あさっての07/21(日)に満月になります。
今年2024年は、太陽蟹座-月山羊座での満月が二回あって、これはその二回目の満月となります。
満月の月度数である山羊座30度 「秘密のビジネス会議」の、サビアンシンボル解説と、アストロロジカル・マンダラぬり絵をかきました。
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マーク・エドモンド・ジョーンズの山羊座30度のサビアンシンボルは、A secret business conference. 「秘密のビジネス会議」です。
ディーン・ルディアはこの山羊座30度のサビアンシンボルを、A secret meeting of men responsible for executive decisions in world affairs. 「世界的な事件に関する決定と責任を持つ人たちの秘密会議」と言い換えました。
もともとのジョーンズのサビアンシンボルからは、その conference「会議」が business 「ビジネス」に関するもので、なおかつ secret 「秘密」のものであることしかわかりません。そこにルディアが、世界的なレベルでのトップシークレットを扱っているニュアンスを書き加えたのは、この度数のドデカテモリーが射手座であることからでしょう。
射手座というサインには、グレードアップして行く資質があります。それは、射手座が火のエレメントに属するサインであるところから、上昇して行く性質を持っているためです。どんどんと、上へ上へと行きたいのが射手座なので、そうなると当然、視界も広がることになるわけです。ルディアは、 in world affairs として、その扱っている案件は世界的なレベルのものなのだと、スケールの大きさを書き加えたことになります。
このサビアンシンボルのもともとのサインである山羊座は、よくピラミッドの形に例えられて解説されています。山羊座は上下関係のあるサインですので、たとえば会社組織に例えると、新入社員と社長はけっして同列になることはないのです。新入社員はあくまでもピラミッドの底辺を支えていて、その頂点に立つのが社長という、ヒエラルキー構造をしているのが山羊座となるわけです。
このピラミッド型のヒエラルキー構造においては、トップダウンの指示がなされるのが一般的です。つまり、経営陣などのトップの人たちが意思決定を行い、それ以外の現場の従業員の人たちに指示を行う意思決定スタイルが取られるわけです。このトップダウンのスタイルは、ビジネスや政治などの山羊座的な世界においては、よく見られるスタイルということができます。
そして、トップの経営陣の会議で扱われる案件の中には、機密事項も含まれるわけなので、情報が非公開になることはほとんどと言えるのかも知れません。ルディアの著書を見てみるても、「今では、ホワイトハウスや政府のあらゆるレベルで秘密委員会が活動していることは周知の事実です。」と書かれています。
たとえば、高い山の山頂付近は、お天気によってはそこだけ雲の中に隠れてしまうことがあるわけですが、この山羊座が持っている、上層部の意思決定は秘密に包まれている構図は、それらの山の頂上が雲の中に隠れることとイメージ的に合致するといえるでしょう。
どのサインも30度というのは、そのサインのエネルギーを完全に出し尽くす必要性があるため、誇張されているような表現になっているといわれています。これまで親しんできたそのサインのエネルギーから離れるために、その性質を極端にデフォルメしたり茶化したりしているわけです。
そこからいくと、たとえば「ディープ・ステート」などの陰謀論を、このサビアンシンボルに当てはめてみることもできるとは思いますが、もちろんこの山羊座30度が描いていることはそれだけではなくて、すべての政治や会社組織の一般的なレベルで起きることといえます。
これらのことから、このサビアンシンボルを活用して行くには、社会の頂点に位置し、執行権力を持つことに伴う責任というものを、再確認して行くと良いということがわかります。
会社や社会が持っているこれらのヒエラルキー構造をピラミッドに例えたときに、一番下と一番上では見える景色に違いがあることがわかります。当然ながら、一番上においては、全体を見渡す広い視点を持つことができるわけです。
山羊座は、「今・ここ」という価値を重視するサインですので、そのピラミッドの頂上からは、四方八方を見渡して自分たちにとってベストな意思決定がなされて行くことでしょう。
この山羊座30度でなされた意思決定は、はたして、次世代が生きて行く「未来」という時間軸においてもベストな意思決定と言えるのかどうか。この「未来」からの風を取り入れるのが、次に来る水瓶座サインということができます。
この「今・ここ」から「未来」への意識の変換が、この山羊座最終度数から次の水瓶座サインへの、テーマの移行ということができるのです。
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