酔っ払いに限って「俺は酔ってない」と言うものです。

洗脳されている人ほど「洗脳なんかされてない」と言い張ります。

「同調圧力」に取り込まれた人は、「周りに合わせてるんじゃない。自分の頭でしっかり考えてマスクをしてるんだ!」と思い込んで(自分に言い聞かせて)います。

誰だって、自分を主体性のない、周囲に流される付和雷同人間だとは思いたくありませんから。

 

この「自分の頭で考えた」という部分がクセモノで、実際は空気に流されているだけなのに、さも考え抜いたすえに達した結論と錯覚しがち。マジシャンが観客自身に選ばせたと思わせながら、望みのカードを引かせてしまうのと同じです。

 

そのことが、マスクを外す上での最大のネックとなります。

 

ここでマスクを外したら、「自分の頭でしっかり考えた」のが間違っていたことになります。それでは、「おのれの不明」を認めることになってしまいます。

当然ながら、自分だけでなく周囲にマスク着用を強要していた人ほど、この傾向は強くなります。

「俺は善良な人間だ。大切な人を守るためにはマスクが必要不可欠だ」

ところが、実際は正反対。無意味なことを他人に強いて、ナチス、帝国陸軍、北朝鮮並みに人権を弾圧・蹂躙していたわけでず。

善良どころか、実態は「善人面した極悪人」だったということです。

おまけに、さんざんコケにして「テロリスト」呼ばわりまでした反マスク派の主張が全面的に正しかったことになります。

これを受け入れることは、まさに「屈辱」「地獄の責め苦」でしょう(だから、「よく考えろ」とさんざん忠告してきたのに)。

 

「夏場のマスクは熱中症の危険が増す」

それは、一昨年も去年も一緒です。なのになぜ、今年はマスクを外してもよいのでしょう。

その疑問に対する説明(弁解、口実、言い訳)は、どこからも聞こえてきません。

「子供の発育に悪影響を与える」

これも、一昨年も去年も状況はまったく変わりありません。今になってこの理屈が通るなら、ずっと子供たちにマスクを強要してきた学校は堂々と「児童虐待」を行っていたことになります。

教育委員会と学校長が会見を開き、土下座してから辞任すべきです。

 

いずれにせよ、180度真反対のことを言うからには、きちんと検証データを示す必要があります。

マスクに効果があるのかないのか、ここらではっきり決着をつけなければいけません(何の効果もないことは私が保証しますけどね)。

 

そんなわけで、いましばらくは、最後の抵抗で「マスク強要」がいっそう厳しくなる店舗や施設がありそうです。

今までさんざん「専門家が言ってる」を根拠にしてきた連中が、一転して大好きな「専門家」のアドバイスを聞かなくなります。

もちろん、そんなアホの空間には足を運ばないに限ります。

 

「君子豹変」

優れた人間は、素直に過ちを認め、意見を変えることができます。また、誠心誠意を持って謝罪すれば、今なら反マスク派も快く見逃してくれるでしょう。それに、今後は「マスク信奉者」たちが次から次に謝罪するはめになりますから、最初のほうで謝った人間のことなど、すぐに忘れ去られます。

逆に、時間がたてばたつほど許してもらえなくなるのは確実。損害賠償や慰謝料請求訴訟の被告になる覚悟(と資力)が必要です。

なので、誰よりも先に反省し態度を改めることが肝要です。

 

最後までマスクにしがみつく人間は、最も愚かな人間です。

果たして、島根県知事、山梨県知事と一緒にタイタニック号に最後まで居座るのは誰でしょうか。