断っておきますが、私は何も、隠し撮りされたP社社員の映像だけをもって「人工ウィルス」の可能性を言い立てているのではありません。

 

私が「人工ウィルス」を疑っている理由は、主にゲノム解析から明らかになった2つの点です。

 

 

1つ目は、他のコロナウィルスにはない「フーリン切断部位」を持っている点です。

簡単に例えると、細胞とドッキングしたとたん、アタッチメントを自動的に切り離し、より細胞内に侵入しやすくなっている(=感染力アップ)ということです。

「他のコロナウィルスにはない」という点がミソです。

 

もう一つは、宮沢先生が「変異に連続性がない」と語っている部分。変異のたびに「毎回、時間が逆戻しされている」のです。

荒川先生の「同義置換の蓄積がない」という指摘と同じ内容です。

 

「変異(進化)」がランダムに発生することは、皆さんもおわかりだと思います。すべての「変異」は中立的であり、そこには「方向性」はありません。

 

ところが、です。あまたあるウィルスの中でも、この「新型コロナ」に限っては、よけいな変異(迂回・遠回り)が一切なく、ただただ「感染力を上げる」という目標に向かって指向的・直線的に変異している(ように見える)のです。

 

子どものころに、こんな遊びをしたことがありませんか?

棒を1本拾ってスタート。分かれ道に来るたびに、その棒を地面に立てて手を離し、倒れた方向へと進んでいく。もちろん、棒の倒れ方はまったくの偶然なので、同じところをグルグル回ったり、地図に落とせばデタラメな軌跡になるはずです。

 

「変異(進化)」の過程は、この遊びとよく似ています。あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

なのに、新型コロナはどういうわけか、分岐点のたびに、倒れた棒が「遊びに行きたい公園」への(高性能カーナビよろしく)最短経路を指し示すのです。

そんなこと、決して「偶然」に起こるはずないのは、誰でもわかるはず。「意図的」に向かいたい方向へ棒を倒していると解釈するしかないのです。

 

ツイッターでは、さっそく「P社でウィルスを作ったとは言っていない」「こんな動画では何の証拠にもならない」といった反論が出始めていますが、我々は何もあの動画だけで「人工ウィルス」を疑っているわけではありません。

上記のような「科学的背景」があるからこそ、P社社員のポロリ発言が「深い意味」を持つのです。

 

さらに付け加えれば、「科学的根拠」だけではありません。

資本主義が「需要と供給」で成り立っている以上、「供給(販売)」を高めるには「需要(購入)」を生み出せばよい、というのは経済の原理原則です。

 

つまり、直接的な物証はないにせよ、すでに「動機」「状況証拠」はそろっているということ(例の動画は、そこにさらに「状況証拠」をプラスした)。

だとすれば、「人工ウィルス」の可能性を疑うのは、至って自然な発想でしょう。

 

「陰謀論」は「情報の不足」を埋めるために生まれます。

P社が「陰謀論」を払拭する最善の方法は、あらゆる情報(ワクチンの成分、各国政府との契約条項など)を包み隠さず公開することです。