大きな洗濯槽の中で
昨日 汚れた衣類が廻っている
その横を通り過ぎる掃除機
遠くに食器を洗う私
「汚れるために生きているみたいだね」と
空飛ぶ埃が笑う
くしゃみの後に開けた窓から
爽やかな日射しと風
吸い込んで浄化される焦燥、心地良く
部屋中のごみをかき集めている私の瞳は
くすんでいると思いきや
煌めきに満ちているではないか
干した洗濯物の数だけ優しくなれたらいいのに
途端に訪れる
暇と退屈の区別について考える
電線の上にいるカラス
路地裏を彷徨う猫
散歩をする犬
私は彼らを見つめて弄ぶ暇、埋める退屈
次に来る休日や長い未来の事を想像する時
永続的に繰り返す暇と退屈を恐れて生まれたのが
エンタテインメントなのかもしれない

