自分が思うとおりに人を動かしたいなら、何より「信頼」が重要です。

 

「権威」による「命令・強制」でも人を操ることはできますが、それはあくまで「受動的」な行動であり、すぐに思考停止の「言われたことしかやらない」状態に陥ります。

多くの企業を見ればわかるように、これでは「生産性」は上がらず、「自分の頭で物を考える」優秀な人材は、どんどん組織を去っていきます。

結果、「指示待ち」「使えない」クズだけが残り、その集団は崩壊していくわけです。

優秀な人々は、「金銭」より「自由」に重きを置くので、給料をどんなに上げても「人材流出」は止められません。残ったクズどもが、無駄に資金を食いつぶしていくだけ。

 

一方、相互の信頼に基づく「自発的・能動的」な行動は「創造性」を生み出します。「貢献したい」「役に立ちたい」というモチベーションが、組織・集団を進化させるのです。

 

「信頼」を得るには、「正直」であることが必須。

小細工なしに素直に手のうちを明かし(情報公開)、合理的説明で相手を納得させられれば、いちいち「命令」などしなくても、優秀な人材はみずから進んで適切に動いてくれます。

「規制」が少なければ、自由な発想が新たなアイデアを生み、「生産性」も必ずアップします。

 

データを隠ぺい・改ざん・ねつ造するようでは、「不信感」が募るばかり。

にもかかわらず、「言うことに従わせる」ために、さらに「権限」を強めて反対意見を封殺すれば、ますます「信頼」から遠ざかっていきます。

いずれ対立する「正直で自由」な組織・集団が台頭し、木っ端みじんに打ち負かされるでしょう。

なぜなら、「権威」に付き従う集団には「思考停止」のクズしか残っていないのに、向こうには「自分の頭で考える」優秀な人材がそろっているからです。

 

政府が本気で国民のためを思い、「危機管理」に取り組むつもりなら、必要なのは絶対に「権威」ではありません。

すべてを包み隠さず打ち明け、筋道の通った説明で国民を納得させ、「強制」や「義務」はいっさい用いず、「自由意志」に基づく行動を求めることです。

このやり方こそが、「法的拘束」より何倍、何十倍も効果を発揮するのです。