今回は佐藤祐基さん繋がりで鑑賞しました。

 

公式サイト→ http://ryusei-movie.com/

こんな映画ですよの説明→映画.com https://eiga.com/movie/79194/

 

幼なじみの3人で流星を見てから12年後、それぞれはこんな風に過ごしていました。って話。

主人公は3人いて、共演じゃなく独立した話が差し込まれる形で進んでいく。

 

馬場良馬さん演じる晴彦は、借金まみれになって帰省、当てにしていた両親の会社は経営が厳しくなっててお金を借りるのは無理そう…というか、言い出せなくて、代わりに長年連絡を取ってない地元の知り合いに電話かけまくってお金貸して~ってやってるクソ野郎(笑)(試写会でめっちゃいじられてたwww「(馬場さんを見ながら)クソ野郎だよな~」「晴彦がね?!!!!!!www(俺じゃないよ!!!)」)

遠藤要さん演じる享は、母親と妹が心配で、音楽の道を諦めて居酒屋で働いてるけど、後ろ髪を惹かれるものがある。そうこうしてたら昔のバンド仲間から電話かかってきて、ギターが抜けたからお前もっかいやってみない?のお誘い。どうする。

そして佐藤祐基さん演じる竜太は、嬢のお迎えをやってる謎の人物。おっさんにめっちゃ金たかられたり嬢の相談を聞くだけ聞いたりしてる。めっちゃ怖い。(ヲイ)

 

何か特別なことが起こるわけでもなく、淡々と日常が進んでいく。

晴彦は手当たり次第無心して断られ続けて最終的に先輩に怒られる。音信不通になってて困ったときだけ頼るのがトモダチなの?ってな感じで。

竜太は嬢のトラブルに一瞬巻き込まれたり、金をたかるオッサンが逆鱗に触れてきていい加減キレる。ちょくちょく誰かから電話かかってきてるけどでも出ない。誰なんだろう。というかこの仕事する前 何してた人なんだろう。とか噂される。

享は近所のプチ家出少年を励ましつつ、夢と家族の間で惑う。

中盤までは鬱々としてて見てるこっちもメンタルきっついです。ほんとに日常過ぎて、奇跡も何にもないし、自分にも有りそうで。

 

馬場さんはゴーバス以来久しぶりに見た気がする!

あの時は熱血?お兄ちゃんだったからこんな風ににやにやしながら顔色伺って取り入ろうとするタイプの悪めな役は新鮮だった。

ゴーバスはウサダさん(の中の人)目当てに見てたんだよなぁ…w アツシはアツシで速攻退場したしwwwww

 

終盤でみんなの絡まってた糸が少しずつほぐれていく。

序盤で誰かに電話かける晴彦を見る父親の顔で あ、息子が借金してるって気付いたな、ってわかったけど、ずっと父親は息子のお芝居に付き合ってあげて、最後の最後でお酒に誘って、「クビか?」とだけ言ってお金をいくらか渡して、早く寝ろ。ってすぐ部屋に引っ込む。メンタルがほんときっつい。泣くとかそういうんじゃなくてこのシーンの間ひたすら胸になんか重石が入ったみたいでなんもできない。優しさがつらい。優しさってこんなに痛いもんだっけ?

竜太の逆鱗に触れたオッサンとまた会うことになって嫌々行ったら、なんと、オッサン、おとうさんだった。借りたお金何に使ったんだよ。って前に詰め寄ったけど、まさか、そんな隠し玉が。そしてオッサンの子供を見て、あの嬢も家族になる人を見つけたのを見届けて、自分の大切な人たちのことでいっぱいになって、ついに、ずっと電話をくれていた人に、自分から電話を掛ける。はぁ…よかった…よかったね…

享は、いろいろ考えたけど、自分なりにできることをしよう。と決意して、ギターの好きなあのプチ家出少年に自分のギターをプレゼント。そして自分のギターの技術を人に伝えることにした。

 

解決したようで、まだ入り口に立ったばかりだけど、これからあの3人がどんな未来を歩んでいくのか、鑑賞後もずっと考えてしまうくらい余韻の残るいい作品でした。

ぜひぜひおススメします^^ 落ち着いた映画を見たいときにいかがでしょうか。