【長文失礼します】
勤務校での授業(の殆ど)が始まって1ヶ月が経ちました。
対面式の実技レッスンも6月上旬からスタートしています。
レッスン部屋に透明の大きなビニールカーテンが出来ました。
上からしっかりと覆われ、足元の10㎝程度だけ空いてます。
エアコンの冷気は曽野隙間からサーキュレーターで回しています。
約50分毎に換気で部屋のドア・建物の窓を開けるので、その時は音出しはストップ。

実は…5月から私のクラスは希望者のレッスンをしていました。
でも新入生を除く全員が希望しました。
(その時点ではまだ新入生の存在は僕らは知らないので6月までお待たせしてしまった😭🙇🏻)

自宅や近所で楽器の吹けない環境の学生も2人居ました。
(どちらも一人暮らしの学生です。中には自転車で近所の河川敷まで行って練習してたが風が強かったり、嫌な視線を浴びたりもあったとニコニコ話す学生も居ました😭僕のの学生時代と全く同じだ。しかも同じ川だった)

その2人は、たまたま我が家まで電車などを使わずに来られる地点だったので、週に一度我が家へ招き(その前にしっかり換気をし消毒液などを整え)1~2時間、楽器を目一杯ミュートせずに吹いてもらいました。その中で『今週用のデイリートレーニング』的なものを出して可能な限り感覚をキープしてもらう。
市民オケなどで週1程度しか吹く事が出来ない人へのレッスン経験が活きました。
(なんと配偶者のテイクアウト晩ご飯付き。一人暮らしで孤独を少しでも癒せるようにと配偶者さんの気遣いに本当に感謝です🙇🏻🙇🏻)

自宅で練習可能な学生はエチュードを録音して送ってもらい、決めた日時にFaceTimeを使ってアドバイスして(実は学生が吹いた演奏をイヤホン🎧を付けて自分も同じ曲をなぞって吹くと通常レッスンとも違う発見が沢山ありました)

学生によっては1週間で膨大な曲数を送って来る人も😳

皆、楽器が好きで演奏が好きで音楽が好きなのだ。
演奏が出来ない、人と自由に会えない不便とストレスが、
その事に僕も学生も気付く数ヶ月になったのだ。
そして、先月からまだ100%でなくとも学校で仲間と会い、楽器が吹ける学生たちの喜びよう(と同時に新入生のまだ慣れない緊張度とのギャップもまたこちらは嬉しい😅)

先輩となった在校生も1年生とのコミュニケーションの方法を色々と模索しています。

そして皆本当によく練習して来ています。
私のクラスの新入生は夜学で学んでいた。
去年の秋からホルンを始め(中学時代はユーフォニアムだったそうだ)某楽器店での個人レッスン教室に数ヶ月通って、この学校を選んだ。

勤務校(母校でもあります)は昔から有名大学の受験を経験して入学する者、上記のように
『まだ(ホルンでの)合奏経験の無い』者、
社会人を経験して学費を作ってから入学する者、今は居ないが入試後に
「受験した楽器では合格点に満たないが、◯◯(専攻性が殆ど居ない)でなら入学出来ます」と言われ、音楽学校から専攻楽器が変わる者も居ました。

過去に音響ビジネス学科に入学し、その後管楽器に専攻を変えてプロ奏者になり、我が校の講師を勤める先輩も居ます😅

専門学校ならではの自由度(勿論戸惑う人も居るでしょう💦)が『この学校の特徴である』のでしょう。

まだ大きな形態の合奏は出来ない(オーケストラも現在は現在は弦楽器のみ。それに管楽器は講師と助手のみが入ってMozartの交響曲をやっています。後期には管打楽器も学生に入ってもらう予定ですが、世の中の動向次第としかまだ分からない状況です)けど、学生も教員も楽しんで音楽を学んでいます。

久々に投稿したので長文になってしまいました🙇🏻🙇🏻
お読み下さった方、ありがとうございました。
今年は水曜のみが僕の出勤日、休憩入れて9時間超えの勤務ですが帰宅すると配偶者作のご馳走が毎週待っていますので、勤務後は真っ直ぐ帰宅してます。
(関係者の皆様、付き合い悪くて本当にごめんなさい)