とりあえず
インターネットなどの世界での議論において
二項対立で際限なく議論をする前に
自身が何をしたら勝つのか負けるのか
決めてから議論をしたらいいのではないだろうか。
スポーツの試合に時間の制限があるように。
勝利
・
要求されている/している指標を満たしている。
敗北
・
要求されている/している指標を
満たすことから離れている。
東洋哲学と宗教においては勝利と敗北の判定要件とは
依存している自身の執着で判定されるという。
身長で勝ち負けを決めるなら
身長に対する執着、
体重で勝ち負けを決めるなら
体重に対する執着、
BMIで勝ち負けを決めるなら
BMIに対する執着、
体脂肪率で勝ち負けを決めるなら
体脂肪率に対する執着、
でも自然界で最強に近い動物である
ホッキョクグマの体脂肪率は30~50%あるらしい。
市場取引なら
変動幅で利益を出したいなら変動幅に対する執着、
最近は商品が神経質な動きをしている。
在庫も少なく持つようにしていて
在庫の回転回数を多くするために
在庫の回転期間を短くしているから?
これではまるで
ディーゼルエンジンではなくて
ガソリンの2ストロークエンジンみたいだ。
お金の多寡で勝ち負けを決めるなら
お金に対する執着、
でもお金がたくさんあると税金をかける理由になる。
人の多寡で勝ち負けを決めるなら
人に対する執着、
でも人が多いのも税金をかける理由になる。
自分が何したら
勝つか負けるか決めないで尽くす対象で依存して
勝ち負けを決めてもらうという
受け身な学生の論理では
勝てないのが今の時代かもしれない。
ゲーム機を買うときだって
店頭に入って探していて
目当てを見つけたら買われたよりは
インターネットで探さなくていい
お金を余分に払うとしても
探さないで指名買いができる
方が良いからゲーム機の値段が上がっているのだろう。
いくらゲームが下に見られていても
ゲームが提供しているのは
「欲しい時に欲しい物が欲しい時期に
欲しい値段で欲しい量を欲しい順番で買える」
からでありそれが “オフライン” の強みなのだろうか。
拡張拡大路線を志向している業界なら
お客さんであれば
「誰かの “お手つき” ではない人」であり、
「昔読んでいなかったけど今読んでみたくなった人」は
「一方通行」で無視しているし、
「戻ってきた人」も
「誰かの “お手つき” ではない人を連れている人」で
目当ては「誰かの “お手つき” ではない人」であるし、
「趣味・嗜好・興味・関心」は「ニッチだから」と無視をするし、
それでそのニッチを育て上げている
ところから足元見て安い値段で買い叩くし、
そしてその空白になった部分を突かれて業界が潰れる。
「生え抜き」が欲しくて他の人の色がついたお客さんは
「余計なこと吹き込むから~」と排除して
どんどん世界が狭くなって内向きになっていく。