占星術が持っている良さと、面白いところ。 | 今季洋のサビアンアート占星術。

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アトリエえんどうまめという屋号で、西洋占星術とタロットを使った占いリーディングと講座、ぬり絵ワークの作成と電子図書の出版をしています。

占星術が持っている良さとして、「上空から客観的に俯瞰するような視点をもたらしてくれること」ということがあると思います。

占星術では、たとえば、森羅万象を12サインのカテゴリーに仕分けして考えます。この視点を手に入れることによって、自分自身が生まれてからこのかた持ち続けていた、ひとつの視座から解放されて行くことができます。

占星術を使うことによって、たとえば私の水星が乙女座にあるとすると、ずっとものを考える時には、乙女座的な色に染まった穴から、世界をのぞいていたことを知ることができます。そしてまた、乙女座以外にも11個ののぞき穴があって、人それぞれ見ている世界の傾向が違うこともわかります。


また、占星術の面白いところは、「信念体系」としては未完成であるというところだと、私は思っています。

占星術は、上空からの視点に人々をいざないますが、最終的な答えは用意されてはいません。そこのところは、自分で考えましょうと言っているかのように、空白状態です。

それはどういうことかというと、たとえば、ドレミファソラシドという音階があるとして、下のドから出発して上のドにまで到達しているものが、スピリチュアルとか宗教と言われる信念体系であるとしたら、占星術は、下のドから始まってレミファソラシと上昇して行くのだけれど、シで止まっている体系ということができるのです。そこから先については、白紙状態なのです。

古い時代(たとえばメソポタミア文明)にまでさかのぼると、特定の宗教観と占星術が結びついていた時代もあったようですが、すくなくとも現在使われているモダン占星術は、最終的な上のドの部分は、ニュートラル、空白な状態です。

このことが、わたしにはとても興味深く思えていて、たとえば有名なグリム童話のひとつ『かえるの王さま』でも、どうして王女さまが、「この、ばばっちいカエルさん!」と壁にたたきつけたら、そのカエルが王子さまに変身したのか? その答えはこのお話には書かれていません。

書かれていないけど、とても気になるから、「なんでだろう?」 と、ときどき思い出しては考えたり、自身の人生に照らし合わせてみたりするわけです。

わたしは、この「わからないけど、気になること」を、ころころと自分の中で転がし続けるような行為が、とっても大切なのだと思うのです。

ちょっと抽象的な言い方になってしまっていますが、「じゃぁ、上のドって何ですか?」というと、ゴーギャンの有名な絵の題名「わたしたちはどこから来たのか ・ わたしたちは何ものか ・ わたしたちはどこへ行くのか」ということの答えなども、上のドに含まれていることのひとつだと思います。

ようするに、ここでいうところの「上のド」の答えについて語るということは、つまりそれが、「宗教」でもあり、「スピリチュアル」でもあるわけです。

ユングもたしか『赤の書』で、「そこのところ(つまりここでいうところの「上のド」)を、ひとりひとりが探してほしい」と言っていたように記憶しているし、神話研究のジョーゼフ・キャンベルも、まさに同じ姿勢に徹していた人であると、私は思っています。

生きながらにして、この「上のド」探しをすることは、おそらく究極のテーマでもあるはずだから、やろうとしたらとてもやりがいのあることであるのだろうと思います。「それでは」と実際に「上のド」探しをして、それを言葉にして行くということは、実際にやってみようとすると、なかなかたいへなにことのように思ったりもします。もちろん、たいへんだとしても、やりたい人はチャレンジして、良いわけですが。

だから、「上のド」を知りたいけど、自力で見つけろと言われてもね~と思う人は、この究極の「上のド」を、それぞれのワールドに、のぞき見して良いのだと、私は思っています。このワールドでは、何て言っているのかな?と、見てみて良いのだと思うのです。

そして、あぁ、これは真に私が求めていたものだ、と思った時には、その信念体系のワールドに所属する自由も、私たちは持っているはずと、思っています。

そしてまた、その「上のド」を見つけたら、自分の世界の中で、占星術が持っているシの上にくつけてみても良いのだと、私は思っているのです。

 




 

 

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