宙に舞うレジ袋が言葉に対する風当りなら
風の温度が関心で、強さは評価の数になる
星屑が夢の数なら、星空の見えない都会は儚い
私たちが知らぬ間に手にしている矛と盾は
他の生物からしたら、ただの脅威でしかない
環境を考える子供たちの授業で出た結論は
「地球が泣いているから、力を合わせて廻してあげよう」
降り出す雨は涙で、昇る太陽は怒りの熱を
月は淡く悲しい光を放つ
季節外れの華が咲くのは、驚いて目が開くのと同じ
魚は情に熱い海が苦手で、北に逃げていく
交差点で定刻に優しさを滲ませて
通りすぎる人たちと輪を作れば
地球は精を出して廻ってくれるのだろうか
楽しい時間は早く過ぎるけど
一日二十四時間に変化は起きないと気付いた時
飽きが生じて慣れ合いになるのがオチなのだ
矛を振りかざす人を、盾を持って追いかける人がいる
監視カメラが第一発見者でも、その縮図は同じだと言う事を
地球は私たちに教授してくれているんだ
だから
台風みたいな、竜巻みたいな、地震みたいな喜怒哀楽でも
四季折々の春夏秋冬を、五感がきちんと認識すれば
幸せや本当の優しさなんだって理解した時
飛び乗った最終列車の中で一瞬、気絶したくなった

