PERFECT DAYS観てきました。 | kokokarahajimaruⅡ

kokokarahajimaruⅡ

美味しいものと猫と旅

役所広司が第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞で主演男優賞をとったPERFECTDAYS観てきました。
ストーリーのない往年の「かもめのジョナサン」的なのを想像してたので、結構良かったです。
 
あまり情報を得ないで観に行ったので、無音が続くシュールな映画と覚悟していきました。
3回目の朝までそんな感じで・・・
が、4回目の朝も同じ角度の黄金分割、4回目に玄関を出る平山さんはいつも同じ角度の空を見上げる。
その日も前の日と同じように自動販売機でおなじ缶珈琲を買う・・・
しつこさが小気味よくなる。笑

石川さゆりの唄う「朝日のあたる家(朝日楼)」がしびれる🎵
もちろん ちあきなおみの方が100万倍良いけどね!
その歌を唄って!とギターを弾いて促すスナックの客は、なんと、あがた森魚だった。まだ生きて元気。
もう一人の客は、モロ師岡・・・ピントすら合ってないただのスナックの客って扱い。笑
 
毎日お昼休みにコンビニのサンドイッチと牛乳でランチをとる神社の境内
研ナオコがこれまたピントも合わず、流れの中で猫を抱いていた。笑
 
平山さんが通う浅草地下街の居酒屋・・・店主はブルーハーツの甲本さんの弟の甲本さんだった。
一度常連仲間が「おう」と手を(手首を)挙げた人は誰だったんだろう・・・役者?作家?
 
平山さんが眠るまで、短い1日の回顧(モノクロの流動的な波動)が
姪っ子のにこちゃんと会ってからは、もっと過去までさかのぼってる?
アーティスティックなリールだけどわかりにくい。
 
悪い人や悪い状態が全くない
穏やかな映画でした。