先月長沢芦雪展へ行ったとき
ひときわ気になる絵がありました。
図録より
この大変仲の良い楽しそうな二人が
なんだかふぇりとつしまみたいで心暖かくなり
折につけ思い出しています。
タイトルは寒山と拾得(かんざんとじっとく)。
この二人は何者?と調べてみたら
中国の伝説の僧侶らしい。
森鴎外もそれを書いたそうですが
鴎外は昔の固い文体で書かれているだろうから難しそうだなあと思っていたら
児童文学を発見。
迷わずポチったのが今日届きました。
伝説の二人が現代の日本に遊びに来ているという内容のお話で
とても分かりやすくて楽しい一冊でした。
と言っても、禅の話なので分かったような分からないような
そこが面白いと思います。
お二人はボロボロの身なりで生まれてから風呂に入ったことがないのですが
実は普賢菩薩と文殊菩薩なんだそうな。
それを、猫のふぇりとつしまみたい、なんて言ってスミマセン。
つしま
ふぇり
でも無欲でひたすら毎日を楽しんでいるこの二人に
いつも救われている私です。
案外寒山さんと拾得さんに近いかもなとも思うのでした。