金曜日に流産の手術をして、今日で3日目。
まだ、妊娠のホルモンが出ているのか、胸が大きくなったままで痛い。
つわりのようなものもまだあって、からっぽの胃では気持ち悪い。
でも、出血がある。おなかも痛い。
もう、おなかに赤ちゃんはいないんだ・・・・
先週の今頃はまだ赤ちゃんがおなかにいるってとっても幸せな気持ちでいたのに。
先々週は順調だって言われてたのに・・・・
今日もまたすっごく泣いてしまいました。
土日、ずっと主人が一緒にいてくれて、泣いてるときもずっと抱きしめていてくれたからまだよかった。
明日から平日。
私は何事もなかったような顔をして仕事に出かけなくてはいけない。
かといって、休んで一人うちにいても、そのことしか考えないだろうから、まだ仕事してるほうがましなのかも。
友達や、ブログで知り合った人たちにも何人か流産経験者がいて、流産したって聞いたときに、自分なりに真剣に心配して、かわいそうだって思って、一生懸命励ましたけど、今から思えばうまく言葉がみつかってなかったと思う。
やっぱりこの気持ちは経験してみないとわからないなってつくづく思う。自分が流産してみて、こんなにもつらいものだってこと、すっごく身にしみてわかった。みんなこんなにもつらい思いを経験して乗り越えてきたんだなって。
それから、つくづく思い知ったのは、子どもはつくるものじゃない、授かるものなんだってこと。
Hしたからって、作ろうとして作れるものじゃないってことがほんとによくわかった。
もちろん、Hしなきゃできないってことはわかっているけど、だからって、私たちの意志だけでできるものじゃない。
何か見えない、神様の力のような、何かがあるような気がします。
病院でもらった「流産について」という紙にはこう書かれてあります。
健康な精子と健康な卵子が出会って、受精卵になって、全く問題のない夫婦の間に成立した妊娠でも、10%~15%の確立で流産が起こります。
妊娠初期に流産した場合、その流産した原因の大部分は胎児側の原因、つまり受精卵の異常にあるためと言われています。受精卵に生きていくために必要な資質が欠けているということです。もともと大きく育つことのできない受精卵が途中で発育をやめてしまい、やがて子宮からはがれて出血して流産します。
○異常な受精卵が生じた原因は不明のことが多いのですが、その原因が両親にあることは非常にまれです。
「流産」というと、流れるという文字があるので、無理なことをしたために、また自分の不注意で流れてしまったと考えられがちですが、自然現象の一つと考えてください。
流産になった原因は、受精した卵に異常がある場合が多く、異常な卵が生じた原因は、夫婦に原因があるのではなく、確率的な問題(どんな夫婦にも起こり得る)であることが一番考えられるのです。
流産したことはとてもつらいことですが、流産したことで、子どものできない体なのではと落ち込む必要はまったくありません。
って、自分を責めないようにねと先生からも何度もお話がありました。
それでも、やっぱり、どうしてこうなっちゃったんだろうって、自分を責めてしまいます。
やり場のない思いがあります。
妊娠できるってわかったんだよ、っていう風に言ってもらえたり、流産した後はできやすいんだよって言ってもらえたり、とてもやさしい言葉をみんなかけてくれて、とってもありがたいです。とってもうれしいです。
早く元気になりたい。
でも、心が元気になるには、もうちょっと時間がかかりそうです。
このやり場のない思いをどうしたら・・・・・
とにかく、やっぱり、子どもは授かりもので、奇跡の子なんだって思います。
大切に大切にしなくちゃ。
なのに、最近、子どもが親によって虐待されたり、殺される事件が多かったり。
産婦人科でも、私の前に受診した人のカルテがチラッと見えて、そこに「中絶同意書」がはさんであったり(←こんなのが見えちゃうのはほんとに病院側が悪いとも思うんだけど)。
私や、このブログを読んでくれてる、「ママになりたい」って思ってる人のところにはどうして赤ちゃんがきてくれなくて、そういう状況の人のところに赤ちゃんが行ってしまうのか・・・・・
これが神様がそこに「授けた」のであるとしたら、すごく納得がいかない。
なんでなんだろうってすっごく悲しくなります。
私がその他の人の「中絶同意書」がたまたま目に入った日、私は私の赤ちゃんがおなかの中で死んでいるのを知って、すごくショックを受けました。
望まれているのに死んでしまった赤ちゃんと、望まれなくて殺されてしまう赤ちゃん。
二人の赤ちゃんの運命って一体・・・・
赤ちゃんはお母さんを選ぶって話 を紹介したことがあったけど、それでも選んで赤ちゃんがそれぞれの運命をたどるとするならば、神様はほんとにいるのかって思ってしまうほど。
本当に心から望んで、大切にしてもらえるママとパパのところへ、みんな赤ちゃんがちゃんと行くことができますように。
私や、このブログの読者になってくれてる、「本当に望んでる人のところ」へ赤ちゃんが迷わず来てくれますように。
授かるものなのだとしたら、祈るしかないですよね。
そして生まれてくる赤ちゃんがみんな幸せに、愛情をいっぱい受けて育ちますように。