池のほとりのベンチで、オルはひとり、少女のことを考えていました。
気づくと、隣に誰かが座っていました。年配の男性でした。
「変なんだ。」
オルは、ぽつりと言いました。
隣に座っていた見知らぬ人は、
「そうかい。」
とだけ答えました。
それ以上、何も聞きませんでした。ただ、しばらく、二人で同じ池を眺めていました。
やがて、その人が、静かに口を開きました。
「本命って知ってるかい。」
オルは首をかしげました。
「ほ・ん・め・い?」
その人は、池の向こうに光る水面を見つめながら、ゆっくりと話し始めました。
🌞 オル #17「かぐわしい異性のおはなし」、よろしければ続きを読んでみてくださいね。

