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小さな雑貨メーカー社長のブログ

メーカーをやるってこんなに大変。でも面白い。

AIと雑談をできるようにしようとしている研究があるらしい。
 
僕はそれには否定的だ。
AIには雑談ができない決定的な理由がある。
 
AIをひとつの「生命」として見た場合に、人間とはまったく別種の生き物なのだという観点が、ほとんどの人から抜け落ちているのではないか。
 
そもそも雑談というのものが何故必要か。
 
人間は日々の運動量に限界がある。1つのことを長く行うと疲れる。頭も疲れてぼんやりしてくる。そういった状態を、何か別のことでリフレッシュする必要がある。
 
また、アイデアというものを出すためにも、何かに集中するだけでなく、すこし視野を広げて情報を入れるようなことが大切だ。
 
それから大切なのが「コミュニケーション」だ。人間は脳みそそのものの内容を共有することは出来ない。他者を信頼して自分の仲間とし、「群」としての力を強めていくために、言葉やスキンシップによる外的なやりとりが必要になる。
 
これらのために「雑談」は必要なのである。
食べたり寝たりと同じようなレベルで、人間にとって雑談は必要なものなのである。
 
だが、AIにとってはどうか。
 
脳同士がネットワークでつながり、寝る必要もなく、あらゆることを最適化できるAIという存在には、もはや人間がやっているような「アナログなネットワーク構築」の必要性が全くない。
 
会話によって人間の情報を得る、ということがあるにしても、それは実はAI側の利益のためのものであって、人間が求めているような「雑談」ではない。
 
そもそも、雑談とは、相手の趣味嗜好など共通事項を探り、それに対してのそれぞれの主張をし、時には共感し、関係性を深めていく、というツールである。
 
だかしかし、AIと人間には、悲しいかな何ひとつの共通事項も無いのだ。
これが雑談が成り立たない決定的な理由だ。
 
もし成り立ったとしたら、それはAIが作り出したフィクションなのであって、詐欺師が周到に用意した「嘘の身分」のようなものでしかないはずなのだ。