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Eleonore

オリジナル小説「Eleonore」を載せていきます。
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両親は心配して何度もドアを叩いたけど無視した。

布団の隙間から外を覗く度に、

細長いスーツ姿が見え、布団をかぶり直した。

尿意にも空腹感にも我慢して布団をかぶっているうちに、

私は眠ってしまったらしい。




汗で湿った布団の中で目覚めると、

背中に重みを感じた。

おそるおそる布団を覗くと、

ベッドに腰掛けているスーツのズボンが見えた。

部屋は薄暗かったが、それでも見上げた先の

彼の白い顔は分かった。

すぐに目を反らすと、長い腕がどこに伸ばしているのかが見えた。

大きな手が私の背中を撫でていた。

布団越しにその手に触れられているのが気持ち悪くて、

身を強ばらせた。



すると彼は撫でる手を止め、私の手の甲に伸ばした。
もっとひどいことをする気じゃないかと思った。

しかし長い指先を、私の手の上で動かすだけだった。

何かを書いているようだと言うことに気付き、

指先の動きを見つめた。

それは「ごめんなさい」の書き順を、幾度も繰り返していた。

「何がごめんなさいなの?」

私は腹が立った。

勝手に追いかけて部屋の中にまで入ってくるなんて、

なんて失礼な奴なんだ。




「触らないでよ!」

私は彼の手を払いのけた。

彼は払われた手ともう一方の手で、

自分の顔を覆った。

嗚咽は聞こえないが、肩は震えていた。

泣いているようだった。




「えっと、ごめん。」

私も思わず謝ってしまった。

すると彼は右手を振って、

私の頭をぽんぽんとなでて布団をかぶせた。

「わっ何!?」

驚いて布団をのけると、

彼は部屋から消えていた。




私と彼が再会するのは、

それから10年後のことだった。







「カーバンクル」って額に赤い宝石があること以外の

姿が不明の伝説の生き物です。

だから創作しやすいですね。

と言うわけで、作ってみました。


Eleonore


お姉ちゃんの「ベビーピンク(愛称ベピー)」。

額にストーンジェム貼り付けたかったのですが、

重そうなのでフェルトに穴空けて裏から貼りました。

頭から生えてる耳は羽で、飛べます。

カーバンクルは子供が出来ることさえ珍しく、

親から「ベビー」を冠した名前を付けられました。

とても警戒心が強く、心配性でたれ目です。


Eleonore


上から見た図。

尻尾の先っちょにもストーンジェムを貼り付けました。

菱形で、神経質な彼女の性質を表しています。


Eleonore


妹の「メイズクリーム(愛称メイク)」。

「メイズ」はイギリスの「トウモロコシ」の呼び方で、色名でもあります。

こっちは美味しそうな色名から付けました。

「黄金のカーバンクル」は非常に珍しく、

このカーバンクルは「実り」をもたらすと言われています。

でも彼女はやんちゃで、危ない所に行きたがります。


Eleonore

上から見た図。
おおらかな彼女らしく、まん丸なストーンジェムです。

Eleonore

姉妹が並んだ図。

立てるようにしました。

お姉ちゃんは耳が小さくて妹の方が大きいけど、

妹は小柄な体です。

今度はトカゲ君達(従兄弟同士という設定)です。



Eleonore

この子はドラゴンの「ショッキングマホガニー」君です。

爬虫類作ってみたいと思ってましたが、

祖母から貰ったフェルトが余ってたので使いました。

ショッキングピンクとマホガニー色だったので名前はそこから。

マホガニーって高級木材で取引が制限されてますから、

見つけられたら感動でショックって事で。

Eleonore

アップ。目つきがきついです。

足が納得できなかったので


Eleonore


トカゲ君二作目。サラマンダーの「シグナルフレイム」君です。

シグナルレッドは信号に使われる目立ちやすい赤。

フレイムは炎の色を表すのに使われ、やや黄色みがかってる色で、

オレンジの体だしいいかなと。

足がトカゲらしくできました。

フェルトは新しく買ってきました。


Eleonore


アップ。牙が大きいかな?

母から目が「カエルっぽい」と言われました。

私の中でトカゲって目がクリっとなってるイメージが強いのかな?