くどいようですが、初めにお断りしておきます。

私は決して保守派ではありません。

むしろ、自分では「筋金入りのリベラル」だと自負しています。

何が何でも日本の文化を死守すべき

などという頑迷固陋な発想はみじんもありません。

日本の良い面は残しつつも、多文化の価値観から有益なものをどんどん吸収すべき、と考えています。

狭い視野にとらわれず、人が成長していくには、違った視点が必要。

ですから、外国人を受け入れること自体には反対ではないのです。

 

 

 

本当に賢い人間は、絶対に政治に携わろうとはしません。

当の政治家自身はもちろん、メディアのキャスター、コメンテーター全部含めて。

 

これこそがあらゆる政治制度の最大の問題点で、けっきょく我々の暮らしに直結する「政治(行政・立法・司法)」というのは、

 

賢くはないくせに自分は賢いと勘違いしている

自己顕示欲の塊ども

 

によって運営されているのです。

日本に限らず、世界中どこの国でもね。

今回の選挙によって、改めてそれを痛感しました。

 

 

失敗したときは、まず原因の分析が必須です。

同じ過ちを繰り返さないために。

 

野党大敗の原因は幾つもありますが、その最大は

 

民意をまったく理解できなかった

 

点に尽きるでしょう。

 

今回の衆院選の争点は間違いなく

 

移民政策・外国人問題

 

でした。

報道では、世論アンケートで

 

経済問題

 

を(恣意的に?)トップに挙げているものもありましたが、現在、この2つのテーマは密接不可分の関係にあります。

要は、岸田・石破と続いた

 

海外ばらまき・在日外国人優遇

 

が日本を貧しくしているのではないか、という不信感。

国民からむしり取った税金で、自分の評判のために諸外国にいい顔をしているのではないか、という不満です。

 

ここで重要なのは、それが事実かどうかではありません。

多くの国民がそう感じているということです。

たとえ誤解であっても、国民感情を軽視してはなりません。

 

人間は感情の生き物

 

だからです。

また、本当に賢い人間なら、目的達成のために、その誤解すらもうまく利用するはず。

 

なので、野党がすべきだったのは、そうした民意を察知し、政治家の好きな言い回しを使えば「国民に寄り添う」ことでした。

つまり、

 

いったん移民の受け入れをストップし、国内経済の回復に注力する

そのための第一歩として、消費税を完全廃止する

 

という明確な姿勢を打ち出せば、間違いなく選挙は圧勝に終わったでしょう。

 

ところが、野党の取った戦略は、それとは真逆・正反対のものでした。

 

官僚に丸め込まれ、「消費税を全面廃止すると老後に困窮するぞ」と脅しをかける一方で、多数の国民が急速に身近に増えている「別の言語を話す人々」をさらに増やそうというのです。

 

それこそ、今の日本国民が最も望んでいないことではないですか。

 

それに輪をかけて、リベラルと称するキャスター、コメンテーターを口をそろえて、そうした不安を感じている国民を

 

人種差別主義の愚か者

 

呼ばわりしたのです。

 

おまえらは物を知らないバカだから、タカ派のアオリに騙されているのだ、というわけです。

その「意識髙い系の上から目線」に有権者が強い怒りと反発を覚えた結果が、今回の自民圧勝だったということです。

 

自分をバカにした相手に投票する人間がいるはずないではないですか。

 

これ、アメリカのトランプ旋風とまったく同じ図式で、裕福な文化人や人気スターを総動員して、暮らしに不安を感じている国民にレイシストのレッテルを張り、学歴のない低能呼ばわりしたから、その反発で民主党が負けたというしだい。

つまりは戦略を完全にミスって自滅したということです。

 

同時に、社会をいわゆる上級と下級に二分してしまったのも、そうした「自分は賢いと勘違いしている」リベラル層のせいです。

分かりやすく言うと、子どものころからさんざん聞かされた真理

 

人をバカというやつこそがバカ

 

だったということです。

 

もし国を開放して外国人を受け入れたいなら、今はいったん引いて、まず経済をしっかり立て直し、国民が総中流意識を取り戻してから、改めて施策を進めなければいけません。

人は暮らしに余裕が生まれて初めて、他者に寛容になれるもの。そのときには、多くの人が喜んで外国人を歓迎するでしょう。

だが、今のような切羽詰まった余裕のない社会で、どうやって部外者を受け入れろというのか。

このまま移民受け入れを続ければ、人種対立の激化は避けられず、必ず暴力的な抗争に発展します。

 

 

野党の党首はそろいもそろって、いまだに真の敗因に気づかず、あるいは気づいていても目を背けて、

 

時間がなく我々の主張が届かなかった

 

と勘違い発言を続けていますが、むしろあなたたちの主張がちゃんと届いたからこそ、反発票が自民党にどっと流れたのです。

主張自体が誤りだったことに気づかない限り、永遠に選挙で負け続けるでしょうね。

 

あと、誰もが思っていることでしょうが、立憲と公明の連立がダメ押しになりましたね。

学会員でもなければ、何の哲学も持たずに権力にへつらう公明党を応援するわけがない。それと組んだだけで、立憲は信用ならん、となり、肝腎の立憲支持者すら失う始末。

なぜあんな世紀の愚策をやらかしてしまったのか。

これを仕組んだ黒幕が、やっぱり賢くなかったというのに尽きます。

 

 

で、選挙に勝った自民党も、相変わらず愚かな勘違いにどっぷりつかっています。

 

史上最高の議席獲得が物語るのは、決して自民党が支持された結果ではありません。明らかに

 

感情票

 

です。でなければ、自民支持者が激減している今、あんなに票が集まるはずがない。

 

相手を定めない感情

 

は、いとも簡単にひっくり返ります。

国民感情に背けば、300議席が次の選挙で30議席になることも十分あり得るのです。

 

移民政策の見直しと減税

 

これを達成できなければ、中道と同じ末路をたどるのは必定。

ましてや有権者の大半が望んでいない憲法改正などに手を付ければ、いっきに反感を買って、一巻の終わりとなります。

 

 

私個人の勝手な予想では、高市内閣はけっきょくかじ取りに失敗し、これだけの議席を得ながら、早々にいなくなる気がしますが……