「少なくともワクチンには重症予防効果はある」

 

が何とな~く世間の共通認識になりつつありますが、私は大いに大いに疑問を持っています。

 

「第5波」における「陽性者」の急増と重症者数の推移は、大和田医師が言うところの「リンク切れ」を起こし、まったくシンクロしていません。

もはや「陽性者」がどれだけ増えようと、重症者数はほぼ一定で、大きな変化はないのです。

これは、新コロが池田医師の言う「ただコロ」に成り下がったことを如実に表しています。

つまり「普通の風邪」ですね。

だから、大勢の人がかかっても、免疫の低下した一部の人たちだけが重症化しているわけです。「ただコロ」「旧コロ」「従来の風邪」でも普通に見られた、ごくごく普通の光景です。

それはまた、仮に検査で陽性になり、微熱や喉の痛みがあっても、自宅で寝ていれば数日で治るということを意味します。

 

 

これを「すべてワクチンのおかげ」とするのは、かなり無理があります。

なぜなら、以下の理由により、どんなウィルス感染症も必ず、波が押し寄せるたびに重症化率・致死率が下がっていくからです。

 

①ウィルスの突然変異

皆さんもウンザリするくらい、繰り返し何度も書いてきましたが、この世界には「自然淘汰」という大原則があります。ウィルスもこのルールにがっちり縛られます。

最も宿主の行動様式・生活様式にマッチした変異株だけが生き残り、あとは淘汰されてしまうので、最終的に「感染力が高く病原性の低い(宿主を傷つけない)」タイプが主流となります。

これが「新コロ」の「ただコロ」化です。

 

②脆弱な宿主も淘汰される

いちばん病原性の高い初期型ウィルスのせいで、脆弱な宿主(免疫が落ちている人)は死亡します。ここで生き残るのは、初期型ウィルスに打ち勝った「強い宿主」たちです。

続く第2波では、初期型(第1波)ウィルスより病原性の落ちたものの感染力の増した株が流行します。

感染力がアップしたため、感染者の絶対数が多くなるので、比例して死者数も増えますが、致死率自体は第1波と同程度か、それ以下になります。

ここでも第1波同様、脆弱な宿主が淘汰されていくため、「強い宿主」が生き延びます。

こうして波が繰り返すほど「弱い宿主」が削られ、「強い宿主」ばかりになるので、致死率は下がっていきます。

 

日本では、途中の波で少しだけ致死率が上がった時期がありましたが、これはウィルスのせいではなく、医療行政の失敗の可能性大。いわば「人災」と考えられます。

 

上記2つの理由により、必然的に重症化率・致死率は下がっていくのですが、たまたまワクチン接種の時期が重なると、あたかもワクチンのおかげで重症化率が抑えられたように見えてしまいます。

いわゆる「疑似相関」です。

 

本当にワクチンの効果があったかどうかを調べるには、ワクチン接種が開始されてからの全重症者・死者の接種歴を調べなければいけませんが、そのデータがありません(あっても公表されていない)。

 

時々、「重症者の何割が未接種者」という記事が出ますが、これは未接種者ばかりに積極的にPCR検査を行っているおそれが多分にあり、信用が置けません。

ワクチン接種の副作用がほとんど報告されていないのと同じで、医師がワクチン既接種の重症者には、あえてPCR検査を行っていないのかもしれません。

 

しかし、こうまで肝心なデータが公表されていないというのは、裏を返せば、「ワクチン推奨派」に都合の悪いデータしかないことのあかしではないでしょうか。

都合がよければ、どんどんデータを公開するはずですから。

 

 

次回の記事では「再生産数」に関する私の見解を述べてみたいと思います。