「本当の幸福」
を見分ける基準一つが
「他者の評価を必要とするか」
です。
「幸福」とは各人の心のありようであり、自己完結しているものですから、本来「他人にどう見えるか」は関係ありません。
もし「おいしいものを食べるのが幸せ」なら、食べ終わった時点ですでに満ち足りているはず。ことさら有名店を訪れたことをSNSで発信し、たくさんの「いいね」をもらう必要はありません。
そこまでやるのは、「おいしいものを食べること」が幸せなのではなく、「(おいしいものを食べる自分を)大勢の人にうらやましがられること」が「目的」になっているということです。
「高級ブランドの品を持つのが幸せ」という人は、たとえこの世から自分以外の人間が一人もいなくなっても、そうした品々に囲まれていることで「幸福」を感じるはずですが、ヴィトンのバッグを見せつけて自慢できる相手がいなくなったら、きっと興味を失うでしょう。
このように「他人の目にどう映るか」を評価基準にしている限り、決して本当の「幸福」にはたどり着けません。他人の評価などコロコロ変わりますし、逆に相手の「劣等感」を焚きつける行為にすぎないからです。
「いいね」を押している人の大半は、同時に「妬み」を感じてもいます。だから、何かミスをやらかしたとたん、手のひらを返すように、いっせいに攻撃してきます。
今あなたが感じている幸福が「本物」かどうかは、この世から自分以外誰もいなくなっても、あるいは無人島に独りで漂着したとしても、その行為に「幸福」を感じられるかどうかで判別できるのです。