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会館に入るとプッチーニがお出迎え

歌舞伎?と思わせる程、立派な舞台装置。
不透明と半透明の二重の緞帳が間をあけて上がりました。
半透明の幕になった時、霞がかったように見えて、
蝶々さんのお家を遠くから眺めているようで、
その幕が上がるとズームインしたように近づきました。
左右に満開の桜、前面にはストックのような花壇。
結婚式の場面。
上手の花道から、芸者衆や親戚などの参列者が登場するあたりでは
オペラと歌舞伎の混ざったウキウキ感がしました。
夜通し、障子に穴あけして、
蝶々さんと坊やとスズキと3人で眺めている場面は
まるで絵のように美しくはかなげでした。
ピンカートンの不実が分かって自害しようとした初めの時に、
坊やが 「ママ~」と駆け寄って抱きついた
大隅さんの演技の見事なこと

鳥肌たちました。
グングン 大隅さんの歌唱に惹きつけられます。
そして最後、衝撃的な自害の場面で終わります・・・。
素晴らしかったです

今回ご覧になれなかった方・・・お気の毒でしたね

終演後、ポスター頂く時に職員の方とお話させて頂きました

大隅さんが足利でこれからも続けていかれるとの事ですから、
これ以上の演奏をとは大変なことでしょうね・・・。
ソプラノ殺しと言われる「蝶々夫人」を
決死の覚悟で挑まれると書かれていました。
舞台の蝶々さんは死んでしまったけれど、
無事に歌い終えた表情のカーテンコールでした。
昨年の夏の「トゥーランドット」のリュウ役から追いかけています。
今回ご一緒した方の中の4人はリュウに感激したはずなのですが、
帰りの車中で、リュウ
と蝶々
が重なりました
初めてお聴きしたのは、
2010年12月の「シラノ・ド・ベルジュラック」
ロクサーヌ役。シラノ役がピンカートンの内山さん。
この時に合唱で横山さんが出てらしたのです。
そして今年、川崎溝の口、渋谷伝承ホール、
川崎ミューザ、横浜みなとみらいホールと行きました。
大隅さんが今年のオペラは終わったと書いてらっしゃいます。
今年最後の最高のオペラは終わりましたが、
もう一つ、年末恒例の
が残っています。私、行く予定にしています

そして来春へ




