昨日は学校にてレッスンの合間に約90分、今日は自宅で約二時間半(学生時代から個人練習時間はその程度です。長時間取っても無駄吹きしてしまうので)、個人練習が出来ました。
今日はウォームアップ(下降系のフレーズを中心に。スタート地点の音域を下げたり、高音域からスタートしたり)ののち、
モーツァルトのホルン協奏曲4曲を一気に通し。
モニターとしてとある団体・ソリストのCDを聴きながら通しました。

CDを使う目的は二つ、
①、「自分の音だけを耳元で聴きすぎない」これは、自分の音が数メートル~数十メートル先での聴こえ方をシミュレーションすることも必要なので。特にホルンは壁も意識しての反射も考慮する必要があるからです。
ただし、自分の音しっかり聴く練習は「別メニュー」で時間を取ります。そのときは壁に出来るだけベルを近づけて、発音と音の最後の処理を聞きます。

②、協奏曲を演奏するときは「弦楽器群のニュアンスや音程感に耳を傾けるため」
常に共演者とのフレーズのコミュニケーションが大切です。元々がピアノとの曲ならその共演者とのコンタクト、協奏曲ならオーケストラとの共演が1番なので、共演者の音楽も理解すべきです。
幸いにもモーツァルトの協奏曲は世界中の奏者とオーケストラがCDを出しているので、色々なオケのスタイル、アーティキュレーションに興味を持つことは大切でしょう。
ちなみに今日はアメリカの某オーケストラです。A=440~441Hzの演奏でした。
今日は全てのスラーを取り払い「更地」で多くのタンギングの種類を試しました。

吹く時の姿勢として「常に楽器を身体に持ってくる」ように意識して、タンギングそのものが首や鎖骨周りに余計な力みが無いようにチェックしました。
力みがあると協奏曲は通せなくなるはずなんです。今日は敢えて4曲通してみましたが、唇や首に妙な疲れ方はありませんでした。「今日のところは」OKでしょう(笑)

学校では学生たちが「年度末実技試験」「卒業(修了)試験」、そして今年はプロのオーケストラのオーディションも集中しており、大きな曲を一生懸命練習しています。
でも気を付けてほしいのは、
【焦っても良い音と音楽には繋がらない】
事です。

こちらについて思った事は、また後日に書かせて頂きます。

ありがとうございました!