射手座03度「チェスをする二人の人」 | 今季洋のサビアン占星術。

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あさっての05/23(木)に満月になります。

 

満月の月度数である射手座03度「チェスをする二人の人」の、サビアンシンボル解説とアストロロジカル・マンダラぬり絵をかきました。

 

 

マーク・エドモンド・ジョーンズの射手座03度のサビアンシンボルは、Two men playing chess.「チェスをする二人の人」。

 

 

 

ディーン・ルディアの射手座03度のサビアンシンボルも、もともとのジョーンズのものと同じ、Tow men playing chess.「チェスをする二人の人」となっています。

 

チェスとは二人で行うボードゲームで、キング、クイーン、ビショップ、ナイト、ルーク、ポーンという6種類の、白・黒それぞれ16個の駒を使って、相手のキングの駒を追いつめた方の勝ちになります。駒の名称からして、ヨーロッパあたりの海外から到来したもののように思えますが、日本にチェスが伝わった歴史は案外古く、8世紀頃とも言われているそうです。


日本には、チェスに似たようなものとして将棋があります。チェスや将棋の起源には諸説あるそうですが、一般的には、この両方の起源となるのが、古代インドの戦争ゲーム「チャトランガ」とも言われているそうです。

 

チェスにしても将棋にしても、これは対戦のゲームです。この対戦、戦闘、闘争といったものは、このサビアンシンボルのサインである射手座が属する、火のエレメントの象意になります。

 

この射手座03度のドデカテモリーは、度数前半が射手座、そして度数後半が山羊座になります。

 

度数前半の射手座は、射手座サインの中のドデカテモリー射手座として、よりピュアな射手座の性質を表わしていることになります。ここではそれが、純粋な対戦、戦闘、闘争を表わすボードゲームであるチェスとして描かれていることになります。

 

これらの火のエネルギーは、たとえば戦国時代のような社会背景の中では、そのまま実際の対戦、戦闘、闘争という姿で現実化していました。しかし、社会が安定するにしたがって、火のエネルギーは、他の何かに向かって放出される道が用意されるようになります。このことを表わしているのが、度数後半のドデカテモリー山羊座となります。

 

たとえば、今の時代においては、スポーツにおける対戦やネットの対戦ゲームなども、火のエネルギーの放出先の一つと言うことができるでしょう。ここには、あらかじめ決まった形式の中で、お互いにルールを守って戦闘するという、お約束(山羊座の象意)があることになります。

 

このサビアンシンボルの度数である03度というのは、タロットの大アルカナの「3.女帝」のカードがそうであるように、どんどんとリズミカルに増やして行く要素を持っています。この射手座における03度とは、チェスや将棋などのをする人の頭の中で、どんどんと対戦方法や手順が増大して行くようすを、当てはめることができるでしょう。

 

それにしても、チェスにしても将棋にしても、戦いに勝ち続けて行くためには、自分自身とのさまざまな戦いが繰り広げられて行くことがわかります。これらのたくさんの対戦方法や手順を学ぶことももちろんですが、上を目指す向上心を持ち続けることなども、必要となってくることでしょう。

 

ルディアも自身の著書の中で、「チェスのゲームは、人間をより客観的で、より注意深く、全体の状況をより認識し、衝動的でなく副次的な問題に集中できるように、訓練します。」と書いています。

 

これらのことから、このサビアンシンボルを活用して行くには、グレードアップして行く姿勢を育てて行くと良いということがわかります。

 

もともと射手座は、そこに留まらずに上を目指すような向上心を強く持ったサインです。これらのゲームやスポーツの対戦の経験を積むことで、自身の中の火のエネルギーを、衝動的にでなく、使って行くことができるようになります。

 

さらに、客観的でより注意深く全体の状況を把握する力や、計画的に戦略を練って目的を達成する力、勝つための方法を理論化して行く力など、さまざなま高度なパワーをも身に付けて行くことができるようになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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