タッドウィンドシンフォニーの
【ニューイヤーコンサート】
を終えて(ご来場の皆様、出演者の皆様、そしてご協力下さった皆様ありがとうございました)
金曜日に北海道は函館に入りました。
空港には雪だるまのオブジェが(^^)
思わず「アナ雪」の例の台詞が浮かびました(笑)
土曜日と日曜日に開催された、
『函館地区個人コンクール』
『アンサンブルコンクール』
の審査員としてお招き頂いたのです。
主催は『全日本吹奏楽連盟』を主軸とする全国各地のエリア→都道府県→地区と細分されていて、各地で規定時間内に規定内の編成での演奏を聴きます。
この時期はアンサンブルコンテストの全国大会の予選として扱われています。
ソロコンクールは各地区でレギュレーションは様々。

略して【吹連】主催のこのコンクール審査員、私は殆どやりません。30代の頃から経験がありますが平均的に年間で1回です。
何故か僕は北海道~東北ばかりで最南西が静岡県ですね。沖縄県出身ですが(笑)

私も所謂「吹奏楽小僧」を自負してますし、聴くのも演奏も好きです。楽曲もそこそこは知識がある(つもり)ですが、審査やバンドのレッスンはあまり行きません。お断りしてる訳でもありませんが、「審査員エキスパート」も多くいらっしゃるので(笑)

少しだけ私見(誤解していたらご指摘下さい。改めます)を言うと、審査員依頼元が【吹連】即ち『当該コンクールにエントリーしている学校(団体)の指導者だったりするので、「何だか変だな」と思っていますし、
最近、SNS上で「まだコンクール開催期間中なのに審査員同士や主催側と一緒に食事🍺」している写真に疑問を持っていました。

今まで私に依頼してくださる方は
①あるプロ奏者から「同じ日程で2ヶ所以上依頼されたので紹介するから空いてたら行って」
又は、今回のように
②全く出演する事のに関係していない学校の
校長先生からのご紹介

です。

とてもフェアだと感じたのでお受けしました。
(所属オーケストラの本番はありましたが、タッドウィンドの本番も先に決まって居てどのみち降り番を頂戴していました)

そして審査開始。立派な響きの素晴らしいホールでした。

実は審査員を受けると朝から夕方まで「真剣に聴く」事で耳と神経をとても使うので自分の楽器の練習の時間を取るのが難しくなるのです。

この地区は両日とも午前中がソロコンクール、午後からアンサンブルコンクールでした。

とても素晴らしい演奏の数々、特にソロコンクールは共演ピアニストが全てしっかりとした演奏をされていて、演奏が破綻する奏者が1人も居なかったのです。
私の配偶者も管楽器の伴奏共演を生業としていますが、やはりピアニストがしっかりとアンサンブルしてくれると吹き手は安心して演奏出来ます。
ホールの響きも手伝って、勤務校の実技試験のレベル(私見ですが「そのまま管打楽器コンクール受けても良いのでは」レベルの演奏も)

アンサンブルも「指揮者が居ない演奏」なので個々の技術と奏者同士の音楽の共有、「人の話を聴く」部分と「自分が意見する」部分の見つけ出すこと、ようは全体譜(スコアと言います)をしっかりと見ること。
このレベルが非常に高かったです。楽しく聴かせてもらった・・・どころか刺激を受けて開催両日とも終了後にホールでしっかり楽器の練習をさせてもらいました(笑)

そしてここでもフェアだったのは初日終了後に審査員同士も主催者とも食事など交流する事がなかったのです。
大会終了まで審査員同士が顔を合わせるのは開演前の打ち合わせ・休憩中・審査集計結果が出た後の確認(自分の付けた点数に間違いがないかの確認だけ。ミスがない限り集計結果が審査員の協議で変わることはまずありません!!)
だけです。今回の審査員の皆様と楽屋で。

なので今回は配偶者も連れてきて初日は函館の夜景を見て



2人で居酒屋で食事。気に入った店を見つけ二日連続で通いました(笑)





美味しかった~

で全日程が終了して、夜にはじめて主催者と審査員の食事会。
この場でも各テーブルに審査員が散らばり、現地の先生方との交流ですが、真面目な質問や現状の話、将来へどんな事をすべきか、私の担当するホルンについての指導方法や音の作り方などの質問など、先生方もとても真剣でした。

素晴らしい雰囲気で会が終わり、配偶者と合流。二次会までご一緒して失礼しました。

とてもフェアな「一期一会」な運営、演奏レベルの高さ、とても楽しい時間を過ごしました。

今日は飛行機は最終便、少し観光して帰京します。

お世話になった皆様、ありがとうございました。またどこかでお会い出来ます時があれば嬉しいですね。