今回は、運用観察ページで見えてきたことを書いてみます。
市況データを集める。
AIに渡す形に整理する。
AIの結果を保存する。
複数モデルで比較する。
Cronで毎日動かす。
そして、朝買いモデルから「大引け買い・翌日前場売り」へ変更する。
ここまでで、ひとまず仕組みとしては動く形になってきました。
今回は番外編として、その後の運用観察ページで見えてきたことを書いてみます。
現在の運用観察ページでは、2026年5月9日以降の新仕様だけを集計対象にしています。
旧仕様のころの履歴も残っていますが、朝に判断して同日前場で見るモデルと、大引け買い・翌日前場売りモデルを混ぜると、結果の意味が変わってしまいます。
なので、新しいモデルに切り替えた日以降だけを見ています。
画面では、AIモデルごとに以下のような情報を確認できます。
何日分のログがあるか。
観察対象を出した日が何日あるか。
見送った日が何日あるか。
まだ売値が確定していない日があるか。
仮想売買として見た場合の損益がどうなっているか。
この「見送り日」と「未確定日」が見えるようになったのは、かなり大きいです。
単純に勝ち負けだけを見ると、どうしても結果だけに目が行きます。
でも実際には、AIが見送った日も判断の一部です。
候補はあったけれど見送った。
候補が少なくて見送った。
データが足りなくて判断しなかった。
慎重なモデルだけ見送った。
こういう日も含めて見ることで、AIの動き方が少し分かりやすくなります。
今回見た範囲では、モデルによって観察対象を出す頻度に違いが出ていました。
標準的なモデルや攻め寄りのモデルは、ある程度同じような動きをする日があります。
防御寄りのモデルは、少し違う判断をすることがあります。
慎重なモデルは、見送りが多めになります。
比較用のモデルは、観察対象を出す日が多めになります。
ここで大事なのは、観察対象を多く出すモデルが良いとは限らないことです。
たくさん動けば、検証データは増えます。
でも、そのぶん外れる日も増える可能性があります。
逆に、慎重なモデルは見送りが多くなります。
そのぶん試行回数が少なく、短期間の結果だけでは判断しにくくなります。
なので、この画面では損益だけでなく、active日数、skip日数、未確定active日数も一緒に見るようにしています。
もうひとつ面白いのは、未確定の状態が残ることです。
大引け買い・翌日前場売りモデルでは、AIが観察対象を出した時点では、まだ結果が確定していません。
買付日には、大引け付近の買値だけが入ります。
売値は、翌営業日の前場後に確定します。
そのため、画面上には「未確定」の日が出てきます。
これは一見すると少し不便ですが、実際の時間の流れとしては自然です。
買った想定の日に、すぐ結果が分かるわけではない。
翌営業日になって、売値が入って、そこで初めて損益が確定する。
この状態が画面に残ることで、シミュレーターの結果がより現実の流れに近くなりました。
今回の集計では、まだ対象期間は短いです。
新仕様に切り替えてからの営業日数も少なく、未確定の日も含まれています。
そのため、今の数字だけでモデルの良し悪しを判断するのは早いと思っています。
短期間の仮想損益は、たまたま特定の日や特定の銘柄に大きく左右されることがあります。
試行回数が少ないモデルほど、数字が良く見えたり悪く見えたりしやすいです。
なので、ここで見たいのは「どのモデルが勝てるか」ではありません。
どのモデルがどれくらい動くのか。
どのモデルが見送りやすいのか。
同じ日に複数モデルが同じ判断をすることがあるのか。
未確定やデータ不足をどう扱えているのか。
日々のログとして破綻なく積み上がっているのか。
このあたりを見ています。
作ってみて感じたのは、運用観察ページは単なる成績表ではないということです。
もちろん、仮想損益の数字も見ます。
でも、それ以上に大事なのは、AIの判断と結果が日付ごとに追えることです。
どの日に動いたのか。
どの日に見送ったのか。
どのモデルが慎重だったのか。
まだ結果が確定していない日はどれか。
売値が入ったあと、損益がどう変わったのか。
こういう情報が見えると、ようやく「AIの判断を観察している」感じになります。
今後は、もう少し長い期間で見ていきたいです。
1週間や2週間ではなく、1か月、2か月とログを積み上げる。
モデル別のactive率やskip率を見る。
平均損益を見る。
最大損失を見る。
特定銘柄に結果が偏っていないかを見る。
未確定や価格欠損がどれくらい出るかを見る。
こういう確認をしていくと、AIモデルごとの性格がもう少し見えてきそうです。
株シミュレーターは、作って終わりではなく、動かしてからが本番だと感じています。
毎日ログが積み上がって、そこから違和感や改善点が見えてくる。
そのたびに、データの扱い方や画面の見せ方、モデルの条件を少しずつ見直していく。
しばらくは、この運用観察ページを見ながら、大引け買い・翌日前場売りモデルのログを積み上げていこうと思います。
※この記事は、個人開発している株価シミュレーターの作業記録です。
公開されている市況情報を、個人の検証用に整理している内容です。
特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。
記載している内容は仮想売買・検証ログであり、将来の成果を保証するものではありません。
実際の投資判断は、ご自身の責任でお願いします。