上村松園展@名古屋市美術館(4/20~) | ♪よこしま☆ちゃんの日常♪

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~ ゆるゆる生きる ~

私が尊敬する女性先人のうちのお一人です。今回のサイトを覧て知ったのですが、彼女は御父様の顔を知らずして、この世に生を享けたのですね。お母様が松園さんとお姉さまを女手一つで育てあげ、彼女が絵に専念できるよう、家事も育児も一手に担ったそうです。

http://event.chunichi.co.jp/shoen/highlight.html

きっと転載禁止だと思うのです。ほんの一部だけ御赦し頂きます。

私はたいてい女性の絵ばかりを描いている。しかし、女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。-上村松園

この一文だけでどれだけ救われるか。

☆前期:4月20日[土]~5月12日[日]
後期:5月14日[火]~6月2日[日]
また、一部の作品は変則期間での公開☆
(会期中、作品の展示替えがあるのだそうです。)
@名古屋市美術館



私は、奇しくもふと、朝方目覚めた時に染色体の事を考えていました。性染色体です。御存知の通り、男性はXYの組み合わせ、女性はXXの組み合わせ。

男性は異質の染色体を含有している。女性は同質の染色体を含有している。男性は子どもを身籠れない。女性は身籠れる。この違いは何だろう、と考えていました。

異質の染色体を自分の中に含有している男性は、もうそれだけで充分で、外的な生き物(自分とは違う生命体)を異質とするならば、もう必要ない、という概念を取り入れるならば、成立するなあ、と考えました。

女性は同質しかありませんから、外的に異質のモノを取り入れて、全体として完遂するのだとすれば、男子も女子も身籠れるのだと、家庭に入れるのだと、育児も介護も可能だと、そう考えました。(あくまで確率論が根底の一部にあります。)

私は、娘と息子を持ちます。家に男性が二人存在したら、そのうち同じ空間にいてもそれぞれの個が立って、内実は疎になっていたと考えました。

これまでの色んなご家庭を事故や事件も含め、メディアであったり、実体験であったりしながら考察してみると、なるほど、こんな私のシンプルな発想でも、なかなか合点がいくなあ、と考えたりした早朝でした。

朝からメールチェックとネットサーフィンをしながら、娘のお弁当を作っていたりしました。そうして、ふ、と、この上村松園展のサイトに辿りついたのです。

上村松園さんは、京都府立鴨沂高校に大変所縁があるお方です。今の大河ドラマの主人公:新島八重さんが教鞭をとられていた学校でもあります。

息子がお世話になった学校で、玄関にはそれはそれは立派な何号というのでしょう、縦は3メートル以上もある大きな上村松園さんの絵が飾られています。

上に書きました、

私はたいてい女性の絵ばかりを描いている。しかし、女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。-上村松園

とても嬉しく思います。心の支えになります。上村松園さんが終戦を迎えた疎開先である奈良に私の父のふるさとがあり、お孫さんの同じく日本画家の大家、上村淳之さんが現館長をされている、学園前と言う処に、私自身はひとりで子育てをする覚悟をしてからご縁がありまして、

なんとも、それ以来、京都に来たり、遡行のような私の人生の流れに、不思議なご縁を感じています。

私のブログは様相的(多重)なので、難解だと思います。また、文章構成技法が確立されていなかったり、あるいはクラシックのそれを身につけていないせいであるとも思います。

けれども、やはり言いたいことは、自然科学のアプローチが入るけれども、民衆(風俗)や生活に興味があり、人間に興味があり、見えない縁(えにし)などにもとても興味があると言う事、

そして偏見や嫉妬の中にあるからこそ自らが営むべき努力や、それらの方向性を見出す、先人のみなさまに、興味と敬意を持っているという事に過ぎないのだと思います。

もし、時間が取れるのなら、拝見しに行きたいと思います。顔料や染料が今でも手に入るのか存じませんが、その時代の材料でないと出ない色というのがあると私は考えていて、それは時空を経て、当時の色とは微細には違っているかもしれないけれども、

時空というスパイスが加わって熟成された色が今の色なのだとしたら、それも含めて愛でに行かせていただきたいのです。

☆前期:4月20日[土]~5月12日[日]
後期:5月14日[火]~6月2日[日]
また、一部の作品は変則期間での公開☆
(会期中、作品の展示替えがあるのだそうです。)
@名古屋市美術館