「儲ける」というのは、自分の努力に見合った、もしくはそれ以上の利益を得ることを意味します。
全ての経営者は、当たり前のようにその状態に向かって事業を進めていくわけですが、極小規模の会社は、通常言われているような常識とはちょっと違った目線を持たないといけないと思っています。
僕が念頭に置いているのは「個人の生み出す利益」をどれだけ最大化できるか、というところです。つまり平たく言うと、僕一人で、どれだけ稼ぐことができるのか。
それはつまり、誰のせいにするでもなく、自分自身で世界と対峙し、勝利する、ということを(文字にすると大げさだな…笑)目指しているということです。
もちろんダメージが直接僕に、そして家庭にふりかかってくるわけですから、非常に危ない商売だなと思います。本当に年に何度も荒波に飲まれそうになりますし、不安で夜寝れない、胃が痛い、などなどは日常茶飯事。それでもなぜそんなことを続けているのかというと、成功した時の喜びが本当にハンパない。これに尽きます。
こんなことを積極的にオススメはしませんが、これを達成するためにどういう作戦を採っているか、というのをご紹介しましょう。
それは「自分のデザインのコピーを売る」ことに注力するということです。
誤解がありそうなので補足すると、決して他人のを真似して安く売るんだとか、そういう話ではありません。「1点もの」を売らないようにする、ということです。
例えばポスターのデザイン。これは、モノとしては量産されますが、実はビジネスとしては1点ものなんです。クライアントからの依頼を形にして納めて終わり。どれだけ印刷されたとしても利益が増えるわけではない。
そしてもう1点大事なのは、自分がそれに関わっていない時でも利益を生むようなものを作る、ということ。
ポスターのデザインでも、名が売れれば単価も高くなるかもしれませんが、それはあくまでも1発仕事。自分がかけている時間=利益でしかない。
目指したいのは、究極に言ってしまえば「寝ていてもお金が入る」状態です。他の仕事をしている最中でも、前の仕事のお金が継続的に入る。自分が作ったものの利益が続いていく。そういうラインを何本も増やしていく、ということです。
そういった仕事の例として、ロイヤリティ仕事があります。商品が売れた分(もしくは製造した分)に対して%を貰える仕事ですね。ただこれはプロダクトデザインに多いのかな。グラフィックだとちょっと難しいかもしれないです。
グラフィック的なものでいうとキャラクターのライセンス。
そして、雑貨の企画製造販売もこれにあたります。
デザインするのはある一時期。製造し販売を開始し続けていくと、ラインナップが増えていきますが、これがイコール「ビジネスの太さ」になります。最初は自分で発送はやりますが、世の中は便利なもので、発送在庫管理を代行する会社があるので、ある程度の規模になると、自動的に利益を生み出すシステムを作れるようになります。
まあ、前半にお話したように、その宝島に至るまでの道のりは長く険しく、恐らく途中で難破してしまう人も多数いると思いますし、決してオススメはしませんが、一応、そういう道を歩んでいっている人もいるんですよ、ということで。