな立て続けに言えるか、バカ。



そっぽむいて小さく頷いた。
.....これで精一杯なんだよ......




「もっと早く伝えれば良かったな。
 そしたら、もやもやせずに済んだのに。
 


 ははっ!! てことは俺ら両思いだったんだ。



 でも、、、良かった。。。」


言うと同時に抱きしめてくれた。

今度はオレだって。。。


ゆっくりと山本の背に腕をまわす。








この感じ。。。。




ずっと待ってた。

夢見てた。





しばらく互いの体温を感じあっていた。

今までの不安が一気に消えてった。









"今までの人生で1番幸せかも"













「あっ雨やんできたな!! まだ降っててもいいのにww。
 もっとこうしてたいし♡」

「はっ、バカか、てめぇ。 か、帰るぞ。」

正直 少し名残惜しい。でも、これで最後じゃないんだ。。




「はいはい。」

オレ達はゆっくりと歩きだした。

山本が手を繋いできた。


咄嗟に手をひっこめようと思ったけど、、





人通りも少なかったし、、、



やっと、やっと思いが伝わったんだ。。。


今日だけは何も言わずに握り返してやる。













回り道したかった。。ってこと 山本には内緒。














あとがき
 ここまで長いのを読んで下さった方ありがとうございました><
 ホントは短編のつもりが、、、でも最初の結ばれ方って自分で作りたくって。
 これからの山獄はもうカップル成立した状態でupしていきますので!!

 また読んでいただけると幸いです。